SAPPORO BEER OTOAJITO

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SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.07.13 ON AIR
今週は、キュウソネコカミのボーカル、
ヤマサキセイヤさんをお迎えしました。
ヤマサキさんが嫉妬するくらい
カッコいいと語ったのは...

キュウソネコカミは今年で
メジャーデビュー10周年。
先日はライブイベント
「黒ラベルFES SPECIAL LIVE 2024」
にBLUE ENCOUNT、
04 Limited Sazabysと共に出演し、
会場を盛り上げました。

さて、そんなキュウソネコカミの
ボーカル・ギター、ヤマサキさんは
和歌山県出身。高校時代には
GOING STEADYやガガガSPなど
青春パンクを好んで
聴いていたそうです。
「高校生の時はどちらかというと
 優等生というか、親に文句を
 言われないようにめっちゃ
 勉強するタイプやったんですけど、
 大学に入って親元を離れた瞬間に、
 自分のやりたいことを
 やってみようと思って軽音楽部に
 入りました。髪めっちゃ伸ばして、
 ピチピチの服着て、典型的な
 ロックアーティストの姿を
 マネしてましたね。」

しかし、ヤマサキさんが
所属していた軽音楽部には
ヤマサキさんと同じような人は
あまりいなかったそう。
「学校からお金を出して
 もらえるような部で、
 ジャズをやっている人がいたり、
 ビッグバンドもいたりして、
 僕みたいなパンクな感じの人は
 いなかったんですよ。だから全く
 音楽は出来なかったんですけど、
 音楽よりパフォーマンスで
 勝つことに命をかけていました。」 
そのおかげか先輩のバンドから
ボーカルとして誘われ、
2年生の頃には、
出場するには厳しい審査が
あったという学園祭にて
パフォーマンスをすることが
出来たそうです。

そんな中、あるバンドとの出会いが
ヤマサキさんの音楽観を一気に
変化させたんだとか。
「アークティック・モンキーズですね。
 先輩がコピーをしているのを見て
 知ったんですが、彼らの初期は
 ギターの単音リフを主体に
 曲を作っていて、今まで僕が
 聴いてきた音楽と革命的に
 違ったんです。これマネ
 出来るんじゃないか、
 これだったらもしかして、
 曲作り出来るんじゃないかって
 思ったんですよ。そして同時に
 パワーコードっていう存在も
 知るんです。
 アークティック・モンキーズを
 知らなかったら、本当にバンドを
 やらずに就職していたと思います。」
と語りました。

キュウソネコカミ結成後しばらくは、
インディーズで活動をしながら
バイト生活を送っていたというヤマサキさん。
その頃によく聴いていた音楽として
挙げたのは、The Mirrazと
the telephonesでした。
「The Mirrazは僕がやりたいことを
 先にやっていたというか、
 アークティック・モンキーズっぽい
 リフに、日本語を
 早口で乗せていて、憧れましたね。
 めちゃくちゃライヴにも
 行っていました。the telephonesは
 シンセサイザーの音が新鮮でしたね。
 キュウソネコカミの前身バンドは
 The Mirrazの色が強くて、
 キュウソネコカミになった時に、
 The Mirrazとthe telephonesの
 要素を両方入れるというイメージで
 やりました。」とキュウソネコカミが
 奏でるサウンドのルーツとなった
 2バンドを紹介しました。

バイト先の焼肉店では9年も
働いていたとのことですが、
居心地は良くなかったそう。
「店長がヤバい人で、700日ぐらい
 休まずに働いているんですよ。
 その理由が、その店長がバイトから
 嫌われていて、店長もバイトのことを
 信用していないから、自分が
 いない時に何かあったらどうしよう
 って考えているからなんです。
 それで休んでないからだと
 思うんですけど、手の皮が
 尋常じゃなく厚い。漂白剤も
 強い洗剤もダメージ無しで、
 極めつけは燃えている網を素手で
 掴んでました。」と驚きの
エピソードを話しました。その後、
新たに来た店長も
ズボラな人だったらしく、
まかない以外はあまり
良い思い出は無いそうです。

さて、今年メジャーデビュー10周年を
迎えたキュウソネコカミですが、
番組後半の冒頭では、
インディーズ時代とメジャーになってからの
姿勢の違いについて伺いました。
「インディーズからメジャーになって
 変化したことは実はあまりなくて、
 それは意識的に無くしたんですよ。
 メジャー行って、分かりやすく
 浮かれている人を何人も見たので、
 そうはならないように
 していました。あとこれは
 特殊なんですけど、僕らは
 インディーズ時代に出会った
 スタッフとかチームが今も
 変わらないんです。だから周りも
 いい意味で友達みたいな関係で
 続けてこられています。」
初期からのスタンスが変わらない
キュウソネコカミ。現在もバンドが
結成された兵庫県の西宮市を拠点に
活動されています。

