SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.08.10 ON AIR
今週は、キマグレンの
クレイ勇輝さんをお迎えしました。
海外生活で思い出に残っている
音楽を伺うと、
名前が挙がったのは...

番組ではゲストの皆さんに
黒ラベルに合うと思う、
おつまみをお持ちいただいていますが、
クレイさんがお持ちになったのは餃子。
30代前半でボクシングのプロライセンスを
取得したクレイさんは、現在も
ボクシングジムに通っているとのことで、
練習後によくその餃子を
食べているそうです。
餃子が大好きだという
クリス・ペプラーを喜ばせました。

さて、そんなクレイさんの
音楽ヒストリーですが、
初めて手にしたCDは山下達郎さんの
「さよなら夏の日」だったそう。
「小学生の頃に住んでいたマンションの
 上の階に、別荘として
 映画監督さん達が集まる部屋が
 あったんです。そこにいた脚本家さんに
 偶然声をかけられて、
 部屋にお邪魔した時にもらったのが
 この曲のCDだったんです。
 大人達が聴いていた音楽に触れた
 おかげで、自分も少し大人になった
 気分でした。」

5歳の頃にはカナダ、
中学時代はオーストラリアで
生活をしていたクレイさん。
大学はニューヨークのシラキュース大学に
通っていたとのことで、海外での経験も
豊富です。海外生活で思い出に残っている
音楽を伺うと、名前が挙がったのは
グリーン・デイでした。
「シラキュース大学にはドームがあって、
 彼らがライヴをしに来たんです。
「Basket Case」を生で聴けたのは
 良かったですね。
 彼らの歌のハーモニーは
 オーソドックスに聴こえて、
 実はかなり独特だっていうのを、
 後に自分がミュージシャンになってから
 気が付きました。」
そんなグリーン・デイが話題に出たことを
きっかけに、グー・グー・ドールズや
クリードなど、当時聴いていたバンドの
名前が思い出と共にたくさん
挙がりました。

シラキュース大学に行く前は、
日本のインターナショナルスクールに
通っていたクレイさんですが、
恋をきっかけにバンドを結成したことが
あったとのこと。
「地元のファストフード店の店員さんに
 一目惚れしたんです。同じ場所で
 バイトをするしかないと思って、
 面接に行ったら受かったんですよ。
 話を聞いたらその子はギターを
 やっていたので、じゃあバンドを
 組もうと。地元の友達をドラムと
 ベースに誘って、実際にその子を
 ギターに迎えて、なんと付き合うことも
 出来たんです。」と話しました。
クレイさんがアメリカに行ったことで
遠距離恋愛となり、彼女とは次第に
連絡が取れなくなってしまった
とのことですが、クレイさんは
その悲しさをきっかけに音楽を
続けていくことを決意したそうです。
これを聞いたクリス・ペプラーは
「純粋なのか不純なのか分かんないよ!」
と大笑いしました。

さらにクレイさんはそのバンドで
作った曲を、自身のプロジェクト・
OCEANSで作り直したと明かしました。
「yuiをボーカルに迎えた
「サヨナラSay Goodbye」っていう
 曲ですね。その彼女と実際に
 “サヨナラSay Goodbye”した時に
 出来た曲なんですよ。ひどいよね(笑)
 でも、音楽は繋がっていくことを
 証明出来た気がします。」と話しました。

恋がきっかけで始まったバンドが
終わった後は、音楽活動を
していなかったというクレイさん。
以前から知り合いだったISEKIさんと
「海の家」を作るという話が持ち上がり、
そこからキマグレンとしての道が
始まりました。
「音楽が絡む海の家を作れたら、
 そこには自分達のやりたいことが
 ある気がするよね、っていうところから
 生まれたのが、海の家兼ライブハウスの
「音霊」なんです。その「音霊」に
 “気まぐれ”で自分たちも
 演奏してみよう、っていうことで
 始まったのがキマグレンです。」
と経緯を説明しました。

2015年に解散を発表したキマグレン。
「気まぐれでやっていたものが、
 やらなくてはいけないものに
 なっていったんです。そうなると
 続けていく意味がないと思って
 解散しました。」
と理由を語ったクレイさん。
ソロで活動を始めたISEKIさんとの関係は
変わらずだったそうですが、クレイさんは
当初音楽をやめるつもりだったそう。
しかし、OAUのマーティンさんなどに
引き止められ、OCEANS (ex. KureiYuki's)
としての活動を始めました。
「OCEANSはいろんなクリエーターが
 絡むプロジェクトなので自由度が
 高いですかね。キマグレンはあくまで
 ISEKIと2人で作っているもの。大切に
 自分たちで温めていきたいものだと
 今は思っています。友達という存在が
 大きくなってしまって、それを改めて
 自分たちのポケットに入れた感じかな。
 ちゃんと自分たちで握って
 やっていきたい。そんな感じです。」

