最初にお届けしたのは宮本浩次さんとのトーク。
2021年10月にソロアルバム『縦横無尽』をリリースした宮本さん。
クリス・ペプラーは宮本さんの歌声に
自分なりの勝手なイメージを持っていたと明かし、
本作を初めて聴いた際に
「最初女性とデュエットしているのかと思ったら、
その声は浩次さんだったんですよ。失礼ながらですが、
ボーカルの幅がすごいあると言うか、
色々な歌い方が出来る方なんだなって感じたんです。」と感想を述べました。
これに対し宮本さんは、
「ありがとうございます。『ROMANCE』というアルバムの中では、
女性の曲のカバーをやりましたし、僕は元々、
合唱団にいたので静かな曲も好きだったんですけど、
バンドの時は“男っぽくあらねば”っていうのがあったんです。
大人になって呪縛から解き放たれた感じでしょうか。
ソフトな声も出せるようになりました。」と歌声の変化についても語りました。
宮本さんの歌声や歌い方の変化には他にも理由があったそうで、
それはエレファントカシマシとして出演した
NHK BSプレミアム『The Covers(カバーズ)』もそのひとつなんだとか。
出演時に松田聖子さんの「赤いスイートピー」や、
ちあきなおみさんの「喝采」を原曲キーでカバーし、快感を得たそうで、
「評判も良かったので開眼しちゃったんです。」と笑いました。
クリス・ペプラーは
「宮本さんの根っこはロッカーだと思うけど、
どんどんいわゆる音楽家のような感じになってきているんですかね?」と尋ねると、
宮本さんは
「歌手という感じですね。元々いろんな歌が好きで合唱団にも行っていましたし、
そんなことを改めて思い出しつつあるんです。」と話しました。
宮本浩次さんに続いて登場したのは、BONNIE PINKさん。
「コクがあって泡も美味しいですね。
バランスが良くてスッキリしていて飲みやすいです。」と
黒ラベルの感想を述べたBONNIE PINKさん。
最近ハマっているという韓国のガールズグループ、
NewJeans(ニュージーンズ)のトークからスタートしました。
「YouTubeか何かで、『なんだ!このみんな黒髪ロングの女の子は!』ってなって、
3曲くらい聴いたんですけど全部好みでしたね。
K-POPもたくさんあるから全然ついていけてなかったけど、
少女時代以来やられて、『好き!』ってなりました。」とハマった理由を話しました。
これに対して、「分かるなぁ。」と反応したクリス・ペプラー。
「他のK-POPのガールズグループはR&B色が強いけど、
彼女たちはもう少しポップというかハウス感もあると思っていて、
あのロングの黒髪もヨーロッパとか他の国ではなかなか無いですもんね。
統一感も見事だなと思う。遠目から見ると同じような容姿でも、
寄っていくと、どんどんみんなの個性や魅力が見えてくるのは、
ファン心理を上手く、
くすぐっているのかなって感じもします。」と語りました。
BONNIE PINKさんはNewJeansの話題から、
過去にニューヨークで過ごしていた時期を振り返りました。
その頃は髪の毛を赤く染めていた時期だったそうで、
「道を歩いていたら、ちょっと怒り気味で話しかけられて、
『せっかくオリジナルの黒い素敵な髪を持っているだろうに、
なんでそんな風にしちゃうの?』って言われたんです。
そっか、真似しても思い描いた黒髪になるとも限らないのか、
せっかく親から素敵な黒髪を頂いているのに、
失礼なことをしていたのかな、って思ったんです。」と話しました。
そして総集編の後半、最初にお届けしたのは
THE YELLOW MONKEY/ brainchild'sの菊地英昭さんとのトークでした。
この日は菊地さんが今までに見たライブで一番印象的だという、
日本武道館で行われたクイーンの来日公演の話からスタートしました。
「高校生の時、生まれて初めて海外アーティストのライブを見たのが
クイーンだったんですけど、これがスゴかったですね!
