提供品質に徹底的に
こだわったビール、
「ザ・パーフェクト黒ラベル」で
新藤さん、観覧のお客様と
乾杯した今回。新藤さんが
お持ちになったおつまみは、
愛媛県宇和島の伝統料理、
「じゃこ天」でした。
コシのある歯応えと
魚の旨みが口に広がる
「じゃこ天」、そして繊細な泡と
爽やかな味わいが楽しめる
、「ザ・パーフェクト黒ラベル」が
音楽トークに花を咲かせました。
新藤さんは広島県因島出身。
たくさんの親戚に囲まれ、曰く
「ぬくぬくと育ってきた」とのこと。
「高校くらいの時に、
家にドラムセットを持ち込んで、
ギターを鳴らしていても、
近所のおばちゃんは
『賑やかでいいね!』って
言ってくれるような環境でした。」
と話しました。
近くには海水浴場があり、
よく泳いでいた新藤さんですが、
キャンプをするために
隣島まで泳いで
行ったことがあるなど、
因島での活発なエピソードを
披露しました。
中学時代には世間的に
バンドブームが起こり、
いつのまにか周りに楽器が
集まってきたと語った新藤さん。
当時はJUN SKY WALKER(S)や、
THE BLUE HEARTSなどが
流行っており、
ストレートなサウンドで
コピーがしやすかったのも
人気の要因だったと分析しました。
そんな新藤さんが
初めて買ったレコードは、
小泉今日子さんの
『Hippies』というアルバムだったそう。
理由は特に覚えておらず、
さらには当時、中森明菜さんの
ファンだったということで
クリス・ペプラーを笑わせました。
最初に手にしたCDは、マドンナの
『スポットライト』という曲の
8センチシングル。
「今聴いてもシンセベースの感じとか
良いですよね。因島には
トガった音楽があまり入ってこなくて、
洋楽でもマドンナや
マイケル・ジャクソンみたいな、
どメジャーなものだけだったんです。
その時にやっぱり洋楽じゃん!
っていう理由で買った気がします。
洋楽を聴いているのが、
カッコいいっていうのが
あったんだと思いますね。」
と語りました。
ギターを始めたのは中学生の頃。
東京からの転校生が、
赤いストラトキャスターのギターを
貸してくれたのがきっかけだったそうですが、
エフェクターの存在を知らず、
想像していた歪んだ音が
出せないことについて、
「これは俺が下手だからだと。
上手くならないと歪んだ音が
出せないんだ。」
と思っていたと明かしました。
最初にコピーしたのはX JAPANの
「紅」だったそうですが、
やはりギターが歪んでいるパートには、
なかなか進めなかったそうです。
そんな新藤さんが大きく影響を
受けたと語ったのは、
BARBEE BOYSでした。都会的な
サウンドや歌詞に惹かれ、ボーカルの
KONTAさんが好きだったこともあり、
文化祭でコピーをしたこともあるんだとか。
「僕がボーカルで、歌が上手い
岡野昭仁くんっていう奴がいるって
聞いたのでコーラスを
お願いしたんです。まあ、
『カモン!』の一言だけなんですけど、
それだけでも明らかに
僕より上手かったんですよ。
僕が歌いたいって集めたバンドなのに、
1回の文化祭でクビになりました。」
と話しました。
ギタリストとして尊敬している
アーティストに挙げたのは、
エリック・クラプトン。
新藤さんはクラプトンの楽曲から
ギターの弾き方を学んだとのこと。
魅力については
「王道のカッコいいことをやっていて
コピーをしたくなる。
ジミ・ヘンドリックスとかは
アヴァンギャルドで何を
やっているのかよく分からなかった。
それに比べて、クラプトンは
フレーズが端正で、
教科書のような感じ。」
と語りました。クラプトンの
メロディアスさ、ボーカルワークの
良さから『ピルグリム』を
お気に入りの作品として紹介しました。
尊敬するアーティストの話から、
最近注目するギタリストの話へ。
新藤さんが挙げたのは、DURANさん。
ソロアーティストとしてや、
スガシカオさんのステージに
参加するなど、注目を集める
ギタリストですが、新藤さんは
「こういう人が
なかなか出てこなかった。
現代のギターヒーローですね。」
と紹介し、先日発売された
ブルースアルバム『30 Scratchy
Backroad Blues』についても、
「本物なんですよ。1曲目から
本物のブルースでビックリしました。
こういうギタリストが
もっと出てきたら嬉しいですね。」
と絶賛しました。
番組後半では、これまでに観た
印象的なライブのお話も伺いました。
「横浜アリーナであった、
BLANKEY JET CITYの
解散ライヴですね。バンドメンバー
3人で行ったんですけど、
