SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.09.14 ON AIR
今週は、トリプルファイヤーの
吉田靖直さんをお迎えしました。
地元には有名なミュージシャンが
ライブをしに来る機会が
少なかったとのことですが、
吉田さんが初めて観たライブは...

1987年生まれ、香川県の神社の神主である
父のもとで育った吉田さん。子どもの頃は
友達と遊ぶことの良さが分からず、
1人で過ごすことが
多かったとのことですが、
音楽は身近にあったそうです。
「姉が音楽が好きだったこともあって、
 音楽ってすごいなと感動することが
 小さい頃からありました。
 2人いる姉は10歳くらい
 離れているんですが、
 部屋に呼び出されて、
 レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンとか
 アット・ザ・ドライヴインなど、
 当時の僕からしたら知らない洋楽を
 よく聴かされていました。」
吉田さん曰く、
「お姉ちゃんも自分のセンスが正しいか、
 弟を使って確かめようとしていたかも
 しれない」とのことですが、
 これがきっかけで、他にも
 レディオヘッドやモービーなどの音楽にも
 早いうちから触れていたんだそうです。

そんな吉田さんが
初めて買ったCDはゆずの「夏色」。
「小学校5年生の時に買いました。
 最初は変な曲だなと思って
 違和感があったんですが、
 聴いているうちにその違和感が
 快感に変わってきて、めちゃくちゃ
 良い曲だなって思いました。」
同じ頃に父親がクラシックギターを
誰かからもらってきたことがきっかけで、
ギターを始めたそう。
「その少し前から自分でも欲しいと
 思っていたんですが、
 ギターを買うことが
 恥ずかしかったんです。
 だからもらってきてくれたことに、
 少し運命を感じました。
 ギターをやっている小学生って
 あまりいないじゃないですか。
 今からスタートダッシュを決めれば、
 日本一になれるかもしれないと思って
 練習していました。」

中学生になるとザ・ブルーハーツや
ブランキー・ジェット・シティなど
バンドサウンドが好きになり、
同級生を集めてバンドを組んだそう。
「ブランキーの浅井健一さんは
 不良少年のような歌詞が多いので、
 自分もちょっと悪いことをしたほうが
 いいのかなって思ったんですけど、
 全然そんな気になれなくて、自分は
 ロックスターのタイプじゃないんだなって
 感じました。でもなぜかバンドは
 めちゃくちゃやりたかったので、
 『BANDやろうぜ』っていう雑誌を
 学校に持って行って、
 同級生を口説きました。」

地元には有名なミュージシャンがライブを
しに来る機会が少なかったとのことですが、
吉田さんが初めて観たライブは
ザ・ハイロウズだったそう。
「急に家の近くのホールに来たんです。
 よくライブの映像とかを見ると、
 観客が我を忘れて暴れるみたいなのが
 あって、自分もそうなるかと
 思っていたんですが、そうは
 なれなかったです。
 良い曲を演奏してくれて
 嬉しい反面、全然我を失わなかったのが
 自分でも衝撃でした。
 やっぱり田舎なので、
 周りにいたちょっと悪い
 ヤンキーみたいな先輩とかも
 ずっと戸惑っていましたね。」
と振り返りました。

吉田さんが海外の作品で、
とにかくよく聴いたと話したのは
レディオヘッドの『Kid A』でした。
「ロックっぽい音楽しか
 分からなかった時に
 このアルバムが流行っていて、
 この良さを分からないと
 いけない空気があったので、
 よく聴いていました。
 最初はよく分からなかったんですが、
 何か奥にあるんだろうなというか、
 この人たちは確信を持って
 音楽をやっているんだろうな
 というのは感じました。
 トム・ヨークは自分の
 深淵みたいなものに常に向き合って、
 何かを解消しようとしているのかなと。
 表現するってこういうことなのかなって
 思わされますよね。ここまでやる人
 いるんだ、音楽は舐めちゃいけないな
 とも感じさせられます。」

続いて、影響を受けたアルバムとして
挙げたのは、ドイツのユニットDAFの
『Alles Ist Gut』でした。
「ドラムとボーカル、あとシンセの
 ミニマルなフレーズが流れる、
 ジャーマン・ニューウェーブの
 代表みたいな感じだったと思います。
 アルバムジャケットも汗ばんでるみたいで、
 曲もちょっと気持ち悪いと
 思ったんですよね。大学生の時でしたが、
 その気持ち悪さに惹かれました。
 気持ち悪いのがカッコいいなと。
 僕も身体に油を塗ってライブしようかと
 思ってましたね。」
その流れから、吉田さんが
音楽活動をする上で
意識していることについての話に。
「やっぱりちょっとダサい部分を
 入れたくなります。こいつアホだなって
 思われるぐらいの感じでいることに
 安心しますね。」
そう語った吉田さんにクリス・ペプラーは、
「自分で自分のことを
 あまりシリアスに捉えないのは、
 すごく大事なことじゃないかなと思います。
 でも、その辺がタモリさんがね…。
 タモリさんは吉田さんの
 大ファンじゃないですか。」
と反応し、2人が共演したこともある番組
「タモリ倶楽部」の話に。

