2022.07.02 ON AIR
【Dragon Ash】フットボールアワー 岩尾望さん、04 limited sazabys GENさん登場!

今週は、メジャーデビュー25周年を迎えたDragon Ash!
ゲストに、フットボールアワー 岩尾望さん、04 limited sazabys GENさん
をお迎えしました。

■Dragon Ashとの出会い

グローバー:まずはGENさん、リスナーとして出会った時覚えてます?
GEN:多分小学5年生か4年生だと思うんですけど、その頃から音楽大好きだったのでテレビでやってるいわゆるカウントダウン系の番組あるじゃないですか、僕はあれの10位から1位じゃなくてザーッとやる40位から10位ぐらいのやつをすごいチェックしてたんですよ。
グローバー:数秒だけかかってくやつ。
GEN:そうですそうです。で、その一瞬がPVもカッコよすぎるし音楽も聴いたこと無い音楽だったので“何だこれ?”と思ってすぐメモを取ったんですけどまだ英語が書けないので形だけメモって。それで後からお兄ちゃんに“ドラゴン・アッシュって読むんだよ”って聞いて。その時出会った曲が「Let yourself go,Let myself go」 だったんですけど、カラオケが当時から好きだったのでそれを歌いたいってことで歌おうと思ったんですけど難しくて。“これはなんだ?”と。ドラゴン・アッシュを探すんですけどまだその時僕“Dragon Ash”読めないんですよ。なので曲タイトルにある「I ? HIP HOP」を探して。ラブのハートは読めたので曲タイトルをずっと探して“あ、この字だ、この字だ、この並びのこのタイトル、これだ!”みたいな。形で覚えてましたね。
グローバー:そのトップ10じゃないところを探してたってのはそういうなんか尖ったもの、ちょっとエッジが効いたものを聴きたいって思ったんですか?
GEN:それももちろん周りの友達が知らないのを知りたいっていうのもあったと思うんですけど、それにしてもなんかその並びの中で異質だったんですよね。音楽ももちろんそうですし、PVの質感もちょっとフィルムっぽいですし、KJがハットを被ってグラサンして拡声器を使って歌ってるシーンがあるんですけど、もうそこがオシャレ過ぎちゃって。むしろその一瞬だったんですけど。
グローバー:そこで出会って、ドラゴン・アッシュもあっという間にデビュー25周年。いい曲いっぱいありますが、今この曲好きなんだよねというと?
GEN:本当に大好きな曲ですが「静かな日々の階段を」です。深夜にひとりで聴いてると歌い出しのところからもう泣きそうになりますし、このアコースティックギターのこのリバーブの深さからもう名曲っていうのが伝わりますね。

グローバー:岩尾さんはいちばん初めに出会ってハマった瞬間覚えてます?
岩尾:僕が初めて聴いたのは98年の『Buzz Songs』っていうアルバム。
グローバー:リアルタイムですか?
岩尾:出てしばらく経ってから知った感じなんですけど、そもそもドラゴン・アッシュを知ったのは、僕その時”エアー”というソロアーティストが好きで。
GEN:”エアー”大好きですねぇ。ジャンルが変わってったタイプですけどどの時期も好きです。
岩尾:今はLaika Came Backっていうアコースティックのスタイルでやってはりますけど、エアーも当時すごい好きでライブ観に行ったりとかしてたんですよ。で、雑誌のインタビューかなにかで読んだのかエアーをすごいリスペクトしてエアーの事を歌っているバンドがいるみたいな。それがドラゴン・アッシュでこの『Buzz Songs』に入ってる「Melancholy」っていう曲の中で“Kids are alrightと唱う人”っていう歌詞が出てくるんですけど、その「Kids are alright」っていうのがエアーのライブで鉄板の曲で“そんなバンド居るんだ?だったらちょっと聴いてみようかな”みたいな入りでドラゴン・アッシュを聴いてみたら、なんてカッコイイむちゃくちゃセンスあるバンド出てきたよみたいな。こんなんあんま聴いたことなかったなっていう感じで衝撃を受けたみたいな。その後の『Viva la revolution』でもうドカーンってきて。“世間的にドラゴン・アッシュ、ドラゴン・アッシュ、カッコイイ奴らおるぞ”みたいな感じをまずちょっと早めに知ったくらいの感覚ですね。で、そっからドーンって行き出すのを目の当たりにしたっていう感じで。だから最初に行ったライブもその『Viva la revolution』のアルバムのツアー。だからあの『Viva la revolution』の革命の旗を持ってっていうあのジャケット、何年か前にルーブル美術館に行ったんですよ。世界的絵画っていうより『Viva la revolution』の元ネタ見れたみたいな(笑)
GEN:あはははは(笑)たしかに!あのジャケットサンプリングですね。

