SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.03.02 ON AIR
今週は、シンガーソングライターの
eillさんをお迎えしました。
eillさんは韓国カルチャーへの造詣が
深いことで知られていますが、
K-POPにハマったのは...

東京都出身のeillさん。
小さい頃から音楽が好きで、
「ハイスクール・ミュージカル」や
「ヘアスプレー」など、
ミュージカル映画の曲を
よく歌っていたそうです。
「英語は分からないんですけど、
 耳コピをして、映画の
 シチュエーションに似た公園とかで、
 お父さんに動画を撮ってもらって
 歌っていました。」と話しました。

サウンドにソウルやR&Bなどの影響が
伺えるeillさんですが、両親もそれらの
音楽を好んで聴いていたとのこと。
「母はモータウンが好きで、
 父はジャネット・ジャクソンとか
 マライア・キャリーとか、
 ポップス系の音楽が好きでした。」
と語りました。ちなみにeillさんが
初めて自分で買ったCDは、
ボーイズIIメンが往年の
モータウン・ナンバーをカバーした
曲が収録された
アルバムだったそうです。

eillさんは韓国カルチャーへの造詣が
深いことで知られていますが、
K-POPにハマったのはKARAや
少女時代などの音楽を聴いたことが
きっかけだったそう。
クリス・ペプラーにK-POPに
魅了された理由について訊かれると、
「私が知っている当時の日本の
 アイドルは“かわいい”だったけれど、
 そうじゃない女性の強さや、
 カッコ良さを表現してくれている
 ところに憧れを抱いたんじゃないかな
  って思います。」と答えました。

そんなeillさんは意外にも、
幼い頃はかなりの音痴だったんだとか。
しかし、シンガーになりたい一心から、
ピアノを使って独学で
練習をしたことで改善し、最初は
「下手だから歌手に
 なれるわけないでしょ!」と
言ってた母にも認められ、
ボイストレーニングに通わせて
もらえるようになったそうです。
さらにeillさんは韓国で
歌いたいという夢もあり、
現地に行って何度もオーディションを
受けていたそうです。ただなかなか
厳しかったようで、
「歌は良いって言われても、
 私はダンスが出来なくて、
 そこで切られてしまう。
 レベルが高過ぎますし、
 練習生の期間も長いので
 本当にすごいと思います。」と
韓国の音楽業界の凄さについても
語りました。

2人でBLACKPINKやNewJeansの
魅力について語り合った後、
eillさんには今注目する
K-POPグループについても伺いました。
名前が挙がったのは、
6人組ガールズグループIVE。
「ガールズクラッシュというよりは、
 ティーンクラッシュみたいな感じ。
 10代の子たちの言いたいことを
 代弁してくれるような歌詞、  
 TikTokで踊りやすいグルーヴを
 表現しているグループなんです。
 本当に可愛いんですよ。
 ウォニョンちゃんっていう
 ”完璧なアイドル“って
 言われている子がいて、
 実際にお会いしたら
 マジで顔が小さくて、
 背も超高いんです!
 超可愛いんです!」と語りました。
IVEの楽曲、
「After LIKE -Japanese ver.-」、
「Take It -Japanese ver.-」で
日本語歌詞を担当したeillさん。
韓国語は読み書きが出来るとのことで、
昨年11月には初の韓国語楽曲
「CHEAT LIFE」を
リリースされています。

最近観て印象に残っている
ライヴについてのお話も。
「昨年ジ・エイシズっていうバンドと
 シグリッドっていう
 シンガーソングライターのライヴに
 行ったんですけど、
 どっちも最高でした。」
ジ・エイシズはユタ州出身の
4人組ガールズ・ロックバンド。
ロックがルーツにないという
eillさんですが、他にもThe 1975など、
インディーポップや
オルタナティブロックといった
ジャンルの音楽も最近
聴くようになったそうです。

eillさんは自身でライブをする時に、
打ち込み音源を流しながら
パフォーマンスをすることが
あるそうですが、なかなかグルーヴを
出すのが難しいとのこと。
海外のミュージシャンの
ライヴを観ていると、
打ち込みの音源があっても
自然なグルーヴが生まれており、
それが不思議だと感じるそうです。
これに対してクリス・ペプラーは、
以前Vaundyさんと
話したことを振り返り、
「リモートで他のミュージシャンと
 制作をする時にはクリックが
 必要なんだって。クリックが無いと
 最終的に曲に仕上げるのが
 大変みたいなんだけど、
 アメリカのミュージシャンとかは
 常にそれをやっているから、
 クリックがあってもグルーヴが
 出せるらしいんだよ。
 ルイス・コールとか
 コリー・ウォンとか、
 音源にも独特のグルーヴがあるけど、
 それが理由なんだ!って自分の中で
 スッキリしたんですよ。」
と話しました。これを聞いたeillさんは
深く納得し、
「めっちゃ面白いです!
 じゃあ、クリックありきで
 自分のグルーヴを
 見つけてみたらいいのかな?
 意識してみよう。」と反応しました。

