ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2023.03.10 ON AIR
先週に引き続き、
小説家の燃え殻さんをお迎えしました。
燃え殻さんが
最近注目するミュージシャンは湘南出身の...

番組ではゲストの皆様に黒ラベルに合う
“おつまみ”をお持ちいただいていますが、
燃え殻さんが選んだのは崎陽軒のシウマイでした。
燃え殻さんが思うビールが一番美味しく飲める
シチュエーションは新幹線の中だそうで、
「例えば、東京−大阪間の移動などで、ビールを買って、
　崎陽軒の『ポケットシウマイ』を一緒に食べると
美味しいんですよ。」と話しました。
クリス・ペプラーも崎陽軒のシウマイが大好物らしく、
「やった！ビールにはこれ！って感じですよね！」
と喜んでいました。

先週はダンス＆ボーカルグループユニットBE:FIRSTの
魅力をたっぷり語った燃え殻さんですが、
昔からロックバンドの音楽にも多く触れてきたそう。
「ちょうど僕の青春時代ってバンドブームがあって、
　いろんなバンドが出てきて、残らず聴いていましたね。
　特にブルーハーツが衝撃的に好きでした。
　いろいろなものを削いで残った言葉が歌詞になって、
　それがオーディエンスに届いた時に強度が増して、
　深みが出るんですよね。」
と語りました。甲本ヒロトさんには
まだ会ったことがないそうですが、燃え殻さん曰く
”尊敬しすぎて会いしたくない人”なんだとか。
クリス・ペプラーはライブ前の甲本さんを
ステージ裏で見たことがあるそうで、
「出番が近くなるにつれて憑依していくんですよ。
　周りのエネルギーみたいなのが
　彼の中に入っていくのが分かるんです。」
と紹介しました。

様々な音楽を聴いてきた燃え殻さんが最近注目する
ミュージシャンは、
湘南出身のシンガーソングライター、さらささん。
「まず声ですね、少し震えているような声と
　歌詞の世界観。真夜中に家に帰って来て、
　ベッドにうつ伏せになって聴きたい音楽だなって
　思って、大好きなんですよね。」と魅力を語りました。
先週は、過去に小沢健二さんの歌詞を写経のように
ノートに書いていたというエピソードを話しましたが、
歌詞に関しては
「曲を聴いている時はメロディや声に
　魅了されてしまうんですけど、
　あとで歌詞を読んで理解が深まる楽しみがあります。
　歌詞は最小限の言葉で情景を伝えていると
　思うんですけど、そこから見える景色に
　僕はとても興味があるんですよね。」と話しました。

番組後半では、クリス・ペプラーが燃え殻さんの
執筆のスタイルについて質問。
「小説を書くときはキーボードに打ち込む人ですか？
　それとも文字を書く人ですか？」と訊くと、
燃え殻さんは
「今はキーボードですね。僕の最初の小説は、
　全部スマホのメモ機能で書いたんですよ。
　前の文章を振り返るのが難しいので、
　それによって構成がグチャグチャになったんです。
　ただ、手書きやパソコンで書く作品とは
　違う味が出たと思っています。」と答えました。

そんな燃え殻さんがJ-WAVEで
ナビゲーターを務める番組『BEFORE DAWN』は、
4月で開始から1年を迎えます。
小説やエッセイを書くことは全く違う仕事で、
これまではなかなか慣れることが出来ず、
緊張することも多かったそうですが、
最近ようやく楽しめるようになってきたそう。
「この番組に集ってくれるリスナーの方と
　同じ時間を共有出来ていることや、
　僕も深夜ラジオが大好きだったので、
　そういうものに自分も参加出来ている気がして、
　最近とても楽しいです。」

深夜放送には独特の雰囲気や領域があると語った
クリス・ペプラーに燃え殻さんも同意し、
「みんなで秘密を共有している感じとか、
　内緒で待ち合わせしている感じが僕は大好きですね。
　誰かが夜に起きているをの感じたり、
　深夜に人の声を聴くと安心するというか、
　弛緩する経験があったので、
　僕もそういう番組に出来ればなと思っています。」
と語りました。

燃え殻さんが今後やっていきたいことは、
”今やっている仕事を長く続けること”。
長く続けることによって、様々な人たちと
安心して繋がれるという実体験があり、
「物を書くってこともすごく難しいんですけど、
　長く続けられる作家になるように頑張りたいです。」
とまとめました。　

燃え殻さんの情報はこちらから

さて、次週3月17日&24日にお迎えするゲストは、
6人組ツインリードヴォーカル・バンド、
Penthouseのボーカル大島真帆さんです。
J-WAVEでは「STEP ONE」の水曜ナビゲーターを
務めている大島さんですが、一体どんな
音楽ヒストリーをお持ちなんでしょうか？お楽しみに！