SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.08.24 ON AIR
今週は、シンガーソングライターの
さらささんをお迎えしました。
湘南出身のさらささん。
加山雄三さんや桑田佳祐さん、
YONCEさんなど多くの
ミュージシャンを輩出していますが、
この番組にも来たことがある...

湘南出身のさらささん。
幼い頃から劇団に入り、
演技やダンスを学んでいたそうです。
「踊りたい、演技したいというのは、
 ディズニー・チャンネルを見て
 育ったのがきっかけです。
 本当に大好きで、家族で海外旅行に
 行っても、ディズニー・チャンネル
 を見たいから外に出たくない、
 みたいなことを言ってましたね。」
アメリカのティーンエイジャーの
学生生活をディズニー・チャンネルで見て、
自分も同じように
過ごしてみたい、留学してみたいと
憧れの気持ちを持っていたそうです。

ブリトニー・スピアーズや
ジャスティン・ティンバーレイク、
マイリー・サイラスなど
ディズニー・チャンネル出身の
アーティストはたくさんいますが、
その中でも特にさらささんが
憧れたのはヒラリー・ダフ。
「『リジー & Lizzie』っていう番組が
 やっていたんです。それに憧れて、
 ヒラリー・ダフみたいに
 なりたいと思っていました。
 初めて買ったCDも
 ヒラリー・ダフでしたね。
 どうやったら私もディズニー・
 チャンネルに出られるだろうって
 思って、演技を始めたのを
 覚えています。」

そんなさらささんが楽器を
始めたのは、高校の軽音楽部に
入ったタイミングだったとのこと。
ジャムセッションをよくおこなう
軽音楽部だったそうで、そこから
アコースティッギターを弾き、
曲も自分で書き始めたんだとか。
「顧問の先生が
「Just The Two Of Us」や
「Autumn Leaves」みたいな、
 いわゆる定番の曲を教えてくれて
 勉強していました。バンドも
 組んでいて、そっちは好きな曲が
 演奏出来たんですけど、
 オーディションに勝ち上がらないと
 文化祭の舞台に立たせて
 もらえない、
 ちょっと厳しい部活でした。」

バンドではどんな曲を
コピーしていたかと伺うと、
最初に名前が挙がったのは、
BLANKEY JET CITYでした。
「「ガソリンの揺れかた」っていう
 曲が十八番でしたね。
 後夜祭とかで演奏して
 結構ウケてました。あとは
 シーナ&ザ・ロケッツの
「レモンティー」とか、
 かまやつひろしさんの
「バンバンバン」もやりましたね。」
と語ったさらささん。絶妙な選曲に
感心した反面、今のさらささんの
サウンドとの違いを感じた
クリス・ペプラーが
「今後こういったロックな
 さらささんが紐解かれる
 タイミングはあるんですかね?」
と質問すると、さらささんは
「私の今回出すアルバムにも、
 少しロックテイストの曲もあるし、
 いつか出来たらいいなと。
 それこそ、ブランキーとか
 カバーする機会とかがあれば、
 いいなと思いますね。」
と答えました。

大学進学前には、高校の制服姿で
学外のセッションに参加し、
MVPを獲得したという逸話を持つ
さらささん。
「後輩のドラマーの子が
 外のセッションを
 紹介してくれたんです。それは
 元SOIL&"PIMP”SESSIONSの
 元晴さんが主催されていて、
 鍵盤のSWING-Oさんとか、
 King Gnuのベースとドラムの
 おふたり、他にもMELRAWさん、
 前田サラさんとかが
 ホストメンバーを務めている
 セッションで、そこで
「Feel Like Makin' Love」を
 歌ったんですよ。
 制服姿の女の子が来て、
 この曲を歌ったから面白いと思って
 もらえたのかMVPを
 いただけました。こんな錚々たる
 方々が応援してくれるなら、
 ミュージシャンになってみたいと
 思って、目指し始めました。」
と語りました。

