2019年にデビュー曲
「Lost in Translation」をリリースし、
年齢や性別、国籍などを一切公表せず
活動してきたNenashiさん。2021年には
シンガーのHiro-a-keyのプロジェクトであると
自ら明かし、話題となりました。
「正体を伏せて、音楽だけを聴いてもらって、
どんな人達に刺さるかをやってみようと思って
始めました。」とその理由について語りました。
Hiro-a-key名義では日本語の歌詞を
メインにして歌っていましたが、Nenashiの曲は
英語で書かれ、さらに共同で作曲も行う
ミュージシャン、Kibunyaさんや所属する
origami PRODUCTIONSのアイデアも加わり
制作されているそうです。
Nenashiという名前は、これまでアメリカ、カナダ、
ブラジル、バハマ、アルゼンチン、韓国、香港、
日本、タイ、カザフスタン、フランス、イギリス、
ドイツ、スイスなど20ヶ国以上の地域を旅し、
さまざまな文化に触れてきた経験から、
自身を“根無し草”に重ね合わせたことに
由来しているそうです。
音楽を始めたのは、
アメリカで生活をしていた小学校の頃、
隣の家に住んでいた同い年の友人が
きっかけだったそう。
「それまで楽器に興味はなかったんですけど、
彼がアルトサックスをやっていたんです。
良いなと思って、僕も学校のマーチングバンドの
授業に参加して、サックスを始めました。」
と語りました。最初に演奏した曲はオージェイズの
「For The Love of Money」だったそうで、
クリス・ペプラーは
「小さい頃からこんな曲をやってたんですね!」
とリアクションしました。
そんなNenashiさんが初めて買ったCDは
マイケル・ジャクソンの『Bad』。
そして同時期に杏里さんの『NEUTRAL』の
カセットテープも購入したそうです。
「マイケルやジャネットが好きだったんですけど、
杏里さんのこのアルバムに入っている
「Back to the BASIC」っていう曲が
ジャネットっぽい雰囲気だったんですよ。
この人カッコいいと思って、
日本に一時帰国した時に空港で買いました。」
クリス・ペプラーによると杏里さんは
ジャネット・ジャクソンと親交があるそうで、
「俺も杏里と一緒にジャネットと
メシを何回か食べたことがある。」と話すと、
Nenashiさんは
「マジすか!?ジャネット・ジャクソンと
ご飯食べてるんですか!?エグい!」
と大驚きでした。
自身の音楽の趣味の傾向として、
「音が詰まり過ぎていない、
隙間のあるものが好きなのかもしれないです。」
と分析したNenashiさん。これまでディアンジェロや
ドゥエレ、ファレル・ウィリアムス、
さらに遡ればプリンスやフェラ・クティなどに
影響を受けてきたそうですが、
中でもドゥエレには思い入れがあるんだとか。
「1回の来日公演で2回、
合計4回観てるんですけど、最前に座ってたら
なんとなく顔を覚えてくれたのか、
マイクを向けて歌わせてくれたんですよね。
「Find A Way」っていう曲だったんですけど、
一言一句間違えずに歌いました。」
というエピソードを話しました。その他、
プリンスやファレル・ウィリアムスにも
大きく影響を受けたとも語りました。
先ほどのドゥエレの話も含め、ライブにも
よく足を運んでいると語ったNenashiさん。
思い出に残っているライブも世界各地を
転々としたNenashiさんらしいラインナップでした。
最初に挙げたのは2015年に
SUMMER SONICで観たディアンジェロのライブ。
そして、エジプトのカイロで観たタンヌーラという
伝統舞踊のステージ。大きなスカートを
回しながら、長時間踊り続けるという光景に
感動して涙したそうです。もうひとつ挙げたのは、
ロサンゼルスにあるグリーク・シアターで観た、
ハイエイタス・カイヨーテとリトル・ドラゴンの
対バンライブ。
「これは観に行くしかないなと思って、
一週間前くらいにチケットを買って
観に行きました。」と、このライブのためだけに
現地へ行ったと話しました。
ブラジル滞在時にも音楽的な驚きや
影響があったそう。
「リオに行った時の夕方に、ちょっとした丘で
みんなが生楽器を集めて
パーティをしてたんですよ。ダンサーもいて、
馴染みの曲を生バンドが演奏しながら、
周りの人もみんな歌っていて、
ブロックパーティのような感じで
音楽を楽しんでいるんだなって思いました。」
と語りました。その様子を観ていた
Nenashiさんは、途中で自身も知っている
「タージ・マハル」という曲が演奏され、
一緒に歌うことが出来て、僕もその一部になれた。
みんなで一緒に楽しむ感じが
良いなって思いましたね。」と振り返りました。
この日は特別に
「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラドラフト」で
乾杯しましたが、普段は、
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、Nenashiさんに
「大人になったと感じる曲」を伺いました。
Nenashiさんが選曲したのは
ジャズスタンダード曲の
「オール・ザ・シングス・ユー・アー」でした。
「いろんなバージョンがあるんですけど、
メロディが綺麗。ジャズだから大人っていうのも
ちょっとベタなんですけど、
良い曲だなと思えるのが
大人だなっていう気がしました。」
と理由を話しました。
さて、Neashiさんは11月15日にニュー・シングル
「Take Me Back
(Remix Sessions feat. Michael Kaneko)」
をリリースしました。こちらは9月にリリースされた
「Take Me Back」のリミックスセッションの音源を
収めた作品となっています。
YouTubeで公開されているこちらのセッションは、
origami PRODUCTIONSのホームスタジオ
「big turtle STUDIOS」で撮影され、
相方・Kinbunyaさんと、フィーチャーされた
レーベルメイトのMichael Kanekoさんが
出演しています。ぜひ、シングルと合わせて
映像もチェックしてください。
そしてNenashiさんは、
11月23日に日本橋で開催される
ジャズフェスティバル、
「NIHONBASHI PUBLIC JAZZ 2023」に
出演予定となっています。詳しい情報は
origami PRODUCTIONS、Nenashiさんの
SNSなどをチェックしてください。
NenashiさんのXのアカウントはこちらから
次回11月25日は、
来年2月に東京ドーム公演が決まった、
JUJUさんに似ていると噂の<ママ>を
お迎えします。
どんなお話が伺えるのでしょうか?お楽しみに。
ナチョス
番組アンケートの
「黒ラベルに合うおつまみのチョイス」の
「チョイス」っていう単語を見たら、
「ナチョス」を思いついたので(笑)
というNenashiさんのチョイスはナチョス!
黒ラベル エクストラドラフトとの
相性はもちろんバッチリ!
For the Love of Money
/ The O'Jays
Take the A Train
/ Duke Ellington
Bad / Michael Jackson
Back to the BASIC / 杏里
Rhythm Nation
/ Janet Jackson
Untitled (How Does It Feel)
/ D'Angelo
Find A Way / Dwele
Ain't That Easy / D'Angelo
Tanoura Dance
/ Ahmed Abdel Fattah
Ritual Union
/ Little Dragon
Taj Mahal
/ Jorge Ben Jor
All the Things You Are
/ Sarah Vaughan
Take Me Back (Remix Sessions feat. Michael Kaneko)
/ Nenashi
My Ex-Girlfriend
/ Tony! Toni! Toné!
Nenashiさんとの
トークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!