K-POP以外には、
ビヨンセやクリスティーナ・アギレラ、
リアーナなどアメリカの女性歌手にも
大きく影響を受けているとのこと。
ビヨンセを好きになったきっかけは
映画『ドリームガールズ』で、
クリスティーナ・アギレラは
映画『バーレスク』を観て
夢中になったんだとか。ちなみに、
今一番好きなアメリカのシンガーは
ビリー・アイリッシュ。
「デビューの頃の曲も
 好きなんですけど、
「What Was I Made For?」とか、
「Happier Than Ever」みたいな、
 しっとり重い感じのビリーが
 好きですね。」と話し、
続けてボーカルの聴こえ方について、
「ビリーとかオリヴィア・ロドリゴも
 そうなんですけど、ボーカルが
 真ん中じゃなくて
 空間っぽいんですよ。
 音楽的なんだけど、若い子達にも
 届くっていうのがすごい
 カッコいいなって思います。」
と言及しました。

さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール
 黒ラベル」で乾杯していることに
 ちなんで、ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
 伺っていますが、この日、
 eillさんは、アデルのアルバム
 『21』から「Someone Like You」
を挙げました。
「聴いたのは
 中学生くらいの時でしたかね。
 当時、恋愛もしてなかったので
 ”好き”っていう感覚も
 よく分からなかったんですけど、
 和訳を見て意味を噛み砕きながら、
 この曲を歌ってたんです。
 それでこの間、久しぶりに
 この曲を聴いてたら、当時のアデルは
 21歳だったっていうことに、
 改めてビックリしたんです。」
と紹介しました。

アデルはリリース時の自身の年齢を
アルバムのタイトルにしていますが、
eillさんもこれまで年齢に合わせて、
「20」、「23」という楽曲を
リリースしてきました。
先日リリースされた最新楽曲「25」。
昨年末ロンドンへ
セッションをしに行き、こちらは
海外のミュージシャンと共に
制作された楽曲となっています。
ジーンズが脱げた姿が映されている
特徴的なアートワークは、eillさんが
自ら手がけたもので、曰く
「服を脱ぐ時って
 無防備じゃないですか。
 だけど服を着る時も、脱ぐ時も
 何かのスイッチになりますよね。
 服を着る時も、脱ぐ時も無防備だけど
 何かを気にしているっていうか、
 着替えている瞬間ってオンとオフの
 あいだにいるなって感じたんです。
 25歳って大人なんだけど、
 大人になり切れていない、
 あいだの場所にいて、
 大人にならなきゃいけないんだけど…
 っていう。それを表しています。」
とのこと。
これにはクリス・ペプラーも脱帽。
「コンセプチュアルアートですね!
 そんなフィロソフィーがあるとは
 思わなかった!すごい!」
と反応しました。YouTubeでは
MVも公開されていますので、
ぜひご覧ください。

そんなeillさん、
今後ライヴも予定されています。

3月19日(火)
『BLUE ROSE SHOW 2024 in TOKYO』
/ Zepp DiverCity TOKYO

4月28日(日)
『BLUE ROSE SHOW 2024 in SEOUL』
/ Rolling Hall (韓国)

韓国では2度目のライヴに
なるとのことですが、
韓国のオーディエンスは
歓声など盛り上がりが熱いとのこと。
「日本のファンの方にも
 観に来てほしいです!」と述べ、
トークを締め括りました。

eillさんの情報はこちらから

さて次回は、キャリア35年!
初のソロアルバムをリリースする
ラッパー、プロデューサーの
Mummy-Dさんをお迎えします。
OTOAJITOには14年ぶり、
2度目のご出演となるMummy-Dさん。
最近はどんな音楽を
お聴きになっているのでしょうか。
現在のヒップホップシーンに
思うことなども伺います。
ぜひ、次回もお聴きください。

OMIYA

おろしにんにく&
おつまみにんにく

何に入れて、食べても美味しい!
にんにくチューブは魔法です!!(eill)

にんにくが大好きなeillさん
ラーメンやチーズ、
クラッカー、ポテトチップスにも
おろしにんにくを付けて食べるそうです
スタジオにもにんにくの
パンチのある匂いが充満していました

MUSIC

  • MAKUAKE / eill

  • You Cant’ Stop The Beat

  • It's The Same Old Song/Reach Out I'll Be There
    / Boyz II Men

  • Gee
    GENIE / 少女時代

  • How You Like That / BLACKPINK

  • Ditto / NewJeans

  • After LIKE -Japanese ver.-
    / IVE

  • CHEAT LIFE(feat. punchnello)(prod.by GRAY) / eill

  • Stuck / The Aces

  • トドメの一撃 feat. Cory Wong
    / Vaundy

  • Listen / Beyonce

  • Happier Than Ever
    '/ Billie Eilish

  • Someone Like You / Adele

  • 25 / eill

  • On The Regular / Shamir

    eillさんとのトークをうけて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!

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