2022.03.05 ON AIR
【Justin Bieber】Da-iCE 花村想太さん、パフォーマンスチーム s**t kingzのOguriさん登場!

今週は、21世紀のキング・オブ・ポップ、ジャスティン・ビーバー!
ゲストにDa-iCE 花村想太さん、パフォーマンスチーム s**t kingzからOguriさんをお迎えしました。

■ジャスティン・ビーバーとの出会い

グローバー:花村さん、ジャスティン・ビーバーとの出会い覚えてますか?
花村「Baby」っていう曲をまず最初聴いたんですけど、当時僕はCDショップでCD 売り場を作る係だったんですよ。で、なかなか洋楽のCDって邦楽に比べると売れないというか手に取ってもらいづらいんですよ。ただ、その時は若い方から30代ぐらいの男性女性いろんな方がそのCDを買っていく。それで自分も聴いてみようと。で、1曲目、この「Baby」っていう曲をまず最初聴いたんですけど、自分よりも年下の男の子がこんな表現をしてるんだっていうのに衝撃を受けて。
グローバー:あの時何歳ぐらいですか?
花村16歳とかじゃないかと。驚きましたね。そこからずっとチェックしてます。
グローバー:今言葉にしてみると何が違ったんでしょうね?
花村フレッシュさの中に色気があったんじゃないかなと思いますね、当時から。今思えば若々しいだけじゃなくて、なぜかこの16歳の男の子に色気を感じるんじゃないのかな?と。

グローバー:ジャスティン・ビーバーとの出会い、Oguriさんはいかがですか?
Oguri:最初聴いたのは「Baby」だったんですけど、当時、自分が24〜5とかで、しょっちゅうアメリカにダンスの勉強しに行ったりしててなんか“そういう流行りモノ聴かねえぞ”みたいな。
グローバー:わかる!24〜5はもうね。舐められちゃ困るという。
Oguri:そうなんですよ、尖って尖ってみたいな気持ちでいたので、ジャスティン・ビーバーの「Baby」を聴いた時に“ハイハイ、でたでた、キャーキャー言われるやつでしょ、オレは聴かねえぞ”と思ってたら「Somebody To Love」っていう曲でアッシャーとフィーチャリングして曲を出して。アッシャーと言えばダンサーとしても本当に崇め奉るというかアッシャーに憧れてすごいダンス練習したりミュージックビデオを観たりみたいな存在だったので“そのアッシャーが認めたのかこの男を”みたいなすごい変な目線でミュージックビデオ観たら、当時アメリカでダンスチームが争う「America's Best Dance Crew」っていうテレビ番組があったんですよ。そこで凄いスターダンサー達もたくさん生まれていてそういうダンサーたちがことごとくこの「Somebody To Love」のミュージックビデオに出演してて、もうダンサー界でもすごく話題になりましたし“あの人出てる、あの人も出てる”みたいな。Rinoさんとかも出てるんですよ。Rino Nakasoneさんっていうそれこそシャイニーだったり少女時代の振り付けとかもしている女性ダンサーの方なんですけど、当時アメリカで「ビートフリークス」っていうチームを組んでおりましてとそのビートフリークスとして「Somebody To Love」のミュージックビデオに出てたり。
グローバー:そういう人たちはこのジャスティン・ビーバーの存在ってどういう風に見出したんですか?
Oguri:多分当時の同じ歳ぐらいのダンサーたちも素直にそこに行きたくない気持ちがあったと思うんですけど、でもやっぱりミュージックビデオ観たらパフォーマンスもカッコいいし音楽もカッコいいしなんかそのクオリティにちょっとこう文句を言えなくなるというか、ちょっと認めざるを得なくなる“この人はちょっと違うぞ”っていう感覚を悔しながら得た気がして。
グローバー:なんかそういうのも分かるんですよ、頑な心を持ってるからマイウェイ行くんだって。アーティストってみんなそういう気持ちでいくけど、そこをこじ開けてくジャスティン・ビーバーの力ってそれこそこのミュージックビデオのアッシャーも何か楽しそうだし、色んなコラボやってくんだけどみんなすごい活き活きと楽しそうにジャスティンと絡んでいくというのは彼の力なんでしょうね。
Oguri:はい、なんかその魅力をまじまじとつき付けられた気がしました。
グローバー:今改めて素直な心でジャスティン・ビーバーってここが素敵だよねって言葉にできることあります?
Oguri:すごくダンサーとして愛を感じるのが「ムーブメント」っていうプロジェクトがあるんですけど、自分の曲に自分は出演しないでダンサーがその曲で作品を作ったものをミュージックビデオとして世に出したりしてくれるんですよ。出てるダンサー達も本当にトップの人達だったり、しかもいろんなジャンルのダンサーをフィーチャーして。っていうその視野の広さだったり、ダンスへのリスペクトだったりがすごくダンサーとして嬉しいしこんな作品を世に届けてくれるっていうことが感動しますね。

