ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2022.12.02 ON AIR
先週に引き続き、ラッパー/プロデューサーの
PUNPEEさんをお迎えしました。
PUNPEEさんが最近注目しているアーティストは...

12/2から全国ツアーが始まったPUNPEEさん。
北海道での公演を皮切りに、福岡、大阪、愛知、
神奈川を巡り、1月11日の東京・中野サンプラザまで続きます。
来年7月に閉館が決定している中野サンプラザですが、
PUNPEEさんは数々のライブを観に行った思い出があるそうで、
「山下達郎さんを観ましたね。あとはORIGINAL LOVEの
　田島さんと初めて会ったのも中野サンプラザでした。」と話しました。
続けて
「なんか昔、ボブ・マーリーが来たことあるんですよね？」
というPUNPEEさんに、クリス・ペプラーは
「そうなんだよ！確か、初来日が中野サンプラザなんだよね。
　武道館でも渋公でもない、
　中野サンプラザっていうのがいいですよね。」と語りました。

PUNPEEさんは全国ツアーが今回で2度目。
その意外さに驚いたクリス・ペプラーは
「うそ！そうなの！？でもフジロックは
　日本のラッパーとしては結構出てますよね？
　グリーンステージすごいじゃないですか！」と述べました。
PUNPEEさんはこれに対し、
「光栄です。日本のヒップホップがさらに大きくなっていって、
　今後もグリーンで観られる機会が増えて欲しいですね。」と展望を語りました。
ちなみにPUNPEEさんがフジロックで印象に残っているステージは、
ケンドリック・ラマー、ザ・エックス・エックス、そしてビョークだそう。

先週紹介した宇多田ヒカルさんを始め、
最近ではZeebraさんやKREVAさんなど、
名だたるミュージシャンと共演を果たすなど、
シーンの最前線で活動しているPUNPEEさん。
クリス・ペプラーが
「昔の日本のヒップホップは先輩・後輩の関係も含め、
　ファッションから態度から、何か一つの形みたいなのがあったじゃないですか。
　今はもっと自由な印象があるんですけど、どう思いますか？」と質問。
これに対しPUNPEEさんは、
「日本に関してはインターネットで変わった感じがありましたね。
　2010年くらいからインターネットでカッコいい曲を出す人が増えてきて、
　先輩・後輩とかの関係性にいない人が突然出てくる時代になったんです。
　最初はそこに抵抗があった人もいると思うんですけど、
　だんだんみんなでカッコいいものを作っていこう、
　みたいな感じになっていきました。」と語りました。
他にも、機材の進化による楽曲リリースの早さなど、
海外を含むヒップホップシーンの変化ついても述べました。

そんなPUNPEEさんが最近注目しているアーティストは、
映画『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』に
楽曲で参加している女性シンガーのFoudeqush。
「透明感のある声で、映画のシチュエーションにも合っていて、
　映画館で観た時はすごかったですね。」と紹介しました。
『ブラックパンサー／ワカンダ・フォーエバー』に関しては、
「昔『ゴッドファーザー』とか『アマデウス』とか、
　VHS2本組ってあったじゃないですか。
　それくらい骨太な感じで、良かったです。」と感想を述べました。

PUNPEEさんがBIMさんとリリースしたEP『焦年時代』収録曲
「Night Rider」にゲスト参加しているクリス・ペプラーですが、
「スタジオにはアメコミのフィギュアがいっぱいありましたね。
　PUNPEEさんは「DC」よりも「マーベル」ですか？」と質問。
PUNPEEさんは
「最初に影響を受けたのが「スパイダーマン」とか「X-MEN」だったので、
　自然と「マーベル」の比重が大きくなってますかね。
「DC」はクラシカル、「マーベル」は少しライトな感じかもしれないですね。」と
それぞれの違いについても語りました。クリス・ペプラーが
「俺の印象だと「DC」は「東宝」、
「マーベル」は「東映」みたいな感じかな。」と述べると、
PUNPEEさんは笑いながら
「おおよそそんな感じかもしれないですね。」と反応しました。

最後にクリス・ペプラーが
「面白い話たくさん出来ました！
　ありがとうございました。」と述べると、PUNPEEさんは
「幼少期から聴いていたラジオ局、そしてクリスさんだったので光栄でした。
　ありがとうございます。よかったら「Night Rider」をライブでやる時に
　シークレットゲストとして来てください！」と2週間のトークを締めくくりました。

PUNPEEさんのレーベルウェブサイトはこちらから