その後、セッションミュージシャンを
目指すようになったそうですが、
職人気質なその世界に
途中で疲れてしまい、一度音楽を
辞めてしまうことに。その間は
専門学校に通ったり、
美術を学んだりとその後の道を
模索されていたとのことですが、
ある曲との出会いがさらささんを
音楽活動へと引き戻しました。
「YouTubeで、FKJとMasegoの
「Tadow」という曲に出会って、
 感動したんです。
 一緒に歌ったりして、やっぱり
 歌うことが好きなんだなって
 思ったんですよ。音楽って辞める、
 辞めないとかじゃなくて、
 それを見つめられるか、
 見つめられないか、辞められると
 思っていたのが間違いだったって
 感じました。その後は周りの子が
 行ってた大学のサークルに
 誘ってもらって、同世代の子たちと
 好きな曲を楽しんでやってました。」

歌う楽しさを再び感じた
さらささんがその頃に
影響を受けたのはSIRUPさん。
「ちょうどSIRUPさんが
 注目され始めた時期ですね。
 日本語とR&Bの組み合わせで
 こんなことが出来るのかって
 結構感動しましたね。
 私も曲を作るならこういう感じが
 良いと思ったのを覚えています。」

さらささんはアルバイトをしながら
曲作りをしていたそうですが、
最初に作ったのが「ネイルの島」。
「私のデビューシングルですね。
 インスタでも反応があって、
 当時バイトをしていた会社の社長も
 気に入ってくれたんです。その方が
 私が好きな折坂悠太さんの
 担当スタッフと出会った際に
 音源を渡してくれたんです。
 結果一緒にやってみようという
 話になって、のちにorigami
 PRODUCTIONSと繋がりました。
 本当に人づてにいろいろ
 繋がっていった感じですね。」

「とにかく音楽と触れられるような
 空間、場所に自分を置くのが
 うまいのかもしれないね。
 これまでの経緯が
 さらさちゃんっぽい感じがする」
と述べたクリス・ペプラー。
さらささんは
「力を抜いている時の方が、
 届かなかったところに届く時が
 あると思っていて、気負い過ぎると
 届かないかもしれない。
 別に誰にも共感されなくても、
 誰からも評価されなくても、
 自分がいいと思ったものを
 やればいいし、別に音楽が
 生活にならなくても、
 お金にならなくても、 他のことで
 別にお金を稼げばいい。
 それが「ネイルの島」を
 作った時からあるんです。
 その方が私は多分輝くし、
 それは忘れないようにしています。」
と語りました。

番組後半ではさらささんが影響を
受けたブルージーな
シンガーの話から。
「多分18歳、19歳ぐらいの時に
 ライヴでカバーするってなって
 教えてもらったんですけど、
 ジョス・ストーンは本当に声が
 大好きです。
 声の低い女性が好きで、
 自分も憧れて、
 声が低くなりたいと
 思っていたので、
 ドンピシャでした。あとは
 エタ・ジェームズとか、
 なんかやっぱり少し暗さとか、
 傷を負ってる感じに
 昔から惹かれます。」

湘南出身のさらささん。
加山雄三さんや桑田佳祐さん、
YONCEさんなど多くの
ミュージシャンを輩出していますが、
この番組にも来たことがある
シンガーソングライターの
Tani Yuukiさんとは
本人も驚く関係性だったそう。
「Taniくんは小学校で
 同じクラスだったことが
 去年発覚したんです。
 Taniくんのヘアメイクさんが
 私の曲を気に入ってくださって、
 曲を流していたらTaniくんも
 反応してくれたみたいで。
 そこからライヴに来てくれることに
 なって、顔を見たら、
 小学校同じクラスだった!
 みたいな。
 再会してびっくりしました。」