ライヴにもよく足を運んでいる
ヤマサキさんが、
これまでに観たライヴの中で
特に印象に残っているのは
京セラドームで行われた
SMAPのステージだったそう。
「たまたま行くチャンスがあって、
 メンバーとマネージャーと
 観たんですけど、やっぱりSMAPは
 桁違いでしたね。僕らは野郎だけで
 6人くらいで並んでたんすよ。
 SMAPのメンバーがゴンドラで
 近くまで来てくれた時に、
 野郎6人で並んでいるのが
 珍しいのか、全員こっちを
 見てくれて、目が合ったのが
 嬉しかったですね。めちゃくちゃ
 トキメキました。」 
ちなみにキュウソネコカミは
このSMAPのステージに憧れて、
自分たちのライヴにもゴンドラを
導入して、会場内を回ったことが
あるとも話していました。

そんなヤマサキさんが今、
尊敬しているのはバンド、
おとぼけビ~バ~。
「嫉妬するぐらい本当にかっこいい。
 日本のアーティストって、
 今、なかなか海外に出ていく
 チャンスがない中で、彼女たちは
 大きなタイアップとかもなく、
 アニメでバズったとかでもなく、
 自分たちの実力でお客さんを
 増やして、グラストンベリーに
 出たんですよ。ヤバくないですか?
 しかも今度レッチリの
 オープニングアクトを
 やるんですよね。実は大昔、
 対バンをしたことがあるんですけど、
 彼女たちの実力がスゴすぎて、
 今ではただの自慢に
 なってしまいますね。」

さて、番組では
「大人の☆生
 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
毎回ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っています。この質問で
ヤマサキさんが挙げたのは、
RADWIMPSの「もしも」でした。
「この間、和歌山県御坊市っていう、
 僕の地元で初めて
 ワンマンさせてもらって、
 その時に、中学とか高校の同級生に
 観に来てもらったんですよ。
 そのステージで、この「もしも」の
 コピーをやりました。中学の時に、
 1番仲良かった親友と、
 どっちが良いバンド見つける合戦
 みたいなことをやっていたんですね。
 親友はMONGOL800の 
 『MESSAGE』っていうアルバム、
 僕はRADIWIMPSの「もしも」を
 親友に教えて、それが18年の時を
 経て、その親友の前で演奏をして、
『お互い大人になったけど、
 あの時の記憶って一瞬で蘇るよな!』
 っていう話を、その日の打ち上げで
 しました。なんかエモかったですね。
 大人になった感じがしました。」

さて、先日
「黒ラベルFES SPECIAL LIVE 2024」
に出演したキュウソネコカミ。
当日の感想を伺うと、
「自分で言うのも変ですが、
 ビールを片手に、僕らと
 BLUE ENCOUNT、
 04 Limited Sazabysの3バンドを
 ゆったり観られるっていうのは
 プレミアだったんじゃないかなって
 思います。」と振り返しました。
セットリストの最後には新曲
「ネコカミたい」も披露されました。
こちらはメジャーデビュー10周年を機に
書かれた曲だそうで、
「10年前に出した「ビビった」っていう
 曲のアンサーソングなんです。
「ビビった」は10年前の尖った
 気持ち、そして「ネコカミたい」は
 再スタートというか、この先の
 10年を戦っていく決意のような
 曲ですね。良い曲が書けたと
 思います。」と紹介しました。

「この10年は
 あっという間といえば、
 あっという間だし、
 長かったといえば長いんですけど、
 やっぱり今っていう
 この瞬間を大事にしながら、
 これからもやっていきたいです。
 この間、黒ラベルの
 インタビューでも言ったんですが、
『好きな自分でぶちかます』
 っていうのを続けていけたら、
 1番幸せだなって思いますね。」
と締めくくりました。

そんなこれから先の10年も楽しみな
キュウソネコカミですが、
10月9日(土)にニューアルバム
『出現!鼠浄土』のリリースが
決定しました。このアルバムを
引っ提げたツアー
『DMCC REAL ONEMAN TOUR
 2024 -めざせ!鼠浄土-』も
開催予定。東京は10月24日
Zepp DiverCityです。来年には
キュウソネコカミ主催の
対バンライヴもおこなわれるそうです。
詳しい情報はキュウソネコカミの
ウェブサイトをチェックしてください。

キュウソネコカミの情報はこちらから

さて、次回7/20は実験的なサウンドと
圧倒的なライヴが話題のバンド、
Dos Monosから没 a.k.a NGSさんを
お迎えします。クリスペプラーが
没さんの音楽ヒストリーを
紐解く54分間!
ぜひ、次回もお聴きください。

OMIYA

カネテツ ほぼカニ
ヤマサキさんがお持ちになったのは
まるで本物のカニのような味わいの
かまぼこ「ほぼカニ」!
ヤマサキさん曰く付属の
酢醤油をつけるのさらに
カニっぽさがアップするそう。

MUSIC

  • アホンダラ行進曲
    / GOING STEADY

  • Fake Tales of San Francisco
    / Arctic Monkeys

  • check it out!check it out!check it out!check it out!
    / The Mirraz

  • sick rocks / the telephones

  • SHAKE / SMAP

  • Love Is Short
    ハートに火をつけたならばちゃんと消して帰って
    / おとぼけビ〜バ〜

  • もしも「みんな一緒に」バージョン / RADWIMPS

  • ビビった / キュウソネコカミ

  • ネコカミたい / キュウソネコカミ

  • Search and Destroy
    / Iggy & The Stooges

    ヤマサキさんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    最後に選んだ1曲はこちら!

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