横浜アリーナの扉を開けたら
人の熱気、殺気が
溢れ出ていたんですよ。
それをすごい覚えていて、
ライヴって、これだよね
っていう感じでした。」
と語りました。
そんな新藤さん、
近年ミュージカルの影響も
受けているとのこと。昨年は自身で
プロデュース・原案・作詞・作曲を
手がけた完全オリジナルの
新作ミュージカル『ヴァグラント』も
上演されました。
観客を楽しませるための要素が
凝縮されているところが
ミュージカルの魅力であると
語りました。『ヴァグラント』を
制作したのはロンドンで
『メリー・ポピンズ』のミュージカルを
観て、「夢の中にいるような感覚」を
味わったのがきっかけだそうです。
新藤さん作のミュージカル
『ヴァグラント』は5月24日に
Blu-rayが発売予定となっています。
さて、「ザ・パーフェクト黒ラベル」で
乾杯したこの日ですが、番組では毎週
「大人の☆生
サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っています。この日、新藤さんが
挙げたのは、加藤登紀子さんの
「時には昔の話を」でした。
タイトル通り昔を振り返る1曲ですが、
「歌詞の中に出てくる
個別のエピソードは
自分と違うんですけど、
それに近いことってあったよねとか、
若い頃の友達との友情や、
何者にもなれない
モヤモヤ感みたいなのが、
今聴くと沁みますよね。」
と選曲理由を説明しました。
そんな新藤さんが活動している
ポルノグラフィティは、
今年メジャーデビュー25周年!
「あっという間な気もしますが、
やはりベテランだなっていう
実感もあります。」
と語った新藤さん。
クリス・ペプラ―は
1999年のメジャーデビュー曲
「アポロ」について、
「空前の大ヒットでしたよね!」
と述べますが、新藤さんは
「あの頃は福山さんの「桜坂」とか
サザンの曲もバンバン売れていたので、
この後「サウダージ」で初めて
100万枚いったんですけど、
全然褒めてもらえなかったです。
あっち300万枚だから...
時代ですよね。」と話し、
会場を笑わせました。
3/27(水)にリリースされた
25周年第一弾シングル「解放区」。
作詞は新藤さん、作曲は岡野さん。
浮遊感のあるギターサウンドと
疾走感のあるサビが
印象的な1曲となっています。
「自分は高度経済成長やバブルの
名残の中で、「明日はいい日だ」
っていう空気で生きてきたんです。
でも気が付いたら、経済的にも
暗い話が日本にも多いですよね。
ただ今もみんな、
毎日を大事に生きている、
そんなことを書きたかったんです。
だから「明日はいい日」だとか、
「ここじゃないどこか」
みたいなことじゃなくて、
「いまここ」、
そんなテーマにしました。」
と解説しました。
25周年の今年、
バンドとしてこれからの
予定についても伺うと、
「(予定は)ありますよ。
ありますけど、そのうち言います。」
と曖昧に答えました。
ポルノグラフィティのホームページや
SNSの動きにも注目したいところです!
ポルノグラフィティの情報はこちらから
次回は、6人組ツイン”リード”
ヴォーカル・バンド、Penthouseから
浪岡真太郎さんをお迎えします。
浪岡さんの音楽ルーツや
リスペクトするミュージシャン、
印象に残っているライブなど
色々伺います!次回もお楽しみに!
宇和島じゃこ天
愛媛県宇和島の
伝統料理である「じゃこ天」
新藤さんの
「魚魚(さかなさかな)しい」という
表現が言い得て妙な、
魚の旨みがたっぷりな1品。
ミュージック・アワー
/ ポルノグラフィティ
歩いてゆこう
/ JUN SKY WALKER(S)
木枯しに抱かれて〈Another Version〉
/ 小泉今日子
Spotlight (Single Edit)
/ Madonna
紅 / X JAPAN
C'm'on Let's go !
/ BARBEE BOYS
Have You Ever Loved a Woman
/ Derek and the Dominos
Pilgrim / Eric Clapton
Look Behind You / DURAN
D.I.J.のピストル [Live]
/ Blankey Jet City
時には昔の話を / 加藤登紀子
アポロ / ポルノグラフィティ
サウダージ
/ ポルノグラフィティ
解放区
OLD VILLAGER
/ ポルノグラフィティ
RISE / EXTREME
新藤さんとの
トークを受けて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!