2010年、大学一年生の時に
シングル「don't cry anymore」で
デビューしたmiwaさん。
2012年にはクリス・ペプラーが
ナビゲーターを務める
「TOKIO HOT 100」に出演しており、
どちらも10年以上の月日が
経っていることから、
お互い時の流れの速さに
驚いていました。miwaさんは
物心ついた頃から歌うことが好きで、
『おかあさんといっしょ』の
うたのおねえさんに憧れ、
よく童謡などを歌っていたそうです。
小学生になると音楽番組で観た、
SPEEDやBoAさんに
魅了されたとのことで、
初めて買ったCDもSPEEDの
『White Love』のシングルだったと
明かしました。
ダンスも好きでスクールに通っていた
こともあったというmiwaさんが、
ギターに興味を持ったのは、
アヴリル・ラヴィーンや
シェリル・クロウの存在が
きっかけだったそうです。
「ギターを弾く女の人、
カッコいい!って思ったんです。
シェリル・クロウはライヴで
「Steve McQueen」という曲の
イントロを弾きながら登場する
シーンがあるんですけど、
それを見て、これをやってみたい!と
思ったのがギターを始めた
きっかけですね。最初は独学で、
途中から知り合いのギタリストの方に
教えてもらって覚えていきました。」
もともとはギターを始める前に、
幼馴染の家でピアノを習っており、
曲作りはピアノから始めたという
miwaさん。ちなみに最初に
作ったのは、小学校時代の友人に
向けて書いた「心のコトバ」という曲
だったそうです。
番組ではゲストの皆さまに、
音楽にまつわるアンケートを
事前に行っていますが、miwaさんの
回答は内容がびっしりとあり、多
くのアーティストや作品がmiwaさんの
音楽性を形作ってきたことを
窺わせました。
「デビュー前に聴いていたのは、
例えばビヨンセとか
ブリトニー・スピアーズのような
ダンス系の音楽や、親が聴いていて、
一緒に聴くようになった、
キャロル・キングや
シンディー・ローパーのような
音楽ですかね。やっぱり女性
アーティストは好きです。
憧れもあるし、キーも女性なので
一緒に歌えるっていうのも
理由だと思います。」
音楽プロデューサーやレコーディング
エンジニアにも明るいmiwaさん。
「クレジットを見るのが
すごく好きだったんです。
CDを買って、
誰がプロデューサーなのか、
誰がミックスしているのか、
マスタリングは誰なのかっていうのを
よく見ていました。それで、
『私って、マックス・マーティンっていう
人の音楽をいっぱい聴いて
育ったんだ!』って気が付いた時は
衝撃でした。私がアンケートで
挙げた、ケイティ・ペリー、
テイラー・スウィフトもそうですけど、
私の耳はマックス・マーティンに
育てられたんです。(笑)」
と語りました。
K-POPも好んで聴いているとのこと。
「BLACKPINKがとにかく好きで、
なかなか日本公演が決まらなかった
時は香港まで見に行きました。
パフォーマンスも素晴らしいですし、
そこから(G)I-DLEとかIUとか、
最近だとNewJeans、ILLITとか
その辺りも聴いています。良い
プロデューサーを起用していますし、
アメリカでの仕組みを使って
売り出すことが上手だなと思います。」
音楽プロデューサーに注目する
miwaさんのお話はまだまだ止まらず。
「私、ハワード・ベンソンっていう
プロデューサーも
すごく好きなんです。彼きっかけで、
ドートリーっていうバンドを
知ったのかな?サウンドも良くて、
ミックスエンジニアが
クリス・ロード・アレジなんですね。
めちゃめちゃ売れている
ミックスエンジニアなんですけど、
彼も私が挙げたアーティストの作品を
多く手がけています。
クリス・ロード・アレジの特徴は
声の処理やドラムの鳴り方。
どうやったらこんな音に
なるのかなって、プロデューサーの
Naoki-Tさんと話したりしてます。」
miwaさんが今、最も尊敬する
アーティストとして挙げたのは
レディー・ガガ。
「スーパーボウルでのパフォーマンスや
映画『アリー/スター誕生』、
それらをまとめたドキュメンタリー
とかを見て、彼女のことを
知っていくうちに、
それまでに増して好きなりました。
実はちょうどその時期に、私は多くの
ライヴをやった影響か、
声が出なくなってきていて、
歌を続けていけるのかを
悩んでいたんです。そんな中、
レディー・ガガのラスベガスの
定期公演を観に行ったら、
パフォーマンスの熱量がすごくて
感動して、その後、来日公演も
観たんですが、やっぱり
すごかったんですよ。
そうこうしているうちに、
私も音楽に対する熱が戻ってきて、
ボイトレも見直したりして、
ようやく声も戻ってきました。」
ギターにまつわるお話も。
miwaさんはこれまでに、
ギター弾き語りの
ライブツアーもおこなってきましたが、
好きなギタリストを伺うと2人の名前が
挙がりました。
「ジョン・メイヤーや
ジェイムス・テイラーですね。
ギターがあんなに上手くて、
どうやって弾きながら歌っているの?
