2022.01.15 ON AIR
【ブルーノ・マーズ Part2!】Kyoto Jazz Massive 沖野修也さん、DJ TAROさん登場!

今週はブルーノ・マーズPart2!ゲストは引き続きKyoto Jazz Massive 沖野修也さん、DJ TAROさんをお迎えしました。

■クラブミュージックシーンを牽引してきたDJ 沖野修也がセレクト!
「フロアでかけたい!クラブで人気のブルーノ・マーズ ナンバー」TOP3!!!


沖野:悩みましたね。もう日々相場が変動しております(笑)

3位:Treasure

沖野:これはキッズDJが大人を踊らせるという伝説の曲ですね。2週に渡ってアピールしておりますが(笑)
グローバー:プレイしててどこかのタイミングでこの曲で締めたいと言い出したんですか?
沖野:そうなんですよ。最後それにたどり着きたいって言うから“じゃあね、今これでしょ、ここからその曲の間にかけたい曲を逆算して次の曲を選ぶんだよ”みたいなレクチャーもしちゃって。
グローバー:じゃあDJの教科書に載るような1曲ですか?
沖野:ですねー。あとやっぱこのハッピーな感じがね、エンディングに良かったですね。僕なんかはやっぱりこういうハッピーな曲で人と一体感を持ちたいタイプなんで、そういう意味でもねダンスフロアで一体感を作るにはもってこいの曲です。

2位:24K Magic

沖野:これ出た時は本当にびっくりで、それまでUptown Funk派だったんですけど“あれ?ブルーノ・マーズ、オリジナルいいじゃん!”みたいな(笑)で、僕のアーカイブの中の80’sっぽいものとも親和性高いんで、DJプレイにユースフルっていうか割と実践使用できる感じですこの曲は。

1位:Skate

TARO:キター!嬉しい!僕はもうローラースケートずっとやってたんで“Skate”に当然反応しちゃうんですけど、沖野さん的にはこの曲はどこが1位なんですか?
沖野:このフィリー・ソウルっていうか、このストリングスの感じとこのテンポ。だから当然僕としては家を探せばいっぱいアーカイブあるはずじゃないすか。でも古い音楽をそのままかけるよりもやっぱ今の音楽とちゃんと並列したいんですよ、その時にこの曲は僕のアーカイブを引き出すマグネットのような役割ですよね。
グローバー:これをかけることによって、他にこれもあれもかけられると。
沖野:はい。ストリングスのアレンジがいいですよね、メロディももちろんいいんですけど“こんな綺麗なストリングス使いますか”みたいな。

■『Finesse』

グローバー:沖野さんも大のお気に入り、そしてTAROさんは音楽シーンに衝撃を与えたとおっしゃっています「Finesse」これはまず沖野さん、どういったところが大好きですか?
沖野:やっぱりこのニュージャックスウィングが実はイケてるんだよ“っていうことを再認識させたという意味で凄いなと。
グローバー:ニュージャックスウィングっていうのは大ブームになって1回すたれた。
沖野:はい、だからまあ若かりし頃のねちょっと恥ずかしい思い出もあるかなぁみたいな(笑)
グローバー:このビートのこと言うんですか?
沖野:そう、それが“あれ?イケてんじゃないの?”みたいな。あとサビのコード進行も好きでちょっと切ない感じがたまらないすね。
TARO:これ実はあんまりこうメロディーとかコード感的に盛り上げていかないんですよね。当時のニュージャックってとにかく派手にっていう感じがあるので、そこがかっこいいなぁって思うんですよね。
沖野:そう、なんかねニュージャックの体裁をとりながらちょっとサウダージ感覚っていうか。
TARO:ああ、そうですね。
沖野:懐かしいっていうよりもちょっと切ない曲調。だからアゲてないところがまたかっこいいですよね。
TARO:そうなんですよ、音もそんなに多くないし、すごく洗練されたニュージャックですね。だからかっこいい。
グローバー:DJ TARO さんも大好きで『SATURDAY NIGHT VIBES』でもニュージャック特集やってんの私もスゲー!と思って聴いてましたけど、この『Finesse』はフロアでも結構かけます?
TARO:かけますかけます、ニュージャックってもう30何年経つんですよね、1980年代の後半で。当時いちばん踊れるスタイルだっていうとこでダンスフロアでヒットしたのがニュージャックのスタイルなんですよね。このちょっとスイングしたドラムとドタドタしたヒットの音とね、分厚いシンセと癖のあるボーカルみたいな。当時はやっぱりそういうスタイルがひとつの時代だったと思うんですけど、ただ僕はずっとニュージャック好きで。で、意外とヨーロッパではここ数年ニュージャックの曲ってちょいちょい出てたんですよ。ただ、なかなかアメリカのマーケットでヒットまではいかないんですけど、僕はその辺も拾っててずっと番組でも“絶対ニュージャックくる!絶対また来る!”って言ったらキタすよ!まさかブルーノ・マーズがやるとは思わなかったんですよ。でもこの『Finesse』が出た以降ニュージャックスウィングだけじゃなくていわゆる80’sテイストのエレクトロファンク然りなんですけどこの時代のブラックな曲がまた戻ってきたんですよね。それがやっぱりまたカッコイイ。それがいちばん大きいかなと思いますね。

■キャッチコピー

沖野:「ブルーノ・マーズとは…サクシー 」である!
グローバー:あれ?セクシーじゃないの?(笑)
沖野:えっとね、“策士”ってほら秘策とか、企む人。とセクシーを掛けてみました。
グローバー:なるほど。
沖野:セクシーなだけでなく音楽トレンドを牽引する策士でもあるという。

TARO:「ブルーノ・マーズとは…キング・オブ・スウィング」である!
“キング・オブ・ポップ”といえばアイコン的には存在がもう本当にネクストマイケルになり得る広く音楽のスターだと思うんですけど、人の心を揺さぶる音楽を常に作る意味での“スウィング”ジャンルっていうよりもあらゆる音楽性で人の心を掴む、揺さぶってくるっていう意味で僕は“キング・オブ・スウィング”にさせていただきました。

グローバー:次のスウィング、彼はどこに触れていくのか楽しみで仕方ないですね。

2週に渡る『ブルーノ・マーズ』ラストは「24K MAGIC」で締められました。

PLAYLIST

Lighters ft. Bruno Mars / Bad Meets Evil

Skate / Silk Sonic

Too Good To Say Goodbye / Bruno Mars

Finesse / Bruno Mars

Still Sexy / Flamingo Cartel & DJ Taro feat. Alex James

24K Magic / Bruno Mars


◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。

■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■沖野修也さんの詳しい情報はオフィシャルサイト
■DJ TAROさんの詳しい情報はオフィシャルTwitter

来週のテーマは、アーティスト活動40周年を迎えた日本を代表するギタリスト、布袋寅泰!ゲストはお笑いコンビ ダイノジの大地洋輔さん、音楽コンシェルジュ ふくりゅうさんをお迎えします。お聴き逃しなく!