今週は布袋寅泰Part2!ゲストは引き続き、
お笑いコンビ ダイノジの大地洋輔さん、音楽コンシェルジュ ふくりゅうさんをお迎えしました。
■ライブの魅力
グローバー:早速ライブの話から伺います。
大地:ステージングがもうとにかくカッコイイすね。
グローバー:いま思ったんですけど、動き出す前から、僕、布袋さん知ったのって最初友達が持ってたギターにすごいシールいっぱい貼ってて、それがカッコイイみたいな。
大地:ボディのところですね。
グローバー:そう、いわゆる布袋デザインという。だからなんかビジュアル面のパワーっていうのも凄いですよね。
ふくりゅう:ローリング・ストーンズの“べろ”みたいな。それが布袋マーク。
大地:あのギターを見て、学校の黒のカバンの裏は白のテープ貼りまくって布袋MODEL作ってましたよ。
ふくりゅう:これ、結構やってた人居ますよね。
大地:やってますよね!ギターに貼るのももちろんですけど、ギター以外にもどんどん貼ってやれっていう。黒いもの見たらだいたい白いテープ貼って布袋モデル作るんですよ、みんな(笑)それぐらヴィジュアルとかアート的なものだったりとか、ステージ衣装だったりとか。
グローバー:選べないかもしれませんがそういうステージング含め見た目含めパフォーマンス含め、このシーンがたまらないんだよねってありますか?
大地:難しいなぁ、、まあコーラスしてる時ですね。BOØWYの『GIGS』の時の多分「PLASTIC BOMB」かなんかの時、コーラスを歌ってるんですね。そん時に目をギョロギョロ動かすんですよ。
ふくりゅう:あ!カッコイイですよね、いま浮かびました。
大地:目も使うんだ!と思って。あれはすげえ痺れましたね。
グローバー:今、歌舞伎もやられてる大地さんですから、ちょっと通じる?
大地:グローバーさん、いいこと言いました。見得というか、どこか通じるものありますね。
グローバー:ふくりゅうさんはいかがですか印象に残ってるステージング。
ふくりゅう:布袋さん、BOØWYもそうなんですけどライブアルバム結構いっぱい作っていて、ライブ盤のカッコよさってのもまたあるんですね。パフォーマンスってところで言うと「MERRY-GO-ROUND」っていう曲があって、これの武道館でやったバージョンがめちゃくちゃかっこよくてアルバム『GUITARHYTHM II』に収録された曲なんですけど、カッティングがめちゃくちゃヤバイんですよ、迫力が半端ないです。布袋さんはどんなプレイでも天下一品なんですけどこの35周年の武道館ライブのライブ盤で聴けるこの3分42秒からの高速ギターカッティングは鳥肌モノ。
グローバー:細い(笑)
ふくりゅう:覚えといて欲しい、3分42秒からの高速ギターカッティング。
■世界を制覇したエアギター魂が震える!ダイノジ大地セレクト
「パフォーマンス姿が最高にカッコいい布袋寅泰ソング」TOP?!!!
大地:やっぱ最初に観たBOØWYのイメージがやっぱ強いんで、BOØWYのセクトになってしまうんですけども。
3位 BOØWY「Baby Action」1985 年
ふくりゅう:うわ、キタ!リフもカッティングも両方カッコイイ。
大地:もう詰め合わせですね。本当にカッコイイんですよ。しかもこの曲の時、いわゆる布袋さんムーブがあるんですけど、カッティングと同時に左足を上げながらね、あれがカッコイイ!つま先をちゃんと伸ばしてないとかっこ悪いんですよ。
グローバー:大地さんエアギタープレイする時はつま先は?
大地:つま先は立てますよ、シュッって。 僕は中学で痺れてるんで、エアギターやった時どうしても布袋さんが出ちゃうんですね。実際僕ギターまったく弾けないですけど、布袋さんみたいなギタリストになりたいなっていうのが全部詰まってるのが「Baby Action」とかエアギターでしたね。
2位 BOØWY「BEAT SWEET」1986 年
大地:このイントロ!弾いてる様がもう神々しい。これギターがドラムの裏かなんかで入るんですけど、このギターが入ってからのグルーヴ感、それがすげえなって、カッコイイ!前にBOØWYのドラムスの高橋まことさんに聞いたんですけど“入りが超難しいんだよあれ”って言ってて。そうなんだ!って。それを軽くやる布袋さんも凄いし、高橋まことさんも凄いし。バンドマジックですこれ。
1位 BOØWY「PLASTIC BOMB」1987 年
大地:これが好きなんですよねー。エアギターをするっていうのももちろんですけど、曲としての完成度がすごく高すぎて、もう我々キッズ、当時全員惹きつけられましたもんね。この「PLASTIC BOMB」という曲に。
ふくりゅう: BOØWYの中でも「B・BLUE」「Only You」「マリオネット」からさらに「PLASTIC BOMB」って進化してる。なんかメロコア感があるっていうか次の時代の音楽的要素が込められてますよね。これBOØWY解散しなかったらもっと何かいろんな夢が見れてくる感じがしちゃいますよね。
大地:確かに確かに。
■バラードの名曲
グローバー:胸にしみるバラードも名曲をたくさん作ってくれている。大地さん、名バラード、パッと浮かぶのは?
