SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.05.25 ON AIR
今週は、MONO NO AWAREのギタリスト、
加藤成順さんをお迎えしました。
アコースティックギターを手に入れ、
初めてコピーをした曲は...

東京都八丈島出身の加藤さん。
幼い頃はよく海に行き、
夏には泳いで魚を捕ったり、
10メートル近くまで
潜水することが出来たりなど、
活発に過ごしていたそうです。
楽器を始めたのは小学4年生の頃。
「父親が少しだけアコギ
 をやっていたのかな?
 それもあってか、
 突如お茶の水の楽器屋に
 連れて行かれて、
 好きなギターを選べっていう、
 よく分からない状況で、
 アコースティックギターを
 買ってもらいました。
 初心者セットの1万円くらいの
 ギターでしたね。八丈島には、
 僕が高校に入る頃まで
 楽器屋が無かったんですよ。」

アコースティックギターを手に入れ、
初めてコピーをした曲は、
ポール・アンカの「Diana」。
これも父から勧められた
曲だったとのこと。
「Fのコードが無かったので
 勧めてくれたんだと思います。
 この曲をひたすら練習して、
 半年後ぐらいに今度はジローズの
 「戦争を知らない子供たち」を
 教えてもらいました。これが
 Fコードを初めて弾いた曲です。
 その後、一旦ギターを
 辞めてしまうんですけど、
 中学3年生の時にイケイケの友達が、
 僕がギターを弾けるのを
 どこかで知って、ビジュアル系の
 コピーバンドに誘ったんですね。
『エレキギターを用意して!』
 みたいに言われて(笑)
 ガゼットっていうヴィジュアル系の
 バンドの曲をコピーしたんですけど、
 難しかったんですよ。でも、
 プレッシャーから必死になって
 練習していたら、だんだんギターも
 好きになっていきました。」

MONO NO AWAREは
加藤さんが大学生の頃に結成。
高校で同級生だった
玉置周啓さんを誘ったことが
きっかけだったそうですが、
それまでは玉置さんと
一緒にバンドをやったことは
なかったとのこと。
「気が強くないのがお互い
 似ていたのか、結構一緒にいて、
 よく話していましたね。
 彼は高校の時から
 オリジナルの曲を作っていて、
 僕にだけ新曲が出来るたびに
 聴かせてくれていたんです。
 それは高校を卒業してからも続いて、
 すごく好きだったんですけど、
 その時僕は島を出て、
 群馬にいたので、なかなかバンドを
 やろうって言えなかったんですね。
 周啓には『東京で活動しなよ』って
 言ったんですけど、一緒にやれる人が
 いなかったみたいで、最終的に僕が
『一緒にやろう』って誘いました。」と
MONO NO AWAREの
結成について語りました。

そんな加藤さんが尊敬している
ミュージシャンは、
イギリス・サウスロンドン出身の
キング・クルール。1994年生まれ、
加藤さんと同世代のミュージシャンで、
ロックやパンク、ジャズなど様々な
ジャンルが混ざり合ったサウンドで
注目を集める一人。
「知ったのは
 「Easy Easy」という曲が
 出た時ですかね。
 自分の内なる気持ちを、
 前に突き出してくれる感じが
 するんです。音楽性は
 分かりやすくないと思うんですけど、
 空気感やサウンドが僕の好みで、
 尊敬できるアーティストだなって
 思います。」

他にもサウスロンドンシーンのバンド、
Findomを好んで聴いていると話し、
バンドという形態についての魅力も
語りました。
「友達同士で楽しいから
 集まってやっているようなバンド。
 その空気感が好きなんです。
 Findomもパッションがあって、
 ライヴを見たいなと思います。
 キング・クルールも
 そうだと思いますけど、
 売れたいと思って
 活動している感じもしないし、
 自分たちがやりたい事を
 やっている気がするので、
 そのサウスロンドンの雰囲気は
 とても好きですね。」
ちなみに加藤さんが好きな
ギタリストの一人も、
サウスロンドンシーンの
ミュージシャン、
Jerkcurbなどで活動する
ジェイコブ・リードでした。
そして、もう一人好きな
ギタリストとして挙げたのは、
70年代から活躍した
ドイツ出身のミュージシャン、
マニュエル・ゲッチング。
「おそらく一番有名なのは、
『E2-E4』という作品なんですが、
 僕が衝撃だったのは
 『Inventions for Electric Guitar』
 ですね。ギターでレイヤーのように
 音を重ねて、リズムも出しているし、
 踊れるし、ずっと聴けます。」