■コラボの魅力

グローバー:色々なコラボでジャスティンのファンはどんどん増えていったんだと思うんですけども“このコラボやられたな”というのは花村さんありますか?
花村「Baby」と同じ時期なんですけどジェイデン・スミス君とコラボした「Never Say Never」という楽曲。当時、僕「ベスト・キッド」っていう映画がすごい好きでジェイデン君が出てるんですけど、それのエンディングで使われてたんです。なんかこう若い世代の本気を見たと言うか、ジャスティンも若いんですけどジェイデン君はもっと若かったり、この若き二人がこんなにパワーのある曲を歌ってるんだっていうのがすごく衝撃で、僕結構年下にハードル高いんですよ、自分が負けたと思うのがしんどいじゃないですか。だから年下のハードルは人よりも高く設定されてるんですけど、だんだん超えてきてこの曲のラップとか練習した記憶があります。
グローバー:聞いてて思ったんですけど「ベスト・キッド」みたいな感じでジャスティン・ビーバーのことをちょっとこう育てたいみたいなアーティストがいっぱい集まってる感じしますよね。
花村それはありますね。
グローバー:さっきのアッシャーとかもそうかも知れないし“なんかこいつ見込みあるから伝えてやりたいんだ”みたいななんかそんなコラボがいっぱいある気がしてきたなぁ。Oguriさんはは“このコラボ好きだなぁ”ってありますか?
Oguri:そうですね、本当にあらゆる人とコラボするじゃないですか、だからもう無限にある中曲を選ぶなんて無理だと思ったんですけど単純にやっぱりエド・シーランとやってる「I Don't Care」っていう曲がもうすごく好きだなというか勝手に体が動いてしまうというか凄いポジティブにダンスを楽しめる曲だなと思って。めっちゃ聴いてましたし自分のレッスンでも使ったりして。
グローバー:ダンスをする時に、ジャスティンもそうですけどちょっとリラックスして、なにか抜いた時のパッと踊るカッコよさみたいな、あれどうなってるんでしょうね?
Oguri:パフォーマンス力があるというか、ただ力を抜いてるんじゃなくて抜けたカッコ良さをちゃんと自分で分かっているからこそそれをちゃんと見せられるのかなと思います。張り切りすぎてると逆にちょっと見てるほうも力入っちゃうし“うわ、この人余裕あるな”みたいなその余裕さ、自信の表れみたいなのがやっぱりカッコいいと思うんですよね。
グローバー:確かな力、スキルがあるから抜けるという。さきほどの歌もそういうことかもしれませんね。
花村そうかもしれませんね、もう大人になればなるほどジャスティン・ビーバーは引き算していってて、無駄な動きが一切ないですね。歌唱的に。

■世界が注?する4人組ダンスパーフォーマンスグループs**t kingzのOguriセレクト!「思わず踊りたくなる!」ジャスティン・ビーバー最高のダンス・ナンバー TOP3!!!

