今日は沖縄県誕生の日にちなんで、琉球茶道ぶくぶく茶をご紹介しました。
ぶくぶく茶とは、もともと日本の本土にあった「振り茶」が、薩摩を通って沖縄に広まったのではないかとされ、15世紀から16世紀くらいに、中国からの使者・冊封使をおもてなししたときに振る舞われたという記述が残っているそうです。
富山県朝日町では「ばたばた茶」、島根県出雲地方では「ぼてぼて茶」という名前で、庶民が気軽に楽しむお茶として、今でも飲まれている「振り茶」ですが、沖縄のぶくぶく茶に関しては、おもてなしに対応するように、茶道のお点前の格式を取り入れながら発展していったのではないかと、小林聖子さん(琉球茶道ぶくぶく茶館・東京分室、室長)は話します。
お点前では、玄米を煮出したお湯にお茶を入れ、冷ましたものを「ぶくぶく液」として木製の大きな鉢に入れ、30センチ以上もある茶筅でかき混ぜ、泡立てていきます。
琉球漆器のお椀に、冷たいさんぴん茶を入れ、さきほどの泡をのせたら出来上がり。泡を口に入れて味わいながらお茶をすするようにいただきます。
玄米の香ばしい香りが鼻を抜け、とてもさわやかな味わいと、清涼感のある冷たさが、これからの季節にもピッタリ。体験してみたいという方は、まずはメールで問い合わせてみてください。出張レッスンやオンラインレッスンにも対応してもらえるそうですよ。
琉球茶道ぶくぶく茶館 東京分室(江東区)
https://www.daily-kimono.tokyo/p/blog-page_23.html
琉球茶道教室ぶくぶく茶館(大阪)
https://bukubukuchakan.crayonsite.com/