そんなキマグレンが大きく影響を受けた
曲はジェイソン・ムラーズの
「The Remedy (I Won't Worry)」
なんだそうです。
「メロラップの原点がこの曲に
 あるんじゃないかと。こんな風に
 出来たらカッコいいなって思ったのは
 覚えています。キマグレンの
 ルーツの一つですね。」 
キマグレンは2009年に
ジェイソン・ムラーズが来日した際に
ゲストとしてライヴに出演し、
両者の楽曲をマッシュアップして
演奏したとのこと。

他にもシュガー・レイや
サード・アイ・ブラインドなども
好んで聴いていたとし、
クリス・ペプラーは
「やっぱりカリフォルニアというか、
 ちょっと海を感じる音楽が多いですね。」
と反応。その流れから「音霊」にも
出演したことがある加山雄三さんの話に。
「今まで食べたもので
 印象に残っているものの、
 トップ3に入るのが、加山さんの
 光進丸の上で食べたトマトリゾットです。
 加山さんが作ってくれたんですよ。
 船の上で少ししょぱさが混ざって、
 本当に美味しかったです。」
と紹介しました。

歌詞へのこだわりについても
お話いただきました。
「時代が分からないもののほうが
 好きかな。『Twitter』とか
『TikTok』みたいな言葉が出てくると
 時代が見えるけど、昔の作詞家さんたちは
 言葉の置き方や譜割りも
 テクニカルだったなと思います。」 
これからもこだわって歌詞を
書き続けたいと話したクレイさんの
作詞における先生のような存在なのが、
小田和正さんなんだとか。
「自分の歌詞を
 赤ペン先生してもらってました。
 シンプルなんだけどメロディと言葉、
 母音の相性が良いんですよね。」

番組では「大人の☆生
サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
毎回ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っていますが、クレイさんが挙げたのは
先生である小田和正さんの
「たしかなこと」でした。
「音楽は詰め込まなくていいんだ、
 もっとシンプルに削ぎ落として、
 必要なものだけを残せばいいんだ
 っていうのを教えてくれたのが小田さん。
 この曲も小田さんの声とギター、
 ピアノだけで成立する。無駄に言葉も
 詰め込んでいない。だけど緻密に
 計算されている1曲。それを改めて
 大人になって分かったのかな。
 今は自分の人生のフェーズとして、
 シンプルを突き詰めていきたい
 時期なのかもしれません。」
と語りました。

さて、9年ぶりに
再結成をすることになった
キマグレンですが、7/17に
「LIFE - From THE FIRST TAKE」を
配信リリースし、
9/1には材木座にてワンマンライブ
『キマグレン -再会と再開-.』
が予定されています。
「昨年僕の母親が亡くなって、
 キマグレンを聴きたいって
 よく言ってたんですよ。言われた時は
 真に受けてなかったんですけど、
 亡くなった後に、
 何もしてあげられなかったなという
 気持ちになったんです。それでISEKIに
 相談したら『いいんじゃない!』
 っていう話になりました。
 再会と約束を果たす意味合いを込めた
 ライヴになればいいなと思っています。」

今後についてはフェスやツアーなども
計画しているとのこと。しかし再結成後の
新曲は少し時間がかかることも
窺わせました。
「新曲は出さないとダメだよ!」
というクリス・ペプラーに対し、
クレイさんは
「9年ぶりなのでこれまでの曲を
 思い出すのに精一杯なんですよ。
 新曲を書きたいと思った
 タイミングがその時かなと。
 すごい綺麗事みたいですけど(笑)
 自然発生的に生まれてタイミングが
 合えば新曲を出そうと思っています。
 やらなきゃいけないものじゃなくて、
 やりたいことを追求したいです。」
と話し、この日の音楽談義を
締め括りました。

キマグレンの情報はこちらから

さて、次回8/27はNulbarichの
JQさんをお迎えします。7年ぶり2度目の
ご出演となるJQさん。Nulbarichは
今年いっぱいで活動を休止することを
発表していますが、最近の好きな音楽や
今後の活動など、詳しく伺います。
ぜひ、次回もお聴きください。

OMIYA

餃子
クレイさんが通うボクシングジムの
近くにあるお店からテイクアウトした餃子
パンチがあってジューシーで野菜たっぷり!
黒ラベルとの相性はもちろんバッチリです。

MUSIC

  • さよなら夏の日/ 山下達郎

  • Basket Case / Green Day

  • Slide / Goo Goo Dolls

  • My Sacrifice / Creed

  • サヨナラ SAY GOODBYE
    / OCEANS with yui

  • The Remedy (I Won't Worry)
    / Jason Mraz

  • Semi-Charmed Life
    / Third Eye Blind

  • 光進丸 / 加山雄三

  • たしかなこと / 小田和正

  • LIFE - From THE FIRST TAKE
    / キマグレン

  • 約束の丘 / キマグレン

  • Sailing / Christopher Cross

    クレイ優輝さんとのトークを受け
    クリス・ペプラーが選んだ1曲はこちら

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