SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.12.14 ON AIR
今週は、シンガーの
Salyuさんをお迎えしました。
デビュー当時に聴いていた音楽として
最初に挙げたのは、

OTOAJITOには、2015年以来
9年ぶりのご出演となったSalyuさん。
今年デビュー20周年を記念して、
豪華アーティストが参加する
トリビュート・アルバム
『grafting』をリリースされますが、
今回はそんなSalyuさんの
デビュー当時を振り返りながら、
最近聴いている音楽や、これまでに観た
印象的なライブのお話など、じっくりと伺いました。

2004年にソロデビューをし、
その歌声で多くのリスナーを
魅了してきたSalyuさん。
「重みのある年月ではあります。
 たった1人で作り上げられた活動ではないので、
 多くの人と喜びを分かち合いたい。
 そして支えてくださったファンの方々をはじめ、
 皆さんに感謝を伝えたいっていう
 1年になっています。
 喜びも悩みも鮮やかな
 20年間だったと思います。」と振り返りました。

デビュー当時に聴いていた音楽として
最初に挙げたのは、シガー・ロス。
「周りの方々にいろんな音楽を教えてもらいながら、
 好きな音楽を見つけてきたんですが、
 もしかするとシガー・ロスの存在を教えてくれたのは、
 小林武史さんだったかもしれません。
 小林さんはシガー・ロスの音像を、
『スピリチュアル・ポップス』と表現していて、
 それがSalyuのデビューに向かっての
 リファレンスの1つにもなっていました。」
ライブも観に行ったことがあるそうで、
「シガー・ロスの音楽って立って聴く音楽というより、
 座ってじっくり噛み締めながら
 聴きたいロックだなって思ったのを覚えています。」
と話しました。

その他に聴いていた音楽で
思い出に残っていると話したのは、チボ・マット。
「学生時代に「Spoon」っていう曲をラジオで聴いて、
 とても好きになったんですが、
 Salyuとしてデビューする前に小林武史さんの勧めで、
 ニューヨークに音楽制作をしに行ったんですよ。
 その時にチボ・マットの本田ゆかさんと
 同じ現場で制作をさせてもらって、
 よく楽曲も聴いていました。」
ニューヨークでは本田さんから
『女の子が人生を楽しむために必要な3つのこと』を
教えてもらったり、スタジオには本田さんの友人である
ショーン・レノンが訪れ、Salyuさんも含め、
一緒にセッションをしたりと、
充実した日々を過ごされたそうです。

幼い頃にはピアノを習っていたり、
合唱団に入っていたりと、
音楽と近い環境で育ってきたというSalyuさん。
高校生の時に、音楽の道に進むべく
様々なオーディションを受けている中で、
レコード会社の育成機関に入ることが決まり、
その流れで小林武史さんと出会ったそうです。
そして岩井俊二監督の映画
「リリイ・シュシュのすべて」と
連動したプロジェクトに参加し、
音楽活動を本格化させました。
「小林さんと出会った数ヶ月後に、
 岩井俊二さんが小林さんに
 映画の構想を持ちかけてきたんですよ。
 小林さんが
『君が歌うっていうことも、なくはないかな。』
 とおっしゃっていて、
 そんな話の始まりでしたね。」と経緯を明かしました。

そんなSalyuさんは今年の春に自身のSNSにて、
第1子を出産したことを報告されました。
「自分の新しい視点が生まれる日々で、
 とても楽しく過ごしています。」
と現在の心境を語りました。
聴く音楽にも変化があったようです。
「子供にはクラシックを聴かせるのが良いって
 言われたりするじゃないですか?胎教にもいいとか。
 なのでクラシックを流したりしていたんですが、
 うちの子に関してはジャズの方が
 情緒が安定するように見えるんです。
 最近はそういう音楽をよく聴いています。
 特にジャズに反応しているわけじゃないんですけど、
 穏やかに見えるというか、
 私自身が穏やかな気分に
 なっているのかもしれないですね。」
これに対し、クリス・ペプラーは
「うちは胎教でP-Funkばかり流していたんですよ。
 だから今もリズムは裏でとるんです。
 あとはドビュッシーですね。
 冨田勲のシンセサイザーの
 音源をよくかけていたんですが、
 覚えているみたいなんですよ。
 生まれてから初めて「月の光」をかけてみたら、
 『アレ?知ってる…』みたいな反応をしていました。
 親バカですみません、
 天使のような顔をしていましたね(笑)」と話し、
Salyuさんも笑いながら、
「私も冨田さんの前衛的な音を聴かせてみたい。」
と述べました。

