SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.02.24 ON AIR
今週は真心ブラザーズの
桜井秀俊さんをお迎えしました。
80年代に高校時代を過ごした桜井さん。
友人たちがハードロックに傾倒し...

真心ブラザーズは今年
デビュー35周年。
1989年に大学在学中だった
桜井さんがテレビ番組のコーナー、
「勝ち抜きフォークソング合戦」に
出場するために、一学年上の
YO-KINGさんを誘ったことで結成。
「YO-KINGさんは
 吉田拓郎さんとかフォークに
 すごく詳しかったんですよ。
 この先輩と組んだら
 面白いことになるぞ、と思って
 出場したら
 10週勝ち抜いちゃったんです。」
と、番組がきっかけで
デビューに繋がったと話しました。
コーナーの審査員長を務めていたのは、
かまやつひろしさんだったそうで、
10週勝ち抜けたのは、桜井さん曰く、
「ムッシュの絶大なるえこひいき」が
あったからだったそうです。

ちなみに
「勝ち抜きフォークソング合戦」に似た
コンセプトの番組、
『三宅裕司のいかすバンド天国』には、
「審査員が厳しくて、
 俺らみたいな大学生が出たら、
 けちょんけちょんに
 言われると思った。」
との理由で出演しなかったとのことですが、
実はクリス・ペプラーには
審査員のオファーが来ていたんだとか。
「「イカ天」は深夜じゃないですか。
 翌日がTOKIO HOT 100で、
 放送がスタートしたばかりだったのも
 あって、断ったんです。
 当時は真面目だったんですよね」
と笑いながら明かしました。

80年代に高校時代を過ごした桜井さん。
友人たちがハードロックに傾倒し、
とにかく速弾きが流行っていたそうですが、
桜井さんは上手く出来なかったとのこと。
しかし、ニューウェーブ好きの
バンド仲間から、
「桜井は速弾きなんか
 頑張らなくていい。カッティングの
 ギターがかっこいいんだ!」と、
トーキング・ヘッズやXTCなどを
教えてもらい、音楽の聴く幅も
広がったんだとか。桜井さんは先日、
トーキング・ヘッズのライブを収めた
映画『ストップ・メイキング・センス』
を観に行き、改めてそのカッコ良さを
感じたそうです。

そして桜井さんは
近田春夫さんの音楽も
大好きだとのこと。
「ビブラトーンズのアルバムが
 すごく好きでした。
 歌詞もユニークだし、窪田晴男さんの
 ギターもキレキレでしたよね。
 大学生になった頃には、近田さんが
 今度はビブラストーンを始めて、
 それはよく観に行ってました。」
と話しました。これに対して、
クリス・ペプラーは
「僕も近田ファンなんですよ。
 あの人は天才、日本のポップス界の
 至宝ですよ。」と述べ、
魅力を語り合いました。

そんな桜井さんが
初めてギターを弾いたのは中学生の頃。
音楽の授業でバンドを組むことになり、
学年末の発表会に向けて
練習をしたそうですが、
その中で印象に残っている出来事が
あったんだとか。
「いくつかバンドに参加していたんですけど、
 その中にベースで参加したバンドがあって、
 松山千春さんの「長い夜」を
 演奏することになったんです。
 ボーカルのサノくんっていう子は
 地味な子だったんですけど、
 とにかく「ちー様」が好きなんだと。
 それで皆で一生懸命練習して、
 サノくんが発表会で
 歌い切ったんですよね。
 声は震えまくりだったんですけど、
 そんなサノくんを見たことなかったし、
 これはバンドっていう
 コミュニケーションじゃないと
 味わえない感覚だったんです。
 これは続けていきたいと思って、
 高校になってお小遣いを貯めて、
 3万5,000円のギターを買いました。」
と当時を振り返りました。
さらにロックの魅力について、
「才能や練習じゃなくて、
 トンチとスピリットと
 ガッツがあれば、熱い表現を
 出来るのがいいじゃないですか。」
と述べました。高校に入って
最初に買ったギターは、
塗装は剥がれながらも、
今も現役で使用されているそうです。

番組後半では、桜井さんの
愛聴盤についても伺いました。
最初に挙げたのは
スティーヴィー・ワンダーが
1973年にリリースしたアルバム
『Innervisions』でした。
「1曲目の「Too High」の感じ。
 ギター弾きとしては何やっているか
 意味が分かんないんですよ。
 何だこれ!ってなるんですよね。
 繰り返し聴くアルバムは
 そういうものが多いです。」
これに対し、クリス・ペプラーも
スティーヴィー・ワンダーの中で
本作をベストに挙げ、
「なんでこんな曲が誕生するのか
 分からない。全ての曲が
 化け物のようで、当時プログレも
 流行っていたけど、
 プログレどころの騒ぎじゃない
 っていう感じですよね。」
と述べました。

