SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.06.01 ON AIR
今週は、シンガーソングライターの
由薫さんをお迎えしました。
高校生でバンド活動をする前は
テニス部に所属していたという
由薫さんですが...

2000年生まれの由薫さん。
沖縄県出身ですが、すぐに両親の都合で
アメリカ、石川県で過ごしたのち、
5歳でスイスに移住し、
8歳で再び日本に戻るという
幼少期を過ごされています。
物心がついたのは
スイスにいた頃だそうですが、
そういった様々な場所で
過ごした環境は、現在の活動にも
影響を与えたとのこと。
「自分は日本人だけど、
 日本のことを客観的に見たり、
 アイデンティティを探したりする
 時間も長くて、そういうことが
 自分自身を表現することの
 始まりだったと思っています。」
と話しました。

幼少期はミュージカルが
好きだったそう。
「スイスにいた頃、学校で
 『サウンド・オブ・ミュージック』を
 やるという企画があって、何かを
 やりたいと思ったのはこの時が
 初めてでした。
 『サウンド・オブ・ミュージック』は
 子どもが7人出てくるんですけど、
 私が志願したら、結局、子どもの数を
 増やしてもらって演じることが
 出来ました。6歳とかなので、
 台本を渡しても分からないだろうって
 いうことで、歌は覚えて、他は自由に
 やって!みたいな感じだったので、
 アドリブで演じたんです。」

そんな由薫さんが初めて買った
音楽作品は、ミュージカル
『ウィキッド』のサウンドトラックでした。
「実際にニューヨークで観たんです!
 雷に撃たれたような衝撃を受けて、
 エンターテイメントの凄さ、もう
 魔法じゃん!って思ったんですよ。
『オズの魔法使い』に出てくる
 魔女の物語ということにも驚いたし、
 あとはやっぱり音楽が全部良くて、
 パフォーマンスも素晴らしい。
 全部が好き!っていう感じです。」
ミュージカルの世界に憧れた
由薫さんですが、映画も
好きだったそうで、子どもの頃には
自宅にあったタブレットを使って、
自らが監督、そして妹と愛犬を
出演させた”白雪姫オマージュ”の映像も
撮影していたと明かしました。

ギターを始めたのは15歳の頃。
「ギターを買ってもらって、
 どハマりしたんです。学校が終わると
 すぐに家に帰って、
 ずっと弾いていました。
 同世代くらいの女の子がYouTubeで、
 とても分かりやすく既存の曲を
 解説していたんです。その動画を
 見ながら練習していました。」
なんでもその頃は、
自宅で学校の勉強をしている時も、
ギターを抱えていたそうで、
それほど夢中になっていたと
話しました。ちなみに由薫さんが初めて
作った曲は「雨少女」という
タイトルだったそうです。

高校生の頃はバンド活動も
おこなっていたとのこと。
文化祭で演奏したこともあり、
特に由薫さんの思い出に
残っている曲は、ONE OK ROCKの
「Wherever you are」だそう。
「ONE OK ROCKさんがこの曲を
 アコースティック編成で演奏している
 映像を見て、すごい!と思ったので、
 他のみんなにも紹介して、バンドで
 やってみました。でも私以外あまり
 やる気がなくて(笑) みんな仲は
 良かったんですけどね。」
と語りました。ちなみに由薫さんの
デビュー曲をONE OK ROCKの
ギター、Toruさんのプロデュース。
「最初にプロデュースして
 もらえたなんて、本当に
 すごいことだと思います。
 Toruさんからは音楽作りの
 姿勢や、“メジャー”というものに
 ついて教えてもらいました。」

バンド活動をする前にはテニス部に
所属していたという由薫さんですが、
トークをしているうちに、
テニス部の顧問の先生との出来事を
思い出しました。
「テニス部の顧問と仲が悪くて(笑)
『部活辞めたいです!』、
『辞めさせない!』みたいなやりとりが
 ずっと続いていたんですよ。
『次にやりたいことがあるなら
 辞めさせてやる!』って言われて、
 私はギターを持って行って、
『音楽をやります!』って
 言ったんです。言ってしまった意地も
 あって、バンドをやっていた部分も
 あるんですけど、なんと、
 その顧問が文化祭で私たちの
 ファンになってくれたんです。
 文化祭のたびに最前列で
 見てくれるようになって、
『あなたの声と
 ハーモニーは良いと思う。』って
 言ってくれたのは、身内以外から
 もらった、初めての
 褒め言葉だったかもしれないです。」

