SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2023.06.02 ON AIR
今週は番組初登場、
バンドceroから
高城晶平さんをお迎えしました。
(※高ははしごだかが正式表記)
影響を受けたミュージシャンとして
高城さんが挙げたのは、

音楽が好きな両親のもとで育った高城さん。
家にはレコードやギターがあり、
中学に入った頃にはそのギターを手にし、
数曲練習するとすぐに自分のオリジナル曲を
作るようになったんだとか。
「僕は曲が作りたいから
 ギターを触り始めたんです。」
ときっかけを語りました。
高校に入るとバンドを始めたそうですが、
高城さんが通った高校には軽音楽部がなく、
さらにはエレキ楽器も禁止という
ルールがあったらしく、
「おそらく僕らが入る前の代で、
 何かやんちゃなことが起きて、
 なぜかそれがエレキ楽器のせいに
 なってたんですよ。
 だったらアコギでやろうって言って、
 アコギが3人くらいいる感じのバンドを
 結成したんです。」と話しました。
その頃はオリジナル曲のほか、
フリッパーズ・ギターや高城さんの
父が好きだったというバンド、
アメリカの曲を演奏していたそうです。

そんな高城さんが
影響を受けたミュージシャンとして
挙げたのは、細野晴臣さん。
「テクノをやっている時もあれば、
 フォークやエキゾと言われることを
 やっている時もあって、
 そのバイオグラフィーの”とっちらかり方”
 みたいなのが僕はすごく好きで、
 自分もそういったこと
 をやってみたいというのがあるんです。」
と語りました。音楽のジャンルは様々ですが、
横断すればするほど、細野さんの”心意気”や
“哲学”のようなものが見えてくるのが
魅力とも述べました。
同じように多彩な音楽性を聴かせるバンド、
くるりにも影響を受けているそうです。
「『図鑑』というアルバムが
 高校1年生の時に出て、
 これもある意味”とっちらかってる”アルバム。
 ロックもフォークも打ち込みもっていう、
 自分はそういうところに
 キュンとしてしまうんですよね。
 一個のことをずっとやっていく人も、
 すごいカッコいいと思うし、
 憧れもあるんですけど、
 とても自分には出来そうにない、
 常に色々やっている人の方が、
 シンパシーを感じられるのかも
 しれません。」と話しました。

OTOAJITOもリモート収録から
スタジオ収録がメインになってきたこの頃。
ようやく落ち着いてきたコロナ禍ですが、
高城さんはミュージシャンとしての生活を
考える時期を過ごしていたそう。
「最初のうちはゆっくりするか、
 ぐらいの感じだったんですけど、
 さすがに見通しが立たないと
 不安になってきて、
 『もしかして音楽業も廃業なのかな。』
 っていう考えもよぎりました。
 そこで音楽は自分にとって、
 たまたま職業になったもので、
 自分は”音楽じゃなきゃいけない人間”では
 なかったっていうのを思い出したんです。」
と原点を見つめ直したそう。続けて
「自分は音楽を使って、色々なことを
 考えることをやりたかったんだよなって、
 考えるだけだったら、緊急事態宣言で
 家に閉じ込められていても出来るし、
 楽器が無くても思考することは続けられる。
 そこまで振り返ってみたら
 楽になったんです。音楽はあくまでも
 “お楽しみ”として、自分の人生に
 与えられているんだなってことを今、
 考えながらやってますね。」と語りました。

高城さんは2020年に
Shohei Takagi Parallela Botanica名義で、
ソロアルバムをリリースしています。
『Triptych』という3曲3部構成の
アルバムになっていますが、先述の
アメリカなど両親からの影響などを
落とし込んだ、ceroとは違った印象の
作品になっています。
同作からシングルとしてリリースされた
『ミッドナイト・ランデヴー』には、
影響を受けたミュージシャンである
細野晴臣さんのカバー曲、「PLEOCENE」も
収録されています。これについては、
「この時代の細野さんの音楽を
 カバーする人ってあまりいなかったので、
『これは俺がやるしかねえ!』
 みたいなのがありましたね。(笑)」
と述べました。

さて、ceroは5月24日に5年ぶりの
ニューアルバム『e o』をリリースしました。
前作から5年の間に、メンバーそれぞれが
ソロ作品を出すなど精力的な活動を行ない、
その成果をバンドに反映しながら、
腰を据えて制作を進めていったという今作。
「最初は吉祥寺に集まって、
 後半はカクバリズムの事務所に
 一室を作って、ひたすら3人で
 曲を作りまくりましたね。
 ようやく出せました。」 
ちなみに今週オンエアした楽曲
「Fuha フハ」のタイトルは、
漫画家・水木しげるさんの
作品に出てくる表現に由来しているそうです。
「e o」の生産限定CD付属Blu-ray Discには、
昨年7月に日比谷野外大音楽堂で
行われたライブ「Outdoors 2022」が
収録されています。リリースツアーも
始まっています。詳しくはceroの
ホームページをチェックしてください。

ceroの情報はこちらから

cero高城さんとのトークは
次週6月9日に続きます。
ぜひ、黒ラベルを飲みながらお聴きください!

OMIYA

焼きそばパン
焼きそばの濃厚なソースの味と
もっちりとしたパンの組み合わせを
黒ラベルで流し込む。
いい夜になりそうです!

MUSIC

  • Orphans / cero

  • A Horse With No Name / America

  • SNOW / 高田漣

  • PLEOCENE / 細野晴臣

  • 街 / くるり

  • 交響曲第二番 第一楽章 アレグロ・コン・モート
    / 岸田繁 京都市交響楽団 広上淳一

  • Summer Soul / cero

  • ミッドナイト・ランデヴー
    / Shohei Takagi Parallela Botanica

  • PLEOCENE
    / Shohei Takagi Parallela Botanica

  • Nemesis ネメシス
    Fuha フハ
    / cero

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