って思います。ジェイムス・テイラー
と
キャロル・キングが共演している
「You've Got a Friend」は、
ライヴの映像を観ながら
カバーしたりしましたね。」
もともとギターを弾きながら
歌いたいという想いでギターを
始めたmiwaさん。ギター単体の練習は
あまり楽しくなかったそうですが、
弾き語りが出来るようになってからは
楽しくなり、その技術もメキメキ
伸びたと明かしました。
さて、番組では
「大人の☆生
サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
毎回ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っています。この質問でmiwaさんが
挙げたのは、反町隆史さんの
「POISON 〜言いたい事も
言えないこんな世の中は」でした。
「ドラマ『GTOリバイバル』が
放送されましたよね。もともとの
『GTO』は小学校の時に
観ていたんですけど、リバイバルの
反町さんは相変わらずカッコいい!
この歌も相変わらずカッコいい!
そして、私も当時は
小学生だったけど、30代になって、
大人になったなー!と。
もしかしてこれが“エモい”ってやつ!?
って思って、気が付いたら
泣いてましたね。(笑)」
そんなmiwaさんは
5月29日に前作から2年ぶり、
7枚目となるオリジナルアルバム
『7th』をリリースします。
曲に7thコードを使用したり、
アートワークでは7色に染めた
ドレスを着ていたり、アルバムの
完全生産限定盤にはランダムに
7色のピックが封入されていたりと、
7にこだわった作品となっています。
リード曲「GIRL CRUSH」は
自分自身や女性を奮い立たせるような
メッセージを込めているとのこと。
「女性が台頭できるような曲を
1曲目にしたかったんです。
自分が30代になって、
今の立ち位置で歌える女性の応援歌、
自分自身も奮い立つような楽曲。
「誰だって主人公」って歌うことで、
聴いた人も勇気づけられる
曲になればいいと思って作りました。」
アッパーな1曲目からバラード、
弾き語りなどなど、miwaさんの
音楽ヒストリーが反映されたような
バラエティ豊かな1枚となっています。
さらに『7th』を引っ提げたツアーも
スタートしています。
5/17の東京から始まり、福岡、大阪、
愛知のZeppを回ります。
合わせてぜひ、チェックしてください。
miwaさんの情報はこちらから
さて次回、5/25は、
MONO NO AWAREのギター、
加藤清純さんをお迎えします。
加藤さんはこれまでどんな音楽を聴き、
どのようにバンドを結成し、
今はどんな音楽に
惹かれているのでしょうか?
加藤さんが考える黒ラベルに合う
“おみや”もお楽しみに!
じゃがりこ
miwaさんは
つい最近ビールが
飲めるようになったそうで、
今は渾身のおつまみを
探しているところだそう。
そんな中、
昔から大好きだという
じゃがりこを持ってきてくださいました。
「乾きポテト系は間違いない」
byクリス・ペプラー
Don’t cry anymore / miwa
White Love / SPEED
Steve McQueen / Sheryl Crow
I Kissed a Girl / Katy Perry
DDU-DU DDU-DU / BLACKPINK
Over You / Daughtry
TEXAS HOLD 'EM / Beyoncé
Bad Blood / Taylor Swift
We Are Never Ever
Getting Back Together / Taylor Swift
Poker Face / Lady Gaga
Shallow
/ Lady Gaga, Bradley Cooper
You've Got a Friend
(Live at The Troubadour, 2007)
/ Carole King & James Taylor
POISON 〜言いたい事も言えないこんな世の中は
/ 反町隆史
シンクロ
GIRL CRUSH
それでもただ / miwa
Help Me / Joni Mitchell
miwaさんとの
トークをうけて
クリス・ペプラーが
選んだ1曲はこちら!