■アルバム

グローバー:ここでは好きなアルバム、思い出含めて伺いたいんですが、まず岩尾さんいかがですか?
岩尾:どのアルバムも好きなんですけどいちばんたくさん聴いたというのはやっぱ『Viva la revolution』になるのかな。この99年っていうのが前のコンビをそれぞれ解散してフットボールアワーを結成した年なんです。だから『Viva la revolution』の「Viva la revolution」っていう曲は“ここに立っている意義がほしかった だから僕達必死で戦った”みたいなことがあったりとか「Humanity」っていう曲では“僕達は歌い続ける キミ達も何かでここに並ぼう”って歌うんですよ。なんかそんなの勝手に結成したてのまだ誰にも注目されてないコンビの時ですけど勝手に影響を受けて、なにかで並ぼう、別に音楽じゃなくてもいいんだと。何かやろうみたいなのをちょうどハマった年のアルバムやったし自分らも新しいコンビ始めた時やったんでなんかすごい刺さった覚えがありますね。
グローバー:GENさんはかなり遡ってこういった作品聴いてますけれども、アンケートで伺ったらこの『Viva la revolution』ドラゴン・アッシュをこれから知る方にももちろんオススメだよって挙げてくれてます。
GEN:はい。今聴いてもやっぱり全然古くないですし、逆に今の子にちょうどいいビート感なんじゃないかとか、気持ちよく聴ける。それこそ現存のアーティスト、まあ20代のラッパーだったりバンドマンだったり、この頃のドラゴン・アッシュとかの影響を受けてる人すごく多くて“むちゃくちゃモロじゃん”みたいな風に思うことありますね。
グローバー:GENさんはアルバムで言うと特に聴いたものありますか?
GEN:それこそ『Viva la revolution』とかはレンタルしてMDで聴いてたんですよ。『HARVEST』はちゃんと初めて自分で買ったんです(笑)ちなみに「FANTASISTA」のシングルも買ってます。
岩尾:『HARVEST』に入ってるのが意外な感じもしますよね。
GEN:そうなんですよ、「FANTASISTA」のテンションに比べると『HARVEST』全体の印象としてはちょっとしっとりしてるというか。
グローバー:ジャケットのムードもちょっとチルなジャケットですよ。
GEN:そうなんですよ、その感じがまたすごく好きなんですけど。その中でも「Morrow」とか好きですね。とにかく気持ちいいんですよね。歌詞もすごく気持ちいいんですよ。それこそ先ほど現存のラッパーの話とかしましたけど“これMorrowのあのフローじゃん”っていう人とかいるんですよ。
グローバー:そういうのってあえてやるってこともあるじゃないですか、ここからインスピレーションもらってるんだよと。例えばKJさんのパンチラインをちょっと言葉替えて言うとかそういう影響っていうのも世代で感じます?
GEN:ありますけど、もう多分僕らの世代とかは自然と染み付いてるので、教科書のひとつじゃないですけど。いろんなサンプリングもするしそうやっていろんなもの取り入れるじゃないですか、だからなんかこう“いいよね”みたいな気持ちもあるんですよね(笑)

■04 limited sazabys GENセレクト!『Dragon Ash、最高のサマーアンセム』TOP3!

3位:「Mix it Up」<2017年>

GEN:ドラゴン・アッシュのラウド要素というか、これがミクスチャー・ロックだと。結構ドラゴン・アッシュっていろんなバンドの影響とかを公言するじゃないですか、これ僕はTHE MAD CAPSULE MARKETSをすごく感じるんですけど、このアプローチで同期が入ってる感じ。実はこの曲、ライブで知ったんですよ。ご一緒させてもらって“あ、こんな曲あるんあるんだ”ぐらいな感じで知りまして、これはカッコイイしテンションがぶち上がるなということで。

2位:「AMBITIOUS」<2010年>

GEN:このビート自体結構よく使うんですけど、もう高まりますよね、自然と。なんかサッカー上手くなった気になりますよね(笑)やっぱこれは夏に合うかなという。
グローバー:これは岩尾さんも。
岩尾:好きですね。なんか勝手に身体が動くというか、ラテンキーでもあるのでBOTS君もこの曲の時はパ―カッションを叩くんですよ。後半で“AMBITIOUS、AMBITIOUS 〜”ダダダダダってめっちゃ叩くところあるんですよ。それ車を運転しながら聴いてたらちょっとこうハンドルをバババババってやりたくなっちゃって危ないんです。手だけでも動いちゃうというか勝手に身体が動く感じですね。

1位:「Fantasista」 <2003年>

GEN:アンセムですよ。煽ってくるじゃないですかKJが。この時はもう上裸でしょう。“聞こえねよ!”とか言ってガンガン煽ってくるじゃないですか、今はこういうご時世もあってそういう煽り方はできないですけど、どんどん煽ってくるあのライブ感。サビが“ウォー”じゃないすか、ずっと白玉、ずっとラップ、しかもメロウじゃなくてアゲるラップでずっと駆け抜け続けてずっとサビ“ウォー”っていうシンガロング。全員がわかるシンガロング、ゼンガロング状態ですよ。これが拳が上がらずにはいられない、声を出さずにはいられない曲です

PLAYLIST

静かな日々の階段を / Dragon Ash

Tiny World / Dragon Ash

Iceman / Dragon Ash

Viva la revolution / Dragon Ash

Fantasista / Dragon Ash



◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。

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■放送後1週間は右下のRadikoタイムフリーボタンでお聴きいただけます。
■フットボールアワーの詳しい情報はオフィシャルサイト
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来週も、Dragon Ashをテーマに、フットボールアワー岩尾さん、04 limited sazabys GENさんとお届けします。お聴き逃しなく!