由薫さんは17歳の時に
「NEW CINEMA PROJECT」という
オーディジョンで、
ミュージシャンとして
審査員特別賞を受賞し、
キャリアをスタートさせました。
プロの人たちに
自分の音楽を聴いてもらって、
どういうリアクションがあるのかを
知りたいと感じ応募。一次審査を
通過したところで、音楽の道に
進むことを決心したそうです。
そんな由薫さんが尊敬する
アーティストとして挙げたのは、
ジョン・ウィリアムズと
テイラー・スウィフトでした。
「いろんな映画を観て、
 この心を掴む音楽は
 誰が作ったんだろう?って調べたら、
 ジョン・ウィリアムズの曲が多くて
 驚きました。そこからずっと
 聴いています。ギターの弾き語りで
 憧れを抱いたのは
 テイラー・スウィフトですね。
 「We Are Never Ever
 Getting Back Together」は、
 最初に話したYouTubeの動画で
 解説されていて、そのコードは
 今でも自分の曲作りで
 めちゃくちゃ使います。
 「The Eras Tour」で初めて
 生のテイラーを観ましたが、
 全てが完璧で圧巻でした。」

他に観に行って印象的だった
ライヴのお話も。
「お気に入りはバーミングタイガー。
 去年私がSXSWに出た時に
 観たんですけど、楽しすぎました!
 バーミングタイガーの音楽は
 ”解放”っていう感じですね。
 あとはキャロライン・ポラチェックの
 来日公演を去年観に行きました。
 ボーカルコントロールが音源以上で、
 舞台装置の影響もあって
 女神みたいな感じに見えました。
 神秘的なライブでしたね。」

さて、番組では
「大人の☆生
 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
毎回ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っています。この質問で由薫さんが
挙げたのは、カナダの
シンガーソングライター、
シャーロット・デイ・ウィルソンの
「Strangers」でした。
「お酒を飲むのが好きで、
 最近になって音楽を
 聴くことが出来るバーに
 行くようになったんです。
 好きなバーがあって、
 そこの店主が私が知らない音楽を
 たくさん知っていて、いろいろ
 聴かせてくれるんですが、
 この曲はそのうちの1曲です。
 良いスピーカーで大音量、
 そしてお酒を飲みながら聴くって、
 大人の贅沢だなって思います。」
と語りました。

そんな由薫さんは、5/31(金)に新曲
「もう一度」を配信リリースしました。
「ライブをするようになって、
 みんなの声も聴きたいと思うように
 なったんです。なので、この曲には、
 みんなで歌えるシンガロングの
 パートを入れてみました。
 何気ない曲かもしれないですけど、
 ライヴで繋がることを
 大切にしたいです。
 みんなで歌ってもらえるように
 育てていきたいと思います。」

今月からは今年1月にリリースした
1stアルバム『Brighter』を引っ提げた
全国ツアーも予定されています。
Tour 2024「Brighter」は、
6月8日の宮城からスタートし、
広島、福岡、東京、愛知、
大阪を巡ります。東京公演は、
6月22日(土) Shibuya WWW Xで開催。
ツアーに向けて、
毎週インスタグラムと
TikTokで弾き語りの
配信をしているとのことなので、
合わせてチェックしてください。

最後に今後の
展望についても伺いました。
「変化を恐れないアーティストが
 大好きなんです。デビューからの
 2年間で自分の音楽性について
 考え込むこともありましたが、
 時代や環境に自分を放り込んでみて、
 そこから生まれる音楽は、
 もしどこか矛盾していたとしても
 本物だと思います。今は、
 自分がどんな方向に進んでいくのか、
 半分ワクワク、半分不安ですけど、
 ワクワクの方が大きくて
 楽しみにしています。」

由薫さんの情報はこちらから

さて、次回6/8はドラマー、
打楽器奏者の石若駿さんを
お迎えします。ソロプロジェクトや、
くるり、millennium paradeなど
様々なバンドでドラムを叩く
石若さんは、どんな音楽ヒストリーを
お持ちなんでしょうか。
ぜひ、次回もお聴きください。
黒ラベルをお忘れなく。

OMIYA

すっぱムーチョチップス さっぱり梅
ポテチだけど軽やかに
食べられるところが好きです。
特に私は大の梅好きなので、
欲しい時に買えるのが
幸せだなと思います。(由薫)

MUSIC

  • Do-Re-Mi /「サウンド・オブ・ミュージック」
    オリジナル・サウンドトラック

  • Defying Gravity /
    「ウィキッド」サウンドトラック

  • Wherever you are / ONE OK ROCK

  • Star Wars (Main Title) /
    John Williams, London Symphony Orchestra

  • I Knew You Were Trouble
    We Are Never Ever Getting Back Together
    / Taylor Swift

  • lullaby / 由薫

  • Buriburi / Balming Tiger

  • Everybody Wants To Be Famous
    / Superorganism

  • Bunny Is a Rider
    / Caroline Polachek

  • Strangers / Charlotte Day Wilson

  • もう一度 / 由薫

  • I Know / Dionne Farris

    由薫さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!

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