吉田さんは11年も下落合で
居候していたそうですが、
「タモリ倶楽部」でそのことや、
下落合の居候の家から引っ越す模様が
過去に放送されました。
「その良い環境を捨てて、
 彼女と同棲しようってなりまして、
 荻窪の方に引っ越したんです。
 でも3ヶ月ぐらいで、
 彼女が出ていってしまいました。
 元カレのキックボクサーが
 好きだったらしくて。そしてまた、
 下落合に引き寄せられていきました。
 またその居候先に戻りましたね。」
というエピソードを話しました。
実は吉田さんが一度その居候先を出た後、
別の人がその部屋に住んでいたそうですが、
下宿人が横にある空き家に
済ませてくれたようで、
とても感謝しているとのこと。
しかし、下落合は単純に住みやすい
という理由で長年いるだけで、
骨を埋めたいとかそういった気持ちは
ないんだそうです。

続いて、吉田さんの尊敬する
アーティストの話も。
「面識はないんですが、(石野)卓球さん。
 インタビューがカッコいいというか、
 普通に喋ってるのに面白くて、
 あと、めちゃくちゃ楽しそうに
 音楽をやっているのが伝わるんですよね。
 DAFとか、好きな音楽が若干近くて、
 僕は卓球さんほど、その時代のものに
 詳しくはないですけど、卓球さんも
 好きだっていうのを後で知って、
 ちょっと嬉しかったのもあります。
 王道じゃない、
 ちょっと変なものが好きで、
 こんなにすごい表現をしてる人が
 いるんだなっていうのも嬉しいですね。
 友達から聞いたんですけど、卓球さんって
 めちゃくちゃ飯食うらしいって。
 僕、あんま食べなかったんですけど、
 最近無理してめっちゃ食ってます。」

番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
毎回ゲストの皆さんに
「大人になったと感じる曲」を伺っています。
この質問で吉田さんが挙げたのは、
アイズレー・ブラザーズの
「Between The Sheets」でした。
「ブラックミュージックを感じるものが
 高校とか大学の途中ぐらいまでは
 ねちっこいって感じてたんです。
 でも少し歳をとって、すごくいいなって
 思った1曲でもありますし、
 あと、高校の時は女の子と話すたびに、
 赤面して挙動不審になっていた僕が、
 “Between The Sheets”っていう感じで、
 昔の彼女を思い出したりする時に、
 俺って大人になってるなって思います。」

さて、そんな吉田さんがボーカルを務める
トリプルファイヤーはニューアルバム
『EXTRA』をリリースしました。
前作から7年ぶりとなる本作は
「相席屋に行きたい」、
「お酒を飲むと楽しいね」などこれまで通り、タイトルから惹かれる多様な
サウンドが聴ける全10曲を収録。
「複合的な理由で7年かかりました。
 曲を録ったのは5年ぐらい前なんですが、
 ファンクっぽさとか、変拍子みたいのを
 ちょいちょい入れたりとかしてるところは
 維持しつつ、もう少し聴きやすく、
 整えられたかなって思います。」

最後にクリス・ペプラーから、
新しいアルバム『EXTRA』を
タモリさんに渡して、
ミュージックステーションに
出られればいいねという提案も。
「そういう出演の仕方あるんですかね。
 タモリさん推薦でMステ出てる人、
 見たことないですけど。でもCDを渡たすに
 こしたことはないですからね、
 聴いてほしいですし。」と答えました。
今後もライブの予定が続々
決まっていくそうなので、
引き続きトリプルファイヤーの動きに
注目してください。

トリプルファイヤーの情報はこちらから

さて、次回9/21は5年ぶりの登場!
シンガーソングライターの
birdさんをお迎えします。
今年はデビュー25周年のbirdさん。
最近はどんな音楽を聴いているのでしょうか?近況も含め、いろいろ伺います。
次回もぜひ、お聴きください。

OMIYA

ケンタッキーフライドチキン
肉にかぶりつきながらビールを飲むと
豪快なことをしている気分になって
気持ちがいい。(吉田さん)

MUSIC

  • Sleepwalk Capsules / At The Drive-In

  • Extreme Ways / Moby

  • 夏色 / ゆず

  • SATURDAY NIGHT
    / BLANKEY JET CITY

  • ミサイルマン / THE HIGH-LOWS

  • Everything In Its Right Place
    / Radiohead

  • Der Mussolini / DAF

  • Tokyo Swindlers Main Theme
    / 石野卓球

  • Between The Sheets
    / The Isley Brothers

  • シルバースタッフ
    お酒を飲むと楽しいね
    スピリチュアルボーイ
    / トリプルファイヤー

  • Cars / Gary Numan

    吉田さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    選んだ1曲はこちら!

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