番組冒頭は高木さんが影響を受けた
ミュージシャンの話からスタートしました。
ベースをやり始めてからは、
ハービー・ハンコックと共に活動したベーシストの
ポール・ジャクソンがとにかく好きになったそう。
「ジャズ・ファンクっていうカテゴリーで
圧倒的に好きです。
めっちゃファンキーだけど、
ジャズもいけるバランス感で、
彼自身はもはやジャンルレスですよね。」
と話した高木さん。ハービー・ハンコックの
ヘッドハンターズでドラムを務めた
マイク・クラークとの
コンビネーションにも触れ、
「ポールはいい意味でルーズな、
点じゃなく大きい流れで
演奏する人なんですけど、マイクは逆で
すごいタイトなんですよ。
その組み合わせもハービーの
裁量だと思うんですけど、
この組み合わせが絶妙だなって思います。」
と語りました。
ベーシストとしては他にも後藤克臣さんとの
出会いも高木さんに大きな影響を
与えているそうですが、歳を重ねるごとに
感じているのは両親からの影響なんだとか。
フラメンコギター奏者の父とフルート奏者の
母のもとで育ち、二人が聴いていた音楽にも
幼い頃から反応していたようで、
「母がクラシックをよく聴いていて、
自分は中でもブラームスが
好きだったみたいです。
お父さんはフラメンコギター奏者なので、
パコ・デ・ルシアとかの音楽も
流れていました。幼少期の影響が
大きいんだなって最近思ったりしますね。」
と分析しました。
高木さんにはリスナーから寄せられた
質問にもお答えいただきました。
『BREIMENのライブではセットリストが
ガラリと変わったり、ワンマンでは
他のミュージシャンの曲を
マッシュアップしたりしていますが、
それはどのようにして決めているのですか?
個人的にはBREIMENの曲
「ODORANAI」をルイス・コールの
「F it Up」とマッシュアップしているのが
一番好きです。』
「これはシンプルにバンドメンバー含め、
僕がめちゃくちゃ飽き性なんですね。
バンドのライブって基本的に曲の流れも
展開も決まっているから、それをツアーで
続けると飽きてきちゃうし、メンバーも
周りの音を聞かなくなると思うんですよ。
俺はライブをやるときはモニターに
こだわるんですけど、
それはなぜかと言うと、誰の音も
聞き逃したくないんですね。
それもあって飽きずに集中して、
予定調和じゃないライブにしようとすると、
ちょっとでもいいから変えようっていうのを
意図的にやっています。
マッシュアップはノリですね。
最近聴いている曲を
入れちゃおうかなみたいな。」
BREIMENはライブのリハーサルも
時間をかけておこなうようで、
その時間で生まれる偶発的なものも
積極的にライブに取り入れているそうです。
「究極的を言えば、
自分たちのためにやってますね。
お客さんは普通に曲を聴きたいみたいな
ところはあると思うんですけど、
俺はそこを最初から無視しようと
決めているんです。
どっちが満足させられるかって
サービス業の基準だと思うんですけど、
別にサービス業じゃないので、
自分たちがいかに楽しめるか、
そして自分たちが楽しんでいるライブの方が
絶対良いに決まっていると思います。」
と語りました。
BREIMENでは
作曲をおこなっている高木さん。
自身はバンドにおいてプロデューサーの
立ち位置もあるとし、
「曲に対してメンバーそれぞれが思う
アプローチをしてほしいと思いつつ、
要所で
“ここはこうしたほうがいいんじゃない?”
とかバランスをみて言うみたいなことを
やっていて、年々みんながプレイヤーとして
面白くなっていっていると思います。」
とも話しました。
そんなBREIMENですが、4月以降
ライブイベントの出演が続々決定しています。
5月4日(木)には埼玉スーパーアリーナで
開催される「VIVA LA ROCK」に出演予定。
さらに翌日にはJ-WAVEと六本木ヒルズが
毎年ゴールデンウィークに開催する
フリーライブイベント、
「TOKYO M.A.P.S」にも出演します。
オーガナイザーはクリス・ペプラーが
務めます。「TOKYO M.A.P.S」には他にも
上原ひろみさんや、Cornelius、
ROTH BART BARONなど、
多くのアーティストが出演しますので、
ぜひウェブサイトをチェックしてください。
TOKYO M.A.P.Sの情報はこちらから
BREIMENの情報はこちらから
さて、次週4月21日&28日のゲストは
2人組音楽ユニットBialystocksのボーカル
甫木元空さんです。クリス・ペプラーが
甫木元さんのバックグラウンドを紐解きます!
ぜひ、お聴きください!
いぶりがっこオカキ
元ネタを再現する系のお菓子って
大体ある程度は
劣化版になると思うんですが、
これはいぶりがっこを
超えちゃってるかもしれません。
(高木祥太)
IWBYLI / BREIMEN
Chameleon
/ Herbie Hancock
Intermezzo No. 2 in A Major, Op. 118
/ Johannes Brahms, Gould Brahms
Letter from India / Paco de Lucía,
Al Di Meola and John McLaughlin
Watermelon Man(LIVE)
/ Herbie Hancock
There's Nothing Like This feat. Pino Palladino
/ Omar
CATWALK / BREIMEN
F it up (Live Sesh)
/ Louis Cole
ODORANAI / BREIMEN
Make Me Wanna Holler
/ Meshell Ndegeocello
MUSICA / BREIMEN
Soul Record (Live)
/ Meshell Ndegeocello
高木祥太さんとのトークをうけて
クリス・ペプラーが選んだ曲はこちら!