番組初登場となったatagiさん。
コロナ禍の生活は音楽制作にも
影響を与えたそうで、パンデミックが
始まった当初は、いわゆる元気な曲は
書きたくなくなり、内省的なものが
多くなったんだとか。
しかし、時が経つとともにその傾向も
変化したそうで、
「もっと僕らは色々やりたい!っていう
欲求も出てくれば、さらに時間が経つと、
外に出られる喜びって最高だ!みたいな
視点になってきたし、
めちゃくちゃ影響を受けましたね。」
と振り返りました。
これに対しクリス・ペプラーは、
コロナ禍にリリースされた
テイラー・スウィフトやAdoの曲を
例に挙げ、
「アコースティックで内省的な曲が出たり、
逆にストレスを発散するような曲が
出たり、そういう意味では
面白い期間だよね。」と述べました。
小学生の頃にギターを始めたという
atagiさんが、初めて弾き語りをした曲は、
かぐや姫の「神田川」。
「結構、内省的というか、
デリケートな曲だよね。」
と笑うクリス・ペプラーにatagiさんも
笑いながら、
「暗い曲ですよね。
当時はこの曲のメッセージを
全く分かってなかったんです。
父親のギターをこっそり
持ち出したところから始まって、
同じように父親が持っていたギターの
コードブックの中から選んだのが、
この曲だったんです。」と話しました。
そんなatagiさんが影響を受けた
ミュージシャンとして挙げたのは、
宇多田ヒカルさんでした。
ちょうど「神田川」をコピーして、
弾き語りをしている時期だったそうですが、
それまでロックやフォークといった
ジャンルの曲しか
聴いていなかったというatagiさんは、
ブラックミュージックの
影響が感じられる宇多田さんの曲に痺れ、
それは文字通り“雷に打たれるような瞬間”
だったそうです。
ソウル・コフィングや
レッド・ホット・チリ・ペッパーズにも
大きな影響を受けたというatagiさん。
同じくソウル・コフィングが
大好きだと述べたクリス・ペプラーに、
「嬉しい!周りに全然分かってくれる方が
いないんですけど、むちゃくちゃ
大好きなんですよ。サウンドのバランスも
最高ですよね。」と話しました。
クリス・ペプラーは
「彼らは世界的に
ビッグヒットした訳じゃないからさ、
atagiくんよくここに辿り着いたね。」
と驚いていましたが、atagiさんは中学の頃に
ジャケ買いでCDを集めていたそうで、
ソウル・コフィングはその中に
含まれていた1枚だったんだとか。
さらにレッド・ホット・チリ・ペッパーズの
フェイバリットアルバムが、
『Mother's Milk』であることも
共通していたクリス・ペプラーとatagiさん。
「ヤバい!俺もそうなんだよ!
『Mother's Milk』好きって
結構少数派なんだよね。
ジョン・フルシアンテが”枯れた感じ”に
入る前でさ、このアルバムに関しては
捨て曲ゼロだもん。」と、
どんどんテンションの上がる
クリス・ペプラー。atagiさんも納得しつつ、
「僕もそう思います。めちゃくちゃ
アバンギャルドでパンクなんだけど、
曲によっては今に至るメロディや
色気の片鱗が感じられるのも
好きなところです。ギターのトーンとかも
一番好きかもしれないです。」
と話しました。
その後、ジョン・フルシアンテ脱退後に
加入したギタリスト、デイヴ・ナヴァロの
話題になり、atagiさんが
「結構、デイヴ・ナヴァロ
好きなんですよね。」と述べると、
またもやクリス・ペプラーが
「俺も好きだよ。」と同意し、
「デイヴ・ナヴァロのソロって
聴いたことある?ヤバいぜ!
ちょっと聴いてみよう!
今日はスゲえな!」と興奮していました。
そんなクリス・ペプラーと
大盛り上がりのatagiさんが活動する
グループ、Awesome City Clubは
4月19日にニューデジタルシングル
『アイオライト』をリリースしました。
TBS系火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』の
挿入歌として書き下された楽曲です。
ドラマの原作や台本を読みながら
制作をしたと話したatagiさん。
タイトルの「アイオライト」は、
石の名前から取られており、
「誠実、貞操」という石言葉も
裏テーマとしてあるそうです。
クリス・ペプラーは『アイオライト』に、
「Are you all right?」という意味が
含まれていると思ったそうで、
これを聞いたatagiさんは
「確かにそう聞こえますね!
それ、もうちょっと早く言ってくれたら、
いろんなメディアで言えましたね。」
と笑いながら反応しました。
Awesome City Clubの情報はこちらから
さて、atagiさんとのトークは
次週5月12日に続きます。
好きな音楽が共通する2人のトークは
さらに加速するのでしょうか?
ぜひ後半戦もお聴きください!
麻ピー
シビレる辛さと旨みの麻ピー
黒ラベルとの組み合わせは
たまらないひと時を演出します
勿忘 / Awesome City Club
illicit affairs / Taylor Swift
神田川 / かぐや姫
Automatic
/ 宇多田ヒカル
圭子の夢は夜ひらく
/ 藤圭子
Super Bon Bon
The Idiot Kings
/ Soul Coughing
Stone Cold Bush
Johnny, Kick a Hole in the Sky
/ Red Hot Chili Peppers
Rexall / Dave Navarro
アイオライト
/ Awesome City Club