ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2023.05.26 ON AIR
先週に引き続き4人組バンド、
YONA YONA WEEKENDERSの
ボーカル・磯野くんをお迎えしました。
自分にとっての三大ギタリストを訊かれ、
磯野くんが最初に挙げたのは...

2018年に初のEPをリリースし、
活動を本格的に行おうとしていた矢先、
コロナ禍に入ってしまい、満足にライブが
出来なかったと話した磯野くん。
さらにそのタイミングで子供が
生まれたこともあり、
忙しくて落ち着かない日々を過ごしていたそう。
そんな時期に聴いていたのが、前回も紹介した
ノルウェー出身のミュージシャン・
boy pablo（ボーイ・パブロ）や、
タイのバンド・YONLAPA（ヨンラパ）
といったアーティストの音楽でした。
YONLAPAについて磯野くんは、
「僕は旅行でタイに行ったことが
　あるんですけど、”微笑みの国”って
　言われるだけあってのんびりしていて、
　その空気感を音楽からも感じられるんですね。
　旅行で見た景色を思い浮かべながら
　聴いていました。」と語りました。
クリス・ペプラーもタイやタイの
ミュージシャンが好きだと述べ、
バンコク生まれのシンガーソングライター・
プム・ヴィプリットや、
先日のTOKYO M.A.P.Sに出演した
タイのミュージシャン・ザ・トイズを
紹介しました。

YONA YONA WEEKENDERSではボーカルと
ギターを担当している磯野くんですが、
クリス・ペプラーから、自分にとっての
三大ギタリストを訊かれ、最初に挙げたのは、
the band apartの荒井岳史さんでした。
「なんでこんなの弾きながら歌えるんだ、
　ってずっと思っています。
　ロックのアプローチなんだけど、
　セブンスの響きがあって
　『こういうのがあるんだ！』ってなったのを
　覚えています。コード感を学んだのは
　バンアパですね。」と語りました。
実は、YONA YONA WEEKENDERSの
メンバーのステージの立ち位置も
the band apartから
影響を受けているんだとか。

三大ギタリストの2人目に挙げたのは、
メロコアを好んで聴いていた磯野くんらしく、
横山健さんでした。高校生の頃に
Hi-Standardのコピーもよくやっていたと述べ、
「健さんはギターのスイッチをガムテープで
　固定しているんですけど、
　それも真似していましたし、
　インディー精神みたいなところにも
　影響を受けました。いまだにヒーロですね。」
と紹介しました。

最後に挙げたのは、磯野くんが
唯一無二だと話したギタリスト、長岡亮介さん。
「ギターのフレーズが長岡さん！
　っていう感じなんですけど、
　バックで弾いているときは主張しすぎない。
　だけど長岡節を感じられる、
　その絶妙な塩梅がすごく好きですね。
　あと単純にカッコいいですよね（笑）
　あんな感じの歳の取り方をしたいです。」
と話しました。これに対してクリス・ペプラーは
「長岡さんは誰かに影響を受けた感じがなくて、
　独特のスタイルを持ってますよね。
　その意味では小山田圭吾さんと
　近い感じが俺はするんだよね。」
と反応しました。

そんな磯野くんですが、
実はメタルも好きだそう。
「メロディック・スピード・メタルみたいなのが
　流行った時もありましたよね。
　僕は北欧系のメタルも好きですし、
　スリップノットみたいなのも大好きです。」
と話しました。これを聞いたクリス・ペプラーは
「ファンの方は磯野くんがまさか
　スリップノットを聴いているなんて、
　知らなそうですよね？
　全然YONA YONAと違うじゃないですか！」
と笑いました。

番組後半にはリスナーから寄せられた
質問にもお答えいただきました。

『ハーフマラソン完走おめでとうございます！
　ラーメン食べ歩きの記事を書きながら、
　体重を絞れた秘訣を教えてください。』

「『ラーメンから歌が聴こえる』っていう
　コラムをやらせていただいていて、
　個人的にも週3〜4くらいラーメンを
　食べることもあって、今年の1月くらいに
　痩せたいって思ったんですね。
　でも、なかなかダイエットが出来なくて、
　自分を追い込むために
　ハーフマラソンにエントリーしたんです。
　でも正直、
　絞れてはなかったと思うんですよね（笑）」

さて、そんな磯野くんがボーカルを務めるY
ONA YONA WEEKENDERSは、
6月21日にニューEP『into the wind』を
リリースします。
タイトル曲「into the wind」は現在配信中。
クラムボンの原田郁子さんと共演した
「眠らないでよ feat. 原田郁子(クラムボン)」
について磯野くんは、
「原田さんは歌詞の世界を大切にされる方で、
　僕が書いた歌詞を手書きで
　ノートに書いてきてくれて、
　『ここはどういうシーンなんですか？』とか
　『どういう気持ちから
　この言葉になったんですか？』
とか質問してくださって、
タジタジになりました。（笑）
レコーディングの時もいろいろ
提案してくださったので、僕が思った以上の
出来になったかなと思います。」
と解説しました。

7月にはFUJI ROCK FESTIVALへの出演、
そして8月には「into the wind」の
リリースツアーも決定しています。
詳しくはYONA YONA WEEKENDERSの
ウェブサイトをチェックしてください。

YONA YONA WEEKENDERSの情報はこちらから

さて、次週6月2日&9日のゲストは、
先日5年ぶりのアルバムを
リリースしたばかりのバンド、
ceroから高城晶平さん。
（※「高」は、はしごだかが正式表記）
音楽を始めたきっかけなど
色々お話を伺います！ぜひ、お聴きください。