ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2023.06.16 ON AIR
今週は4ピースロックバンド、
04 Limited Sazabysから
ベース・ボーカルの
GENさんをお迎えしました。

ENさんは愛知県豊橋市出身。
アクティブな父親に影響され、子供の頃から
モトクロスのバイクに乗ったり、スキーや
スケートボードを楽しんだりと
活発だったそうです。音楽も父親に
影響されたとのことで、
「家にアコースティックギターがあって、
　父が河島英五さんとか吉田拓郎さんとかの
　曲を弾いていて、僕もギターを
　教えてもらっていましたね。」と話しました。
GENさんは先日実家に帰った際に、
両親の馴れ初めを聞いたそうで、
「うちの母親は明るくて誰でも話すタイプで、
　父親はどちらかというとシャイなんです。
　父が大学生の頃にキャンプで
　ギターを弾いて、寂しそうにしていたところを
　母が見つけて気になったらしいです。
　父は上手く喋れない分、
　音楽でアプローチしたみたいです。」
というエピソードを話しました。

そんなGENさんが初めて買ったCDは
フォークデュオ19のアルバム
『音楽』だったそうです。
小学校4〜5年生の頃、19やゆずなどが
流行っていたことからアコースティックギターを
練習するようになったそうですが、
同じ頃に初恋も経験したと明かし、
「転校生の女の子がゆずのことを
　好きだったんですね。この子に
　ゆずの曲をさらっと弾き語り出来たら、
　好きになってもらえるかなって
　思ったんです。」と話しました。
これに対しクリス・ペプラーが
「お父さんと同じだね！」と述べると、
GENさんは
「そうなんですよ。血は争えないですね。」と
反応しました。周りにギターを弾いている人が
少なかったことから、ギターが好きな
先生を見つけ、「ギタークラブ」のようなものを
立ち上げたとも話し、クリス・ペプラーは
「すごい小学生！オーガナイザーじゃん！」
と驚いていました。

04 Limited Sazabysではベース・ボーカルを
務めているGENさんですが、ギターから
ベースへ転向したのは高校生の頃。
Hi-STANDARDのコピーバンドを
始めたのがきっかけだったそうです。
ベースを弾いている人がいなかったことや、
ベース・ボーカルに挑戦してみたかった
という気持ちでスタートしたそうですが、
現在は少し後悔もしているとのこと。
「ベース・ボーカルは
　ずっと弾いていなきゃいけないし、
　MCの時もギターと違って雰囲気が
　作りにくい。ギター・ボーカルだったら、
　もっといろいろ出来ただろうなって
　思いますね。」と述べました。
しかしながら、ベース・ボーカルを
続けるのには、高校生の頃の出来事が
大きな理由になっているそう。
「文化祭でベース・ボーカルとして
　ライブをした時に、それを見た
　サッカー部の先輩が「キャラ感が強い」って
　褒めてくれたんですよ。
　それがずっと嬉しくて、
　ベース・ボーカルになってから、
　僕のアイデンティティが
　確立された感じもあるんですよね。」
と語りました。

バンドという形態に関しても、
Hi-STANDARDから大きな影響を
受けているというGENさん。
「『ATTACK FROM THE FAR EAST』
　っていうVHS作品を見て、
　こういうことしたいなって思ったのを
　覚えています。
　シンプルなサウンドもそうですし、
　AIR JAMっていうイベントでは、
　自分達の繋がりで大きなムーブメントを
　起こしているのがカッコよくて、
　本当に憧れました。当時の音源を
　聴いていても、上手い下手では語れない、
　バンドとしてのグルーヴがあったんだなって
　思います。」
Hi-STANDARDとはAIR JAMの他、
今年開催のSATANIC CARNIVALでも
共演予定で、
「本当に楽しみです。」と述べました。

他に影響を受けたバンドとして挙げたのは、
ELLEGARDEN。
「僕が初めて聴いた曲は、
　西海岸の感じがしたんです。
　New Found Gloryとかblink-182みたいな
　テンションで、『これ日本人がやってるのか!?』
　って衝撃を受けました。そこから
　Weezerみたいなエモとかオルタナの匂いも
　どんどんするんですけど、そういった世界を
　広げてくれたのもELLEGARDENなので、
　いまだに影響を受けていると思います。」
と語りました。ELLEGARDENとは、
先日開催されたARABAKI ROCK FEST.で
共演し、袖でライブを見た際に、
改めて演奏力の高さにも驚かされたそう。
歌詞の書き方に影響を受けたのはスピッツで、
特にアルバム『ハチミツ』は
何度も聴き込んだそうです。
「ハイスタから始まって、
　日本語の曲をやるようになった時に、
　スピッツは参考にさせてもらいました。
　ポップだけど、パンクなアティテュードも
　感じるんですよね。」
これに対しクリス・ペプラーは、
「スピッツの名前の由来って
　『弱い犬はよく吠える』みたいなことを
　言われるけど、Spit（スピット）って
　『唾を吐く』っていう意味なんだよね。
　シド・ヴィシャスみたいな感じで。
　その由来もあるのかなって思います。」
と推測しました。

04 Limited Sazabysは、
昨年2022年に開催された音楽フェスに
25本も出演しました。
パンクシーンだけでなく、ポップスや
ギターロックのフェスからも声がかかる
バンドですが、フェスに出るときは自分達
を知らないリスナーを取り込むことを
常に意識しているそう。
「僕らは何かきっかけがあって
　ご飯が食べられている訳じゃなくて、
　フェスとかで1人ずつお客さんを
　増やしてきたから、今こうやって
　活動出来ているんだと思います。」
と音楽フェスへの想いを語りました。

今年も多くのフェスへの出演、
そしてワンマンライブも決定しています。
詳しくは04 Limited Sazabysの
オフィシャルホームページを
チェックしてください！

04 Limited Sazabysの情報はこちらから

04 Limited Sazabysの
ベース・ボーカル・GENさんとのトークは、
次週6月23日に続きます。
後半もぜひ、
黒ラベルを飲みながらお聴きください！