大地:やっぱ今井美樹さんの「PRIDE」ですよね。初めて聴いた時“こんな曲も書けるんだ!”と。もう目から鱗どころか角膜も落っこっちゃうぐらいのすごさ。布袋さんの底知れぬ才能と言うか。
ふくりゅう:国民的ヒット曲になりましたもんね。
グローバー:キャリア色々積み重ねてきた中でまた一つの到達点かもしれませんね。プロデュースをして自分じゃないシンガーにこれだけ大ヒットを作り出すっていうのは職人としての腕ですね。
大地:しかもロマンティック感もありますよね。絶対布袋さんの中に乙女が居ると思いますよ。
グローバー:ふくりゅうさんは音楽コンシェルジュセレクトでいくといかがですか布袋さん名バラード。
ふくりゅう:めちゃくちゃ悩むんですよ、ちょっといい曲が多すぎるから。「YOU」っていう名バラードがあって、当時チャゲアスとかが全盛で流行ってたんですけどクラスのみんなに「YOU」の方がいいからって広めたり。「ラストシーン」っていう名曲、大橋トリオがカバーもしてたり凄いいい曲があるんですけど、あと「FLY INTO YOUR DREAM」 っていう後半ギターソロがもう半端なくカッコイイ、天へ届くかのようなギタープレイの凄さ。あとそうだ、たまたまスタジオでデヴィッド・ボウイが隣のスタジオに居たっていうそんな時に作った「薔薇と雨」という曲もあって、それもすごい良かったりするんですけど、でもやっぱ最新アルバム『Still Dreamin'』にも収録される去年6月に出したシングル曲で「Pegasus」っていう曲があって、そのカップリングに「10年前の今日のこと」って曲があるんですけど、これがめっちゃくちゃいいんですよ。布袋さんてフォーキーな曲や雰囲気ってこれまでイメージなかったと思うんですけど、初めてそういうタイプの曲ですごい独白的な歌詞を持っていてこれなんか人間賛歌っていうかほんとそれこそ愛を感じる曲だなぁと思って聴いて欲しいなと思いましたね。
■キャッチコピー
大地:布袋寅泰とは… 地元のカッコイイ先輩の集合体」である。?
音楽とかやっぱギターのカッコよさとかそういう全てを教えてくれたっていう感じですね。なんかなんかあの先輩から 縁起の良いとか調子が詰まってるそうです寅年ですか
ふくりゅう:「布袋寅泰とは…世界に誇る日本の宝」である?
去年パラリンピックでもギタープレイを聴かせてくれたんですけど、1996年にアトランタオリンピックでもギターソロで実は出演されてるんですよ、それ凄いことだなと思うんですよね。さらに『キル・ビル』のテーマソングであったりもそれが一人歩きして世界中のスポーツのスタジアムであったりいろんなところで布袋さんの曲が流れていると。しかもこの10年の間まあ今パンデミックなのでなかなか難しいんですけど、数年前布袋さん本当ギター一本抱えて世界各国のいろんなライブハウスだったり巡られていたっていう流れもあるので、布袋さんが海外を見て日本の音楽、自分らが積み上げてきたポップミュージック、ロックミュージックっていうのを世界へ通じて広げていこうってその意気込みがやっぱすごいなと思いますね。
2週に渡る『布袋寅泰』ラストは『BEAT EMOTION』で締められました。
■今回の「MUSICOLOGY」は、東京駅前、常盤橋に開かれた新しい街
“TOKYO TORCH”プロジェクトの第一弾となる“常盤橋タワー”にある『My Shokudo』からお届けしました。
PLAYLIST
MERRY-GO-ROUND (Live at 武道館) / 布袋寅泰
PLASTIC BOMB / BOØWY
10年前の今日のこと / 布袋寅泰
BAD FEELING / BOØWY
TEXAS GROOVE feat. SHEA SEGER / 布袋寅泰
BEAT EMOTION / 布袋寅泰
◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。
■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
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