ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2024.03.23 ON AIR
今週は、シンガーソングライターの
Furui Rihoさんをお迎えしました。
Furuiさんの
シンガーとしてのルーツは、
小学校5年生の時に、
母親が通っていたスポーツジムで...

番組ではゲストの皆さんに
黒ラベルに合うと思うおつまみをご
用意いただいていますが、
北海道出身のFurui Rihoさんは、
地元小樽市の名産品だという
「かま栄のかまぼこ」を
お持ちになりました。美味しいものが
たくさんある北海道なだけに、
クリス・ペプラーも楽しみに
していたようですが、期待通りの
美味しさで満足そうな様子を
伺わせました。
ちなみに様々な種類がある
「かま栄のかまぼこ」の商品の中で、
Furuiさんのオススメは、すり身を
パンで包んだ「パンロール」という
オリジナル商品だそうです。

さて、小樽市出身で、これまでは
札幌と東京を行き来しながら
活動をしてきたFuruiさんですが、
この春には東京への移住を
予定しているとのこと。
「北海道が好きなので、
　月一では帰るつもりなんですけど、
　忙しくなるとスケジューリングが
　難しくなってきたので、
　東京の比重を増やそうっていう
　流れになりました。」と、
これから東京で暮らす
経緯について説明しました。

北海道の綺麗な空気の中で、
たくさんの自然に囲まれながら、
活発な幼少時代を過ごしていた
Furuiさん。初めて手にしたCDは、
母親に買ってもらった
「だんご三兄弟」の8センチシングル。
そして自分のお金で購入したのは、
宇多田ヒカルさんの
全米デビューアルバム『EXODUS』
だったそうです。やはり初めて
自分のお金で購入した時の記憶は
強くあるそうで、
「中学生くらいになって
　初めてCDが買えるくらいの
　お小遣いを貰ったんです。
　それで買った記憶があります。
　やっとCDが買える！
　って思いましたね。」と
当時の喜びを振り返りました。

『EXODUS』以前にも
母親の影響で、宇多田ヒカルさんの
音楽には触れており、
小さい頃からR&B系の音楽も
聴いていたそうですが、そもそも
Furuiさんのシンガーとしてのルーツは
ゴスペルにあるんだとか。
小学校5年生の時に、
母親が通っていたスポーツジムで
牧師と出会い、それがきっかけで
ゴスペルのライブを
観に行くようになったという、
一風変わった入り口ですが、
Furuiさんはゴスペルの素晴らしさに
目覚めたそうで、そこから15年間、
様々なクワイアで
歌っていたと明かしました。

ゴスペルに出会うまではJ-POPを
好んで聴いていたそうですが、
日本のゴスペルの父とも称される、
ラニー・ラッカーさんから
「Rihoは洋楽を聴きなさい」との
助言を受け、そこから
ミニー・リパートンや
マライア・キャリーなどの音楽も
聴くようになったとのこと。特に
マライア・キャリーの楽曲は札幌の
クラブでよくカバーしていたそうで、
「マライアを歌っている自分が
　めちゃくちゃ好きでしたね。
　（自分が）マライアになっている！
　気持ち良い！みたいな（笑）」
と語りました。

そんなFuruiさんが
日本のアーティストで尊敬するのが、
NakamuraEmiさんと三浦大知さん。
NakamuraEmiさんは
「YAMABIKO」という楽曲を聴いて
衝撃を受け、そこからどっぷりと
ハマったそう。
「この間もライブを観に行かせて
　もらったんですけど、すぐに涙の
　スイッチが入ってしまって
　泣いてしまいました。歌声に
　力強さがあって、歌詞が心に
　飛んでくるんですよね。」
そんなNakamuraEmiさんとは、
ツーマンライブも
実現出来たとのことで、
「夢のようでした」と
その日を振り返りました。

そして、三浦大知さんについても。
Furuiさんは三浦さんが
2月にリリースした『OVER』に
フィーチャリングアーティストとして
参加されています。
「実際にお会いして、
　本当に素晴らしい方だなって
　思いました。音楽はもちろん、
　人間性も本当に素晴らしい。
　細かいところまで
　気を遣ってくれて、
　フォローもしてくれる。
　長年第一線で活躍されている方が、
　こんな私にそこまで
　してくれるんだ！っていう
　配慮に感動しましたね。」
そう三浦さんについて
熱く語ったFuruiさんですが、
コラボレーションは三浦さん側からの
オファーだったそう。
「大知さんがおっしゃっていたのは、
　トラックを作っている時に、
　『女性の声が聞こえる』って
　思ったそうなんです。
　誰かな、ってなった時に
　私の名前が挙がったって
　おっしゃってました。
　嬉しいですね。」と明かしました。
クリス・ペプラーは
この経緯に納得し、
「Furuiさんの声には
　インパクトがありますよ。
　僕も初めて曲を聴いた時に、
　『これ誰？』って訊いた覚えが
　あります。15年間培ってきた
　ゴスペルの経験が、
　活きているのかもしれないですね。」
と反応しました。

