今週は、Dragon AshのPart2!
ゲストには引き続き、フットボールアワー 岩尾望さん、04 limited sazabys GENさん
をお迎えしました。
■メロウなDragon Ash
グローバー:ドラゴン・アッシュはぶち上がる良さもありながらメロウな部分の良さもあります。GENさんはいかがですか?
GEN:アコースティックギターの音が入ってることも多いんですけど、なんかひとりで聴くにも寄り添ってくれるというか、リリックが力づくで鼓舞してくれる時もあれば優しい声で鼓舞してくれたりもするので。
グローバー:降谷建志さんの声って、そもそもものすごいセンチメンタルでメロウな声色っていうのがありますよね。
GEN:たしかに。それこそ「Fantasista」とかだと声が歪んでるっていうか、けっこうがなったあの声も最高にカッコイイんですけど、やっぱり優しいKJの声もいいですよね。グローバー:私、初めて見たのが当時あれはレンタルCDショップみたいなとこでミュージックビデオがかかっててそれが「Under Age's Song」とか「陽はまたのぼりくりかえす」でアコギ持ってメロウな歌声で、でもすごいリズムがカッコよくて、なんかぶち上げてるわけでもなく、しっとり泣かせるわけでもなく“何この感じ?”っていう最初はそのイメージだったのですね、ドラゴン・アッシュって。
岩尾:いうたらライヴバンドみたいなイメージですけど、まず最初に世の中に受け入れられたのは「陽はまたのぼりくりかえす」っていうメロウな曲で刺さってるっていうところが意外な感じもしますし。
グローバー:バラードとかじゃないっていうね。
岩尾:ですね。もっと違う。
グローバー:岩尾さんいかがですか?
岩尾:僕ね、これは一度ライブで実際観てみたいなってずっと思ってるんですけど「wipe your eyes」っていう曲がありましてEvery Little Thingの持田さんがフィーチャリングボーカルで入っているという非常にレアな曲で、10周年記念のベストアルバムに収録されて多分ライブでも数回ぐらいしかやってないはずなんですよ。で、このあいだ25周年の記念のライブとかがあって、なんか“あの人たちもやってくる”みたいな感じのことがTwitter とかで予告されてたから、来るんちゃうかな?って思ってたらその時も結局その曲はやらなかったんですけど。これがすごくイイんですよね。メロウで始まり途中からむっちゃ激しくもなってくるみたいなところがすごく熱くなる。
グローバー:これもひとつドラゴン・アッシュの真骨頂かもしれませんね。
■お笑い界随一のDragon Ashファン!フットボールアワー岩尾望セレクト!
「胸に染みる…!!!」歌詞を聴いて欲しいDragon Ashの名曲」TOP3!
3位:A Hundred Emotions<2017年>
岩尾:ライブでもこれをやられると結構毎回泣きますし、どこでいちばんキタかと言うと最後のサビというか激しくなって“音楽は鳴り止まない”っていうフレーズがあるんですよ。そこがめちゃくちゃグッとくるというか。で、車で最初聴いた時もそうやったし、ライブで初めて聴いたらもちろんもうこのイントロがなった時点でちょっともう号泣ぐらいのレベルですよ。特にこういうコロナの状況になって余計それが刺さる。
2位: ROCK BAND feat. SATOSHI, KO-JI ZERO THREE<2010年>
岩尾:これはロックバンドへの憧れだ、夢だ、葛藤だみたいな。こういうことに衝撃を受け、こういう風に俺たちはロックに目覚め、みたいなことから歌っていく曲なんですけど、僕はもちろんロックバンドを一度もやったことはないんですが、なんかグッとくる。山嵐のSATOSHIさんが歌うパートがあるんですけど“この道を選んだ理由は、ただ音楽が好きだっただけさ”って言うんですね。で“憧れた人がいる 仲間と共に背中追いかけた”って僕らもなんかそんなんですよ。ただお笑いが好きだった。で、ダウンタウンさんとかに憧れて相方とか仲間とともに背中を追いかけたみたいな。っていうようなのが勝手に同じように熱くなれるし、1番のサビ前で“忘れてねぇ今も何も俺の夢はロックバンド”ってめちゃくちゃストレートにちょっとダサいぐらいの感じのこと言うんですけど、それがまんま“僕らもそうやし”みたいなことに重ね合わせられるという。ロックバンドの人たちが聴くともっとなんでしょうね、まんまその同じ道を選んではるから。だから新しく時代に大輪を咲かせていくバンド、道半ばで散っていったバンド、みたいなことも後半では歌うというか、そういうことも含め同じではないですが、自分たちの職業にも刺さるという意味で。
1位: Let yourself go, Let myself go
岩尾:すごいカッコイイ曲でリリースされた99年から何回も聴いてきましたし、ライブでも何回も聴いてきたんですけど、急にあれ?ってふと聴こえ方が変わった時があって、それはたまたまなんですけど。何年か前のライブでこの曲をやった時、どこの歌詞に刺さったかっていうと“恐れからくる一歩の遅れ それがもたらす致命的なloss 悩む前に体で反応 勇気あるものが持ちうる本能”ってあるんですよ。これってバラエティ番組における芸人にとってすごい大切なこと歌ってるやん!って急に思ったんですよ。
GEN:グローバー: ほぉーーーーー
岩尾:何回も聴いてる覚えてるぐらいのフレーズやのに急に“うわっ”ってなったんですよ。その前に“大切なのは前に出る姿勢”っていうのがあるんですけど、それが余計引っかかって。これひな壇とかで “あっこで言うといたらウケたやん、、。あ、ここで言っといたらいいかな?でもなんかこのボケどうやろ?”とかって迷ってるうちにもう致命的なロス。それを悩む前に体で反応すればいいんだと。勇気あるものはそういう本能を持ってるんだと。芸人にとって良いことやん!って数年前に急になったんですよね。
■Dragon Ash の影響
グローバー:ドラゴン・アッシュの楽曲、歌詞、もうあらゆる人の人生に刺さるような哲学も詰まってて25年やってきておそらくもう音楽シーンに与えた影響以上のものがあるんだろうなーって感じがするんですよね。岩尾さんはドラゴン・アッシュが居たからこれもらったとかどんな風に思いますか?
岩尾:もちろんライブに行けて嬉しい楽しいもありますけど、もうその音楽だけじゃない部分で、それこそ本当に知り合いになったきっかけのドラゴン・アッシュと元々仲の良いアパレルブランドやってる子のブランドを今も着てますし、そのブランドもずっと人気ブランドで頑張り続けて、KJもそこの服を愛用してたりとか、僕も未だにそこのを気に入ってほとんど私服そこのばっかりだったりとか、でもそれもドラゴン・アッシュが繋げてくれたというか。ドラゴン・アッシュを知らなかったらそのブランドのことも知らなかったかもしれないし、なんかいろんなもんに影響を与えてるのかなぁと。
グローバー:GENさんはいかがですか?
GEN:僕もKJの服とか真似してたのを思い出して、当時ってKJがストリートファッション誌の表紙とか当たり前にやってたじゃないですか。それって今考えるとロックバンドの人がそれをやるってなかなか無いので、ってなるとやっぱ当時いちばんちゃんとバンドをカッコよく持ち上げてくれた存在なのかな。
■キャッチコピー
GEN:「Dragon Ashとは…カルチャー」である!
やっぱ音楽的な所だったり、リリックの凄さだったり、いっぱいあるんですけどやっぱりこのシーンを作って、シーンを壊して、そして未だに現存して憧れを持たれるっていうのは、それはもう音楽を超えてカルチャーだなと思いますね。バンドの教科書にも出てきますし、日本のファッションとかストリート・シーンとかのカルチャー・シーンに外せないじゃないですか。だから僕もこうなりたいなってすごく思います。
岩尾:「Dragon Ashとは…社会インフラ」である!
これは僕にとってなんですが、僕の数少ない友達は本当にドラゴン・アッシュのファンになったっていうことがきっかけで知り合った友達ばっかりやし、今通ってる歯医者もそのいう流れで知り合ったし(笑)税理士もそうやし、着てる服もそうだし。そういう全部支えてもらってます。
2週に渡るレジェンド『Dragon Ash』ラストは「陽はまたのぼりくりかえす」で締められました。
PLAYLIST
wipe your eyes feat. Kaori Mochida / Dragon Ash
百合の咲く場所で / Dragon Ash
Let yourself go, Let myself go / Dragon Ash
Squall / 04 Limited Sazabys
陽はまたのぼりくりかえす / Dragon Ash
◆Spotifyにもプレイリストを掲載しています。ぜひお聴きください。
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