湘南からの影響についても
伺いました。
「影響は無いと思っていたんです。
 子供の時は、外の人から見る
 湘南のイメージみたいなものが
 あまり好きじゃなくて、
 ”湘南の人“って
 見られたくなかったんですね。
 実はデビューしてからも
 それはあったので、自分では
 湘南っぽさみたいなものを
 一切出さずにやってるつもり
 だったんですけど、やっぱり
「海っぽいよね」とか、
「自然のエネルギーを感じるよね」
 って言われることがほとんどで、
 湘南がアイデンティティとして
 あるんだなって思いますね。」
父はサーファー、
母はフラダンサーという環境で
育ったさらささん。レーベルメイトで
父がオーシャンパドラーの
Michael Kanekoさんとは、
ハワイでフラを教える
カラマ一族との繋がりで、
親同士も親交があるそうです。

番組では
「大人の☆生
 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
毎回ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を
伺っています。この質問で
さらささんが挙げたのは
GLIM SPANKYの
「大人になったら」でした。
「これは高校生の時、
 自分の曲を作る前からずっと
 カバーしている曲なんです。
 GLIM SPANKYさんと
 知り合って、ツーマンライブも
 させていただいて、今もすごい
 仲良くしていただいているんです。  
 高校生から今までずっと
 カバーしているので、時間の経過を
 1番リアルに感じられます。
 レミさんみたいな声になれたらって
 ずっと思っていました。」
と語りました。
そんなGLIM SPANKYの
松尾レミさんとは
「火をつけて feat. 松尾レミ
  (GLIM SPANKY)」という楽曲で
共演。さらささんの「火をつけて」
という曲の2番を松尾レミさんが
作り替えるという企画でしたが、
さらささんにとってはとても
大切な1曲になったそう。
「『2人はよく似てる』っていう
 歌詞を書いてくださって、
 まさか自分が大好きな
 アーティストにそんな歌詞を
 書いてもらえるなんて。
 贈り物みたいな、
 すごく大切な曲ですね。
 仲良くしていただいてて
 本当に嬉しいです。」
と語りました。

さて、さらささんは9月4日に
セカンドアルバム『Golden Child』
をリリースされます。
前作『Inner Ocean』から
1年8ヶ月ぶりとなる作品ですが、
本人曰く
「今までのさらさの
 濃厚になったところと、
 新しい挑戦も見せられる、
 自慢のアルバム」とのことです。
前作から新たにアレンジャーも迎え、
幅広いサウンドが楽しめる
1枚になるそうですが、ライヴでの
アレンジも要注目だそう。
アルバムを引っ提げたツアー、
「Golden Child Tour 2024」は
名古屋、大阪を回り、東京は
恵比寿LIQUIDROOMでの開催を
予定されています。
ぜひ、濃厚になったさらささんを
体感しに足をお運びください。

さらささんの情報はこちらから

さて、次回8/31はロックバンド、
THE SPELLBOUNDから
小林祐介さんをお迎えします。
フジロックのステージも
大盛り上がりだった
THE SPELLBOUNDですが、
小林さんの音楽ルーツや
BOOM BOOM SATELLITESの
中野雅之さんとバンドを組んだ
きっかけなど、じっくり伺います。
お楽しみに!

OMIYA

小魚バナナミックス
魚が好きなのと、
カルシウム不足が気になって
よく食べるようになりました。
甘辛くて?応えがあるところが
好きです!(さらささん)

MUSIC

  • The Best of Both Worlds
    / Hannah Montana

  • Just The Two Of Us
    / Grover?washington Jr. ,Bill Withers

  • ガソリンの揺れ方
    / BLANKY JET CITY

  • LEMON TEA
    / SHEENA & THE ROKKETS

  • Feel Like Makin' Love / Roberta Flack

  • Tadow / Masego & FKJ

  • Synapse / SIRUP

  • ネイルの島 / さらさ

  • Jet Lag / Joss Stone

  • All I Could Do Was Cry / Etta James

  • 笑い話 / Tani Yuuki

  • 大人になったら / GLIM SPANKY

  • 火をつけて feat. 松尾レミ(GLIM SPANKY) / さらさ

  • Roulette
    f e e l d o w n
    祝福 / さらさ

  • I'm Diggin' You (Like An Old Soul Record)
    / Me'Shell Ndegéocello

    さらささんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    最後に選んだ1曲はこちら

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