前回の出演から今回までの間に観に行って、
印象的だったライブのお話も。
「ベーシストの千葉広樹さんに教えてもらった
 ポーランドのピアニストで、
 スワヴェク・ヤスクウケという方がいらっしゃるんです。
 1年半前ぐらいに日本でツアーをおこなっていたのに、
 途中まで知らなくて、その時にはもう
 東京公演は終わっていたんですよ。
 私のスケジュールを見たら、
 鳥取公演は行けそうだったので、米子に飛んだんです。
 小さな教会で演奏されていて、
 自然光と蝋燭の火の中で聴く、
 不思議なミュートピアノのライブでした。
 せっかく好きなピアニストが日本にいるんだから、
 ポーランドに行くより日本で動きたい!
 っていう気持ちで観に行きました(笑)」と紹介しました。

パフォーマンスを観て号泣してしまった
ミュージシャンもいるとのこと。
「『僕らの音楽』っていうテレビ番組で
「カバー特集」という特番が組まれて、
 締めくくりが憂歌団の木村充揮さんが歌う
「君といつまでも」だったんです。
 出演者が木村さんの周りを囲んで聴くのが
 最後のシーンで、実は生放送だったので
 ゲネとかランスルーもあったんですけど、
 毎回肩を振るわせて泣いてしまって...。
 可愛らしくて、暖かくて、
 真心があって、感動してしまいましたね。」

さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」で
乾杯していることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でSalyuさんが選んだ1曲は、
メル・トーメの「The Christmas Song」でした。
「これも涙が出るほど愛情が詰まっていて、
 チャーミングで優しい気持ちになる曲。
 大人になるたび、クリスマスが来るたびに
 好きになる曲なので
 チョイスさせていただきました。
 クリスマスって日本では
 宗教的な意味合いがダイレクトには
 結びついていないですが、
 どこか特別でみんなが優しくなれるし、
 クリスマスに向かって街が豊かになるので、
 私の子どもにも、
 このシーズンの輝きを伝えたいし、
 楽しんでほしいなと思います。」

さて、冒頭にも記しましたが、
Salyuさんは今年デビュー20周年を迎えました。
こちらを記念して
トリビュート・アルバム『grafting』を
来週12/18(水)にリリースされます。
『grafting』は日本語では“接ぎ木”を意味し、
「大切なものを受け継ぎながら、
 そこに新しい生命を吹き込む」という想いが
 今作には込められているそうです。
桜井和寿さん、Charaさん、miletさん、
木村充揮さん、七尾旅人さん、玉置浩二さん、
ROTH BART BARONなどなど、
豪華アーティストがたくさん参加されています。
「とにかく20年間の感謝を形にしたい、
 そして何か新たに挑戦をしたいということで
 動き出しました。私が培ってきた宝物は
 たくさんあるんだけど、やっぱり一番大切なのは
 作曲家さんたちが提供してくださった
 楽曲たちなのかなと。私をここまで
 引き上げてくれた楽曲たちに光を当てて、
 声をかけた皆さんに新たな生命を吹き込んでもらう、
 そんな作品になっています。」
初回生産限定盤は、Salyuさんと小林武史さんが
JAZZやEXPERIMENTAL POPなアプローチで制作した
セルフカバー盤も付属した3枚組となっています。

最後に来年の抱負についても伺いました。
「じんわり考えているところなんですが、
 引き続き、いろいろな方にご挨拶をしたり、
 感謝を伝えられる何か、
 試みが出来れば実施していきたいです。
 あとは子どもが生まれて、
 1人の人間としての生活も変わっていきますので、
 今後の自分の歌についても
 ゆっくり考える年にしていきたいなと思います。」

Salyuさんの情報はこちらから

さて、次回は14年ぶりのご登場!
アコーディオニストのcobaさんをお迎えします。
日本が世界に誇るアコーディオンの
第一人者であるcobaさん。
とてもディープな音楽トークになっています!
次回もぜひ、お聴きください。

OMIYA

生ハム
しっかりとした塩加減や燻製の香り、食感など
豚肉の加工食品はビールによく合いますが、
私は中でも生ハムが好きです。特別な準備もいらないしw
冷たいビールと一緒に豪快にいただきたいものです。(Salyuさん)

花のように美しく大きな生ハムは
想像しただけで食欲が湧き
黒ラベルが飲みたくなります!

MUSIC

  • VALON-1 / Salyu

  • Svefn-G-Englar / Sigur Ros

  • Spoon / Cibo Matto

  • SHADY
    / Salyu Feat. Yuka Honda & Sean Lennon

  • グライド / Lily Chou-Chou

  • 青空 / Salyu

  • 月の光 / 冨田勲

  • S.IV / Slawek Jaskulke

  • 君といつまでも
    (ステイ・ウィズ・ユー・フォーエバー)
    / 憂歌団

  • The Christmas Song / Mel Torme

  • HALFWAY / milet
    新しいYES / 桜井和寿
    旅人/ Salyu

  • Driving Home For Christmas
    / Chris Rea

    Salyuさんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが
    エンディングで選んだ1曲はこちら!

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