Oguriこれなんかちょっと趣旨が俺の中でズレちゃってるかもなんですけど、曲を聴いて踊りたくなるっていうのも勿論そうなんですけど、先ほど言った「ムーブメント」っていうプロジェクトがありまして、ジャスティン・ビーバーの曲でダンサーが振り付けしてダンサーが踊ってっていう映像作品がいっぱいあるんですけど、どれもめちゃくちゃ良くて、でもこのトップ3はもう観るとウズウズしてしまう、ちょっと練習したくなるみたいな曲を選びました。

3位:Second Emotion feat. Travis Scott <2020年>

OguriこれはJohnny Erasmeっていう人が振り付けをしてその仲良しダンサー達が一緒にパフォーマンスしてっていうめちゃくちゃクールでカッコいいんですよ。すごくグルーヴのあるダンサーなので振り付けもシャープなカッコよさだけじゃなく抜けたカッコよさとか“ちょっと仲間で遊びながら踊ってます”みたいな、そのダンスの感じが最高にカッコいいんです。
グローバー: Oguriさんも自分たちのグループでみんなで相談しながらダンスをデザインするんでしょうけど、ジャスティン・ビーバーのそのダンスプロジェクトで新しいビデオがあるっていうとどこを見るんですか?
Oguriどういう風に始めるのか、どういうコンセプトで考えたのかみたいな、そのアイディアにまず目を光らせて。自分だったらこの曲どうするかなーとかそういうことを思うともうとことことん凄いんですけどみんな。練りに練ってこの作品を作ってるんだろうなって思うし、みんなのダンスの気合が凄いですよね。

2位: Habitual <2020年>

OguriこれはTessandra Chavezっていう女性の方が振り付けしてて、その方の生徒というか抱えてるダンサーたちの身体能力が全員超人的に凄い。身体能力も凄いしフリがめちゃくちゃ細いんですよ。全部の音を違う動きで取る。例えば1234567っていうテンポがあるとしたらその7カウント全部違うポーズみたいな。めちゃくちゃ大変なんですよ。それはやっぱりある程度筋力があったり、ちゃんと音楽を聴ける感覚がないとすごくtoo muchにもなってしまうし追いつけてないなってなってしまうんですけど、それをもう完璧に踊りこなしながら。しかもほぼほぼワンカットみたいな手法で映像を撮ってるんですけど、控え室からどんどんステージに上がっていって最後ステージで踊るって様をワンカットで描いてるんですけどね。どこも見逃せないくらいダンスが詰まっているのですごく刺激を受けました。

1位:Running Over feat. Lil Dicky <2020年>

Oguri振り付けはLyle Benigaっていうダンサーなんですよ。アッシャーのバックダンサーをやったりとか同じジャスティンでもジャスティン・ティンバーレイクのダンサーをやったり、もうとにかく世界中で人気のスーパーダンサーなんですけど、本当にダンスの申し子というか“ダンスするために生まれてきた人といえばこの人だろ”みたいな、全部が最強なんですよね。シャープさもあるしパワーもあるしグルーヴもあるし、色気もあるし、振り付けのセンスもあるし。いやーもうちょっと悔しいというか“もうこれ以上カッコよく踊らないでくれ”みたいな(笑)で、出てるダンサーもみんなダンス上手くて。すごくスキルフルな作品なんですよね。でもやっぱりさっきの「Second Emotion」とも近いんですけど、それをさらっとやってる風に見せるというか、ちょっとこう“みんなで楽しみながら遊んでます”みたいなダンスがすごく好みで、それがもう最強だったかな。

まだまだ続く「ジャスティン・ビーバー」来週のPart2もお聴き逃しなく!

PLAYLIST

Baby feat. Ludacris / Justin Bieber

Somebody To Love feat. Usher / Justin Bieber

Never Say Never feat. Jaden Smith / Justin Bieber

Holy ft. Chance The Rapper / Justin Bieber

DOSE / Da-iCE

Running Over feat. Lil Dicky / Justin Bieber


◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。

■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■Da-iCEの詳しい情報はオフィシャルサイト
■s**t kingzの詳しい情報はオフィシャルサイト

来週はジャスティン・ビーバー Part2!ゲストには引き続きDa-iCE 花村想太さん、パフォーマンスチーム s**t kingzからOguriさんをお迎えします。お聴き逃しなく!