最初にお届けしたのは
Aile The Shotaさんとのトークでした。
Aile The Shotaさんが黒ラベルのおつまみに選んだのは、
トリュフ味のポテトチップス。
以前、Aile The Shotaさんが“ポテトブラザーズ”という
ダンスユニットで活動していたことを
知っていたクリス・ペプラーは
「だからポテチが好きとか?関係ある?」と質問。
Aile The Shotaさんは
「今気が付きました!そういうことにしておこうかな。」
と笑いながら答えました。
そんなAile The Shotaさんが最近ハマっている音楽は、
日本を含めたアジアのヒップホップやR&Bだそう。
「日本だとラッパーのSkaaiくん。
メロディラインのセンスがハンパなくて、
想像を裏切ってくるメロディを作っているのが
めっちゃ好きですね。」と話しました。
他にも韓国のバーチャルアーティストAPOKIや
タイのユニットLUSSにも注目しているそう。
クリス・ペプラーにJ-POPとK-POPの違いについて訊かれると、
「サウンドのバランスが違うんじゃないですかね。
J-POPはドラムの音を前面に出さない。
K-POPはビートが聴こえてくる曲が多いので、
踊れるのはK-POPなのかな。
メジャーシーンは音の作り方が全然違って、
K-POPの方がUSっぽいトラック感だなって思います。」と話しました。
Aile The Shotaさんは以前、
タイの人気シンガーSTAMPさんに日本語詞を提供して
コラボレーションしましたが、STAMPさんとは
タイのポップスについて話す機会があったそう。
「結構、日本のシティ・ポップを聴いているって言ってましたね。
確かにタイの曲はシティ・ポップ満載でたまらないです。
好きでよく聴いています。」と述べると、
クリス・ペプラーも頷きながら、同意していました。
Aile The Shotaさんに続いて登場したのは、ヒグチアイさん。
ヒグチさんが最初に買ったCDは安全地帯の『安全地帯IX』。
コマーシャルで使用されていた
「反省」という曲を好きになったのが理由だそうです。
クリス・ペプラーに
「小さい頃から音楽の方に
興味が向いていたと思いますか?」と質問されると、
ヒグチさんは
「向いていたと思います。
音楽は好きとか嫌いとかじゃない所にあって、
幼稚園とか小学校低学年くらいから、
何かしら音楽に関わる人になるだろうなって思っていました。」と語りました。
そんなヒグチさんが昔から
ずっとなりたいと思っていたのは安室奈美恵さんだったそう。
「この流れから安室ちゃんが出てくると思わなかった。」
と驚いたクリス・ペプラーでしたが、
「ヒグチさんから感じる”ストイックさ”は
安室ちゃんに似ているかもしれませんね。」と述べました。
香川県出身で長野県育ちのヒグチさんは大学進学を機に上京。
「東京最高!って感じでした。あの憧れの夜景の中に、
自分も住んでいるっていうのが
とにかく嬉しかったですね。」と当時を振り返りました。
しかし3年くらい経ってから、東京という街を冷静に捉えるようになり、
「ここでは、何かにならないといけないんだな。」
と感じるようになったそうです。シンガーソングライターとして
活動をし始めた時期で、上手くいかないこともあり、
焦りがあったとも明かしました。
総集編・完結編の後半、最初にお届けしたのは
Awesome City Clubのボーカル・PORINさんとのトークでした。
まずはクリス・ペプラーが
PORINさんの音楽遍歴について質問しました。
PORINさんは高校、大学時代にはチャットモンチーなどの
J-ROCKや宇多田ヒカルさん、荒井由実さんなども好んで聴いていたそうです。
宇多田ヒカルさんに関しては
「“人間活動”を終えてからの3枚がメチャクチャ好きですね。
日本語の美しさがよりいっそう増していてびっくりしました。」と述べました。
クリス・ペプラーは宇多田ヒカルさんの音楽性の変化について、
「海外にいると母国との関係性が変わるというか、
日本の文化に対して客観性が出るんでしょうね。
それで日本に対するこだわりが深くなったのかもしれませんね。」と分析しました。
そんなPORINさんが最近注目していると話したアーティストはMÖSHIさん。
ロンドンのセントラル・セント・マーチンズ芸術大学卒で、
ミュージシャン/デザイナーとして活動するMÖSHIさんですが、
PORINさんはフジロックのROOKIE A GO-GOで
MÖSHIさんのステージを見かけ、
担当スタッフが知り合いだったこともあり仲良くなったそうです。
PORINさんに続いて、この日最後に登場したのは、
WONKのリーダーでドラマーの荒田洸さん。
ソロでの作品もリリースしている荒田さん。
母親の影響でジェームス・テイラーや
サイモン&ガーファンクルなどを昔から聴いており、
それらのアーティスト達がソロ作での
インスピレーションになっているそうです。
荒田さんは番組アンケートの“よく聴いたアルバム”に、
ボン・イヴェールの『22, A MILLION』を挙げていましたが、
こちらもソロ作品に影響を与えているんだとか。
WONKの作品とソロの作品では、
サウンド面やコード進行に違いがあるという話をした流れから、
クリス・ペプラーがサンダーキャットの
来日公演を観に行ったことを明かしました。
「ジャズにあれだけスウィートネスを持ち込んだ奴って、
サンダーキャット以外にいないんじゃないかって。
スゲぇなって昔から思っていた。」とクリス・ペプラーが話すと、
荒田さんは
「メロディセンスがすごく良いですよね。
後ろの和声が複雑でもメロディがキャッチーだったら大丈夫っていう。
あとはビートのループ感でシンプルさを出すとか、
そういうところで
上手い折り合いを付けているなっていう印象ですね。」と反応しました。
荒田さんはサンダーキャットが参加しているマック・ミラーの楽曲
「What's the Use?」を挙げ、
「もうこの曲のサンダーキャットのベース、神ってますよね。
弾いたらバケモノ並みに上手いのに、
メロディックにも出来るっていう。かっこいいですね!」と述べました。
さて、今年も1年間OTOAJITOをお聴きいただきありがとうございました!
次回は2023年1月6日の放送となります。
ゲストは1月18日に待望のファーストアルバムをリリースする
音楽家・君島大空さんです。お聴き逃しなく!
それでは、2023年も黒ラベルが合う、大人の音楽談義をお楽しみください。
みなさんにご用意いただいた黒ラベルのおとも!
トリュフ味のポテトチップス2種(Aile The Shotaさん)
ガリ(ヒグチアイさん)
特上梅干し(PORINさん)
ノリノリキング&チーズ(荒田洸さん)
常懐 feat. 春野
/ Aile The Shota
FLOOR IS MINE (feat. BIM)
/ Skaai
Coming Back (Japanese Ver.)
/ APOKI
Locker / LUSS
愛のせいで / STAMP
悪魔の子 / ヒグチアイ
反省 / 安全地帯
The Meaning Of Us / 安室奈美恵
東京賛歌 / BUMP OF CHICKEN
今夜だけ間違いじゃないことにしてあげる
/ Awesome City Club
真夏の通り雨 / 宇多田ヒカル
Waiting feat. kiki vivi lily /
MÖSHI
33 "God" / Bon Iver
Tokyo / Thundercat
What's The Use? / Mac Miller