もう一枚挙げたのは、岡村靖幸さんの
1990年のアルバム『家庭教師』でした。
「真心がデビューして、岡村さんも
 同じエピックだったんです。
 会社にニューアルバムの
 『家庭教師』が置かれていて、
 帰って聴いてみたらブッ飛びました。
 カッコよくて真似したいっていう
 音楽もありますけど、これは
 影響受けようがないなっていう
 作品です。」と絶賛しました。

その流れから好きなギタリストの話へ。
聴くというより研究する耳に
なってしまうと述べたのは、
スワンプ・ロックの名手で、
アメリカ先住民の血を引く
ジェシ・エド・デイヴィス。
クリス・ペプラーも
アメリカの先住民の血を引く
70年代のミュージシャンに
惹かれているとのこと。
桜井さんは同じく先住民の血を引く
ギタリスト、リンク・レイの
ドキュメンタリー映画
『ランブル 音楽界を揺るがした
 インディアンたち』を観たそうで、
テーマとなった楽曲「Rumble」の
魅力について2人で語り合いました。

筒美京平さんからも
大きな影響を受けているという
桜井さん。子供の頃からテレビで
流れていた多くの曲が、後になって
筒美さんの作品だったということを
知り、無意識のうちに自分の作曲法にも
影響があるとのこと。筒美さんの作品で
1番好きな曲は、早見優さんの
「夏色のナンシー」。
「京平先生はこの曲でテクノを
 やろうとしているんですね。
 アレンジは茂木由多加さんという、
 四人囃子にもいた方が
 やっているんですけど、
 茂木由多加meets筒美京平っていう
 感じが爆発しています。」
と魅力について話しました。

番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール
 黒ラベル」で乾杯していることに
 ちなんで、ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
お聞きしていますが、今回、
桜井さんが挙げたのは、ビートルズの
「Two of Us」でした。子供の頃に
初期のビートルズが好きになり、
その後中期のサイケデリックな
サウンドにも惹かれていた頃、
後期の曲である「Two of Us」は
”おじさんみたいな曲“のように
感じていたそうです。
しかし歳を重ねていくと、
「だんだんグッとくるように
 なってきたんですよね。
 サイケっぽいのも通り過ぎて、
 この「Two of Us」を聴いた時に、
 好きになっちゃった…
 これは大人になったのかな
 って思いましたね。」と語りました。

さて、真心ブラザーズは3月2日(土)、
3日(日)に両国国技館で開催される
「J-WAVE トーキョーギタージャンボリー2024」
に出演されます。
真心ブラザーズのステージは
2日目の3日(日)。
今回で4回目の出演で、
過去にはギタージャンボリーの
幹事も務めた真心ブラザーズは、
今回どんな演奏を
見せてくれるのでしょうか。
そのほか、トータス松本さん、
スガシカオさん、カネコアヤノさん、
阿部真央さんなど豪華ミュージシャンの
出演も決定しています。
チケットは絶賛発売中です!

ギタージャンボリーの情報はこちらから

そして真心ブラザーズは、
10人編成のライブも決定しています!
『Continue?今年は渋谷に全員集合?』
こちらは4月28日(日)、
LINE CUBE SHIBUYAで開催予定です。
ぜひチェックしてください。

Continue?今年は渋谷に全員集合?の情報はこちらから

その他全ての情報は
真心ブラザーズのホームページを
ご覧ください!

真心ブラザーズ

さて次回は、シンガーソングライターの
eillさんをお迎えします。
モータウンやK-POPが
ルーツにあるというeillさんは、
それらの音楽にどのように出会い、
どのように自身の作品に
昇華してきたのでしょうか。
それではまた、
土曜18時にお会いしましょう。乾杯!

OMIYA

グリルヤリイカと
ペンネのアンチョビソース

桜井さんがデパ地下でセレクトした1品
イカとペンネの弾力に
アンチョビソースの香ばしさ
黒ラベルとの相性は抜群で
音楽トークも弾みます!

MUSIC

  • うみ / 真心ブラザーズ

  • 我が良き友よ
    / かまやつひろし

  • Burning Down The House
    / Talking Heads

  • Soul Life
    / 近田春夫&ビブラトーンズ

  • 長い夜 / 松山千春

  • Too High / Stevie Wonder

  • どぉなっちゃってんだよ
    / 岡村靖幸

  • Tulsa County
    / Jesse Ed Davis

  • Rumble / Link Wray

  • 夏色のナンシー / 早見優

  • Two Of Us / The Beatles

  • サマーヌード / 真心ブラザーズ

  • BABY BABY BABY
    / 真心ブラザーズ

  • Come And Get Your Love
    / Redbone

SAPPORO 毎週3名にサッポロ生ビール黒ラベル1ケース350ml×24本入りとステレンス真空サーモタンブラーをプレゼント 毎週3名にサッポロ生ビール黒ラベル1ケース350ml×24本入りとステレンス真空サーモタンブラーをプレゼント SAPPORO