音は素晴らしかったですし、フレディ・マーキュリーのパフォーマンスもスゴイし、
照明とかも動きまくってたんですよ。それを最初に観ちゃったので、
そのあと観たライブはどれも
ドラマチック性に欠けるように感じちゃいました。」
とクイーンのライブの特別性について語りました。
菊地さんは移動中に車内で音楽を聴くことが多いそうで、
「自分はロックギタリストなんですけど、あまりロックにこだわらずに、
最近だとK-POPとかも聴いていますね。」と明かしました。
そんな中、菊地さんはクイーンの
「Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)」のリズムが
BTSの「Butter」と似ていることを指摘。
「BTSがこの曲を発表した時に、ブライアン・メイが
Twitterをフォローしたか何かで話題になりましたよね。」と話しました。
これに対しクリス・ペプラーは
「Another One Bites the Dust(地獄へ道づれ)」は
シックの「Good Times」にも似ていることを指摘し、
「ジョン・ディーコンは「Good Times」から影響を受けたんじゃないかな?」
と新しい説を展開しました。楽曲に元ネタがあることについてクリス・ペプラーが
「バトンリレーのようなものだから全然問題ないですよね。」
と述べると、菊地さんは
「ロックンロールの3コードなんて誰でも使いますしね。
問題ないですよね。」と同意見でした。
菊地英昭さんに続いて、
この日最後に登場したのはシンガー・野宮真貴さん。
コロナ禍になってから、自宅で料理をする機会が増えたという野宮さん。
「料理が上手くなったのかは分からないですけど、
レパートリーが増えましたね。この際だから、
世界のいろんな料理を作ってみようとか、
試行錯誤しながら楽しまなきゃってやっていました。」
と生活の変化について紹介しました。
そんなコロナ禍のおうち時間で野宮さんがよく聴いていたのは、
細野晴臣さんの音楽だったそう。
「なんかホッとするというか癒される声で、
細野さんってユーモアがあるじゃないですか。
そういうところも救われたかな。」と野宮さんが話すと、クリス・ペプラーは
「分かります。あの人の声って、
上質なカシミアですよね。そう思いません?」と述べました。
これには野宮さんも
「あー、いい表現!包まれていたい!っていう。」と共感していました。
ピチカート・ファイヴの3代目のボーカルを務めた野宮さんですが、
細野さんはピチカート・ファイヴの最初のプロデュースをおこなっています。
のちに野宮さんがボーカルを務めるようになった際に、
細野さんの楽曲「パーティ」をカバーしていますが、その時について野宮さんは
「細野さんにもベースとコーラスで参加していただいたんです。
スタジオのコントロールルームで曲をみんなで聴く時に、
私の隣に細野さんが座って、一言、二言お話したんですけど、
その低音の美声が
ゾクっとするくらい良い声だったんですよ。」と当時を振り返りました。
さて、次週:12月30日は、「総集編 完結編」をお届けします!
ヒグチアイさん、Awesome City ClubのPORINさん、WONKの荒田洸さん、
そしてAile The Shotaさんをお迎えした聴き逃し厳禁のトークをお楽しみに。
2022年最後のOTOAJITO、ぜひお聴きください!黒ラベルもお忘れなく!
みなさんにご用意いただいた黒ラベルのおとも!
素焼きアーモンド(宮本浩次さん)
麻辣青豆(BONNIE PINKさん)
カズチー(野宮真貴さん)
ごま油香るサクサク韓国風のり天
バター風味もろこし&塩枝豆(菊地英昭さん)
春なのに / 宮本浩次
赤いスイートピー
喝采 / 宮本浩次
Attention
Cookie
/ NewJeans
Evil And Flowers
/ BONNIE PINK
Brave new world / brainchild’s
Another One Bites the Dust
/ Queen
Butter / BTS
Good Times / Chic
スウィート・ソウル・レヴュー / 野宮真貴
ろっかばいまいべいびい
パーティ / 細野晴臣
パーティ / ピチカート・ファイヴ