今日は西早稲田にある「松川ボックス」をご紹介しました。
こちらの建物は、1971年、建築家・宮脇檀さんによってデザインされ、1971年に安藤忠雄さんの《住吉の長屋》と並び、「日本建築学会作品賞」を受賞したことで、大変注目を集めました。
コンクリートのボックスの中に、木造の建物が組み込まれているという特徴ある住宅で、建築業界では有名でしたが、個人の住宅だったため、中を見たことのある人はほとんどいなかったそうです。
およそ10年前、アーティスティック・ディレクターの清水敏男さんが、入居者を募集しているのを発見し、オフィスとして使用していましたが、このたび、アートギャラリー「THE MIRROR」として、オープンすることになりました。
「THE MIRROR」は、2014年秋、清水さんがプロデュースしたアートイベントの名前で、アート、デザイン、文学、サイエンスなど、様々な人文・芸術の創造の場として展開されました。その想いを継承する形で、再びアートを中心に様々な活動を展開していきます。
そのスタートとして、現在、インド出身の現代美術作家、アニッシュ・カプーアの作品を展開。空間自体を変えてしまうようなカプーアの作品が、松川ボックスという空間で、どのような見え方をするのか、ホワイトキューブのようなギャラリーでは味わえない面白さをぜひ、堪能してみてください。
『アニッシュ・カプーア in 松川ボックス』
展示作品|アニッシュ・カプーア 彫刻「WHITEOUTシリーズ」1点、絵画2点
彫刻作品は11月24日(金)までの期間限定
会期|2023年9月20日(水)〜2024年3月29日(金)
会場|169-0051 東京都新宿区西早稲田2-14-15 松川ボックス A棟
開廊時間|水曜日、木曜日、金曜日の午後1時から5時まで
完全予約制| 1時間入れ替え制
予約サイトはこちら▼
https://coubic.com/themirror/4453019#pageContent
定員|各回10名まで
観覧料|1名 1,000円(税込)中学生以下無料(未就学児の来場はご遠慮ください)