番組後半ではFuruiさんが
とにかく聴いたアルバムのお話も。
番組のアンケートFuruiさんが
複数枚挙げた中で、
クリス・ペプラーが注目したのは
カーペンターズの『Horizon』でした。
カーペンターズは母親の影響で
聴き始め、実はFuruiさんにとって
初めての洋楽体験だったそうです。
やはり影響も大きいようで、
「カレンの声はハスキーではなく、
　どちらかと言うとナチュラル、
　綺麗でスマートですよね。私の声も
　めちゃくちゃ大きい括りだと
　そっちだと思うので、彼女みたいな
　フィールで歌うと曲が
　良くなることもあるんです。
　そういった意味で、真似てみたり
　することもあります。」
と語りました。

そして最近注目している
ミュージシャンについても
教えていただきました。
一組目はフランスのエレクトロニック
デュオ、アステルズ。
インスタグラムを通じて知り、
ビジュアルの可愛らしさと、80年代、
90年代風のハウスサウンドに惹かれ、
毎日のように聴いているとのこと。
そしてもう一組は、北海道・札幌を
拠点に活動するバンド、
goethe（ゲーテ）でした。
「曲を偶然聴いて、良いなと思ったら、　
　まさかの北海道。私と同じように
　札幌と東京を
　行き来しているのかなと思って、
　シンパシーを感じています。」
と語りました。クリス・ペプラーに
北海道出身のミュージシャンの特徴を
訊かれると、しばらく考えて
答えたのは、「優しさ」でした。
「穏やかな人が多いかもしれないですね。
　好きなことをマイペースに
　やっている感じが私は好きです。」
と説明しました。続けて、
「私の偏見かもしれないですけど、
　リヴァーブは狭いのじゃなくて、
　広くて深いのを使うイメージが
　あります（笑）」と述べました。
クリス・ペプラーは北海道の広大で
開けた景色と、そこで芽生える感覚の
関連性を指摘し、
「アイスランドの音楽もそうだけど、
　見ている風景が
　影響するのかもしれないですよね。」
と納得していました。

さて、番組では
「大人の☆生サッポロ生ビール
　黒ラベル」で乾杯していることに
ちなんで、ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っていますが、
この日、Furuiさんが挙げたのは、
平井堅さんの「楽園」でした。
子供の頃、家でよく人形遊びを
していたというFuruiさん。
その人形遊びに欠かせなかったのが
音楽だったそう。
「必ずBGMを流すタイプの子供で、
　その中で一番お気に入りだったのが
「楽園」だったんです。切なさが、
　私の人形遊びのボルテージを
　上げていくというか（笑）」と紹介。
小さい頃は雰囲気だけで
楽しんでいたものの、大人になって
改めて聴いてみると、アダルトで
マチュアな歌詞だったことに
気が付いたそうです。

そんなFurui Rihoさんは、
来月4月3日に2ndフルアルバム
『Love One Another』を
リリースします。この春から東京への
引っ越しを予定しているFuruiさん。
先行配信曲
「SAPPORO TOKYO」について、
「ここ何年も札幌と東京を行き来して、
　悔しいこともあって、
　大変だったことも
　思い出すんですけど、
　それと同時に楽しかったこと、
　仲間が出来たこともありました。
　もともとは札幌に帰ってきて
「ただいま」だったけれど、
　東京でも「ただいま」って言える
　場所が出来た。そんな喜びを曲に
　落とし込みました。」
と説明しました。1stアルバムは
”がむしゃらさ“が全開だったのに
対し、今作は自分を冷静に見ながら
制作した曲が多く、Furuiさんの
音楽性の移り変わりも楽しめる
1枚になっているそうです。
5月からは全国ツアー『FuruiRihoLiveTour2024
　-LoveOneAnother-』も
　予定されています。
東京は6/7(金) EX THEATER ROPPONGIにて。詳しい情報は
Furuiさんのホームページを
チェックしてください。

Furui Rihoさんの情報はこちらから

次回は、今年メジャーデビュー
25周年を迎えるポルノグラフィティの
ギタリスト、新藤晴一さんを
お迎えします。進藤さんはこれまで、
どんな音楽に影響を
受けてきたのでしょうか？
詳しく伺います！
ぜひ、次回もお聴きください！

小樽かま栄のかまぼこ
Furuiさんの出身地
北海道・小樽市の
有名かまぼこ店から
「ひら天」、「チーズちくわ」
「みそ南蛮」、「パンロール」の4種
Furuiさんのオススメは
すり身をパンで包んだ「パンロール」！

だんご三兄弟
/ 速水けんたろう, 茂森あゆみ,
ひまわりキッズ & だんご合唱団
Easy Breezy / Utada
Brighter Day / Kirk Franklin
Water / Graham Central Station
Emotions / Mariah Carey
YAMABIKO
/ NakamuraEmi
Everything I Am
/ 三浦大知 Feat. Furui Riho
Please Mr. Postman
/ Carpenters
Superstar
/ Carpenters
Grab Her Hand / Astels
Dear / Goethe
楽園 / 平井堅
LOA
SAPPORO TOKYO
/ Furui Riho
I Thought It Was You
/ Herbie Hancock

Furui Rihoさんとの
トークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら