現在22歳の甲田さん。
小学校6年生からインスタグラムの
ファッションインフルエンサーとして注目され、
モデルとして活動。
16歳でジャズピアニストとしてアルバム
『PLANKTON』をリリースし、
メジャーデビュー。
2021年には
シンガーソングライターに転身し、
さらには映画や舞台にも出演するなど、
幅広い分野で表現活動を
おこなわれています。
「歳が離れた兄がいて、
兄と同世代の友達と遊ぶことが
多かったんです。その人たちが
インスタを教えてくれて、
自分のコーディネートをアップしていたら、
それがきっかけでファッションの
ブログを書く仕事が始まりました。
昔からいろんなことに興味があったので、
それぞれ挑戦していたら
肩書きが増えていきました。」と語りました。
音楽を始めたのは5歳の時に、
自らの希望でヤマハ音楽教室に
通い始めたのがきっかけだったそう。
すぐにピアノを演奏することにハマり、
8歳の頃にはジャズに魅了されたことから、
ジャズピアニストを
志望するようになったんだとか。
「担当の先生はジャズが好きで、
私たちのクラスが発表会に出る時は、
曲をジャズアレンジに
することもあったんです。
最初はクラシックを習っていたんですけど、
そこからジャズの方が
楽しいなって思いました。」
とその背景について話しました。
当時から好きで、ずっと聴いていたという
ジャズミュージシャンは、
セロニアス・モンクとバド・パウエルの
二人だということで、クリス・ペプラーは
「8歳で!渋い!すごいですね!」と驚きました。
さて、そんな甲田さんが
初めて自分で買った音楽作品は、
Crooklyn Dodgers '95の
「Return Of The Crooklyn Dodgers」
というレコードだそう。
こちらは数年前に購入したとのことで、
それまではCDなどフィジカルの音源を
買うことはなかったと明かしました。
「ロバート・グラスパーとか、
ヒップホップとジャズの融合が
熱い時期があって、その流れで
ア・トライブ・コールド・クエストに
出会ったんです。そこから90年代の音楽を
掘り始めて、1番好きなのがこの
「Return Of The Crooklyn Dodgers」。
好き過ぎて、ずっとどこに売っているか
調べていて、マンハッタンレコードに
買いに行った思い出があります。」
と最初の1枚の出会いについて紹介しました。
アリアナ・グランデやリアーナなどにも
影響を受けているという甲田さん。
「歌手としての理想像かもしれないです。
私はやっぱりファッションから入っているので、
人前で着飾って
パフィーマンスするのが好きなんですよね。
それで、自分の世界観は
ジャズだけじゃ表現出来ないと感じて、
ポップスをやるようになった部分もあるので、
魅せ方はとても憧れています。」
そして甲田さんがもう一人
名前を挙げたのは、甲本ヒロトさん。
好きな理由について
「パフォーマンスもそうですけど、
全部揃っちゃってる感じがします。
もともと私も反骨精神が
強い気がするんです。小学校の時から
ピアスを開けてたり、
髪の毛を染めたりしていて、
そんな時の自分に
ブルーハーツがハマって、
心の拠り所みたいになってました。」
と語りました。
幼い頃からジャズのライブを
よく観にいっていたという甲田さんが、
最初に観たのはジャズピアニスト、
スガダイローさんのステージだったそう。
「フリージャズの方なんですけど、
袖とかでピアノを弾いたり、叩いたり、
そういった観たことないジャズの世界を
最初に体験してしまったので、衝撃でした。
ただ、スガダイローさんは
バド・パウエルが大好きなので、
通ずるところが
あるんだなって思いましたね。」
そんな甲田さんは小学生の頃の
夏休みの自由研究のテーマに、
フリージャズを選んだんだとか。
「同級生にもこの面白さを
知ってもらいたくて、
フリージャズのライブに通って、
『フリージャズとは何ですか?』
ってインタビューをしたんです。
それを紙にまとめて
教室に置いておきました。」と明かし、
またもやクリス・ペプラーを驚かせました。
他に印象に残っている
ライブとして挙げたのは、
一人でニューヨークへ観に行ったという
Smif-n-Wessunのライブ。
「大好きで、レコードも超集めているので、
最高でした!観客もガチファンみたいな
人ばかりで楽しかったです。」
と振り返りました。
さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
お聞きしていますが、
今回甲田さんが挙げたのは、
セロニアス・モンクの
「Brilliant Corners」でした。
「昔は分からなかったことが、
今聴くと分かるっていう印象があったので
選びました。当時はちょっと
尖っているなっていうくらいの感じで
聴いていたんですけど、今聴くと
誰よりも歌心があるピアノに聴こえるし、
色々経験してからじゃないと
この曲は弾けないんじゃないか、
っていう感情になります。」と紹介しました。
16歳でジャズアルバムをリリースし、
現在はシンガーソングライターとして
曲を発表している甲田さん。
ジャズアルバム制作時から
次作は歌モノをやりたいと考えており、
PCでの音楽制作を1から始めたそうです。
「ジャズが好きな自分と、
もっと自分自身を見てもらえるような
音楽が好きな自分もいて、
そこに可能性を感じていました。」
そう語った甲田まひるさんは、
2024年最初の楽曲「らぶじゅてーむ」を
1月26日に配信リリースします。
こちらは1月13日から
テレビ東京系で放送されるアニメ
「ぶっちぎり?!」のエンディング・テーマに
決定しており、甲田さんにとって
初のアニメ書き下ろしとなる作品です。
制作について
「楽しかったです!アニメの脚本を
とにかく読んで、アニメを観た人が
この曲ピッタリ!って思ってもらえるように、
作品とリンクさせることを
ずっと考えていました。
そういう部分がいっぱい詰め込まれた
自信作です。」と語りました。
甲田まひるさんの情報はこちらから
次回は、注目のバンド、
レトロリロンのボーカル&ギター、
涼音さんをお迎えします。
いったいどんな音楽ルーツを
お持ちなんでしょうか?お楽しみに。
CRATZ
コンビニで手軽に買えるおつまみ第一位!(甲田さん)
スパイシーな味わいと心地よい歯応えは
黒ラベルとの相性ももちろんバッチリ!
スタジオにも良い咀嚼音が響き渡りました。
PLANKTON
ASK ME NOW
/ 甲田まひる a.k.a. Mappy
CHERRY PIE
California / 甲田まひる
Cleopatra's Dream
/ Bud Powell
Return of The Crooklyn Dodgers
/ Crooklyn Dodgers 95'
positions
/ Ariana Grande
リンダリンダ
/ THE BLUE HEARTS
Off Minor
/ スガダイロートリオ
CHIASMA / 山下洋輔トリオ
Bucktown
/ Smif-N-Wessun
Travelers / Aaron Parks
Brilliant Corners
/ Thelonious Monk
らぶじゅてーむ / 甲田まひる
Don't Sweat The Technique
/ Eric B. & Rakim
甲田まひるさんとの
トークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ 1曲はこちら!