ライヴにもよく足を
運んでいるという加藤さん。
「最近もゼー・イバーハという
 ブラジルのアーティストの
 ライヴに行きました。
 この人を生で観た時に、
 昔のブラジル音楽がしっかりと
 ルーツにあって、さらに現在の表現が
 出来ている人だなと思いました。
 あと、とにかく歌に感動しました。」
と紹介しました。加藤さんは
音楽の情報を友人から得ることも
多いそう。LINEなどを使い、
文章も無しで、単に聴いている音楽の
リンクを送り合う友人が
何人かいるんだとか。

さて、番組では
「大人の☆生
 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
毎回ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っています。この質問で加藤さんが
挙げたのは、マイルス・デイヴィスの
「Nefertiti」でした。
「マイルスが同じフレーズを
 ずっと繰り返しているんですけど、
 内なる熱量が出ている曲だなと。
 ハードなジャズが
 流行っていた時代に、
 同じフレーズをゆっくりと
 吹いているのがすごい良くて、
 この良さに気が付けたのは、
 大人になったのかなって思います。
 マイルスは時代に対しての
 反応が早いし、最終的には
 ヒップホップにもなったし、
 時代を見ながら自分の表現を
 していたのでとても好きです。」

そんな加藤さんがギタリストを務める
MONO NO AWAREは、
6月5日(水)に5thアルバム
『ザ・ビュッフェ』をリリースします。
加藤さん曰く、ボーカルの玉置さんが
今思っている事がダイレクトに
出ている作品になったとのこと。
「前は色々考えて表現している感じが
 したんですけど、今は振り切って、
 やっちゃえ!っていう雰囲気で、
 それはサウンドにも
 反映されているし、
 僕たちもそれに乗っかって
 グルーヴしている感じは
 あると思います。」
ギタリストとしては
”シンプルさ”にこだわったとのことで、
一発録りで収録された
「風の向きが変わって」などでも、
その空気感が味わえると思いますので、
ぜひチェックしてください。

そして、
ライブツアーも決定しています。
MONO NO AWARE
『アラカルトツアー』は、
6月7日の東京公演からスタートし、
その他全国10都市と台北を回ります。
お近くの会場へ足をお運びください。

MONO NO AWAREの情報はこちらから

さて次回、6/1は、
シンガーソングライターの
由薫さんをお迎えします。
沖縄生まれ、アメリカ、スイスで
幼少期を過ごした由薫さんは、
どんなきっかけで音楽を
始めたのでしょうか?
クリス・ペプラーが由薫さんの
音楽ヒストリーを紐解く54分!
お楽しみに。

OMIYA

ショッタリ
加藤さんが韓国の友人から
教えてもらったというスナック菓子
ふんわりとした歯応えに
少し甘みのあるイカの風味が
黒ラベルにピッタリです

MUSIC

  • かむかもしかもにどもかも!
    / MONO NO AWARE

  • 丘 / MIZ

  • Diana / Paul Anka

  • 戦争を知らない子供たち
    / ジローズ

  • REGRET / the GazettE

  • 東京 / MONO NO AWARE

  • Easy Easy / King Krule

  • The Living Standard / Findom

  • Night on Earth / Jerkcurb

  • Echo Waves
    / Manuel Göttsching

  • Hello
    San Vicente / Zé Ibarra

  • Nefertiti / Miles Davis

  • もうけもん
    同釜
    風の向きが変わって
    アングル / MONO NO AWARE

  • Song For The Bearded Lady
    / Nucleus

    加藤さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!

SAPPORO 毎週3名にサッポロ生ビール黒ラベル1ケース350ml×24本入りとステレンス真空サーモタンブラーをプレゼント 毎週3名にサッポロ生ビール黒ラベル1ケース350ml×24本入りとステレンス真空サーモタンブラーをプレゼント SAPPORO