ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2023.10.07 ON AIR
今週から放送時間が
土曜日の午後6時にカムバックしました!
そんな記念すべき回にお迎えしたのは、
サカナクションのベーシスト、草刈愛美さんです。

今週から放送時間が
土曜日の午後6時にカムバックしました。
時間も楽しさも拡大してお届けする
SAPPRORO BEER OTOAJITO！
引き続き、よろしくお願いします！

さて、そんな記念すべき回に
お迎えしたのは、
サカナクションのベーシスト、
草刈愛美さんです。
OTOAJITOには、
10年ぶりのご出演となりましたが、
この10年の間にあったことや、
草刈さんもご出演されるイベント、
「THE BASS DAY LIVE 2023」の
お話も伺いました。

コロナ禍に入り、サカナクションとして
ライブが出来ない時期が続き、
さらには恒例だった音楽フェスへの出演も
なかなか出来ていないということで、
草刈さんは最近、
お客さんとしてライブを楽しんでいるそうです。
SUMMER SONICやF
UJI ROCK FESTIVALにも
足を運んだそうで、
「観に行って楽しかったですし、
　またあのステージに立ちたい！
　いつかやってやる！っていう、
　昔を思い出す、
　懐かしい気持ちになりましたね。」と話しました。

ライブ活動が出来ない中、
草刈さんが聴いていた音楽で
印象に残っているのは、
日本では2020年に公開された
映画『キャッツ』のサウンドトラック。
小学校の頃にミュージカル版を見て、
そこから音楽が好きになったという、
草刈さんにとって
大切な作品だそうですが、
映画版のサウンドトラックに
収録されている、
テイラー・スウィフトが歌う
「ビューティフル・ゴースト」が
とてもお気に入りなんだとか。
同じく2020年にリリースされた
テイラー・スウィフトのアルバム
『フォークロア』や、
ブラッド・メルドーの
『Suite: April 2020』も
よく聴いた作品として挙げ、
「心の底にあるものを
　掴み取ろうというような、
　すごく深まった作品がいっぱいあって、
　みんな同じ時期に生きて、
　音楽を作っているんだなっていうのを
　感じたんですよね。」
とコロナ禍を振り返りました。

2015年に第一子を出産した草刈さん。
翌年開催された
『TOKIO HOT 100 FESTIVAL』のステージ
でクリス・ペプラーにかけれらた言葉が
忘れられないそう。
「ステージで“グルーヴィ・ママ”って
　言ってくださったんですよ。
　子供を産んで復帰してから、
　自分の中で葛藤があって、
　（ミュージシャンとして、母親として）
　どうやってバランスを取ったらいいか
　迷っていたんですが、クリスさんが
　“グルーヴィ・ママ”って言ってくれたから
　“グルーヴィ・ママ”になればいいのか！
　ベースをきちんとグルーヴさせて、
　ママもやっているのが
　私なのかなって思ったんです。」と語りました。
お子さんは現在8歳になり、
一緒にシルク・ソニックのMVを見たり、
車の中でJ-WAVEを聴いていたりと、
音楽に興味を示しているんだとか。

そんなお子さんと一緒に
ライブに行くこともあるそうです。
「どうしても観たいライブは
　ついて来てくださいってお願いして、
　引っ張って連れて行くこともあります。
　今年のフジロックにも
　ついて来てもらいました！」と話しました。
アンダーソン・パークと
ノレッジによるユニット、
ノー・ウォーリーズが
草刈さんの目当てだったそうで、
「カッコよかったです！
　カリスマティックなステージでした。」と紹介。
同じくノー・ウォーリーズのライブを観た
クリス・ペプラーは
「大量のお姉ちゃんが
　ステージに上がっていて、
　懐かしいっていうか、
　いつの芸風だよ！みたいな（笑）
　めちゃくちゃみんな踊りが上手いんですよ。
　仕込みだったのかな、あれ（笑）」
と振り返りました。

クリス・ペプラーは他にも
FUJI ROCK FESTIVALで
ルイス・コールのライブを観たと話し、
その流れから最近のいわゆる
技巧派のミュージシャンに関するトークへ。
「みんなシリアスとは裏腹というか、
　サンダーキャットだって
　ピカチュウの被り物したり、
　（ドミ＆JD・ベックの）のドミだって、
　便器の上に座って
　鍵盤弾いてますもんね（笑）」
と話したクリス・ペプラーに対し、
草刈さんは
「ドミは（ベースラインを演奏する）左手が
　大変なことになってますよね。
　ルイスコールもそうですけど、
　鍵盤で作っているんだろうな
　っていうベースラインは、
　発想が違うところにあって面白いです。
　ベースでコピーしようとすると、
　こんな動きになるんだ！って思います。」
とベーシストとして
注目するポイントを語りました。
しかしそんな草刈さんも実は、
ピアノから楽器を始めたため、
いまだに音の像は
ピアノの配列で頭に浮かぶそうです。

さて、そんな草刈さんは、
今年4年ぶりに開催される
「THE BASS DAY LIVE 2023」への
出演が決まっています。
今回はサカナクションの
リミックスも手がけるDJ、
シンガーソングライターのYonYonさん、
そして、草刈さんが
以前から共演したかったという、
プロデューサー、ドラマーの
mabanuaさんが共に
草刈さんのステージにゲスト出演します。
11月10日(金)、11日(土)の
2日間にわたって開催される
「THE BASS DAY LIVE 2023」。
草刈さんの出演は11月10日(金)です。
他にも第一線で活躍する
さまざまなベーシストが多数出演し、
イベントを盛り上げます。詳しくは
「ベースの日」のウェブサイト、
J-WAVEのウェブサイトを
チェックしてください！

そしてサカナクションは9月6日に、
リアレンジ＆リミックス・アルバム
『懐かしい月は新しい月 Vol.2　
〜Rearrange & Remix works〜』を
リリースしました。サカナクションの
メンバーである草刈さん、
岩寺基晴さん、
江島啓一さん、
岡崎英美さんの4名による
セルフ・リアレンジ楽曲集と、
Cornelius、藤原ヒロシさん、
Floating Points、
YonYonさんによる
サカナクションの楽曲の
リミックスを収めた、2枚組
コンピレーションアルバムになっています。
新たな解釈でクリエイトされた
サカナクションの楽曲を、
ぜひお楽しみください。

サカナクションの公式サイトはこちら

来週は4人組インストバンド、
SPECIAL OTHERSから
ギターの柳下“DAYO”武史さんをお迎えします。
柳下はこれまでどんな音楽に
影響を受けて来たのでしょうか？
クリス・ペプラーが柳下さんの
音楽ルーツから最近注目の
ミュージシャンなど詳しく伺います！
ぜひお聴きください。