SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2024.12.21 ON AIR
今週は、アコーディオニストの
cobaさんをお迎えしました。
cobaさんは90年代、ビョークのワールドツアー、
およびアルバム『ホモジェニック』に参加。
ビョークとの共演は...

数々の国際コンクールで優勝し、
日本随一のアコーディオニストとして
知られるcobaさん。OTOAJITOには2010年以来、
14年ぶりのご出演となりました。
クリス・ペプラーとは久しぶりの対面だったようで、
「クリスは全然変わらないね。」と番組冒頭で述べ、
対するクリス・ペプラーもcobaさんの見た目が
以前から変わっていないと感じ、
「自分でも意識してキープしているの?」と質問。
cobaさんは
「やっぱり楽器が重いから、ジムとかに行って、
 身体を保ちながら演奏家を続けています。」
と答えました。ちなみにcobaさんが使用している
アコーディオンは13キロの重さがあるとのことです。

cobaさんは10歳でアコーディオンを始め、
18歳でイタリアへ留学。ヴェネツィアにある名門校、
ルチアーノ・ファンチェルリ音楽院アコーディオン科を
首席で卒業されています。
「学校のみんなはフレンドリーに接してくれましたが、
 ウィーンで世界コンクールに初めて出た時は、
 結構煙たがれましたね。日本人がアコーディオンを
 演奏しに来るなんていうことは、
 本当に意外だったみたいです。
 でも予選で演奏したら、みんなぶったまげて、
『それ見たことか!』って思いましたね。」
実際に優勝すると、それまで冷たい目で見ていた
周りの人たちは、手のひらを返したように
cobaさんに接してきたと述べ、クリス・ペプラーは
「よくある話だよね!」と笑いながら反応しました。

最近もツアーでイタリアへ行ってきたそうです。
「イタリアで合計3本、隣のスロベニアで1本、
 コンサートをやってきました。移動して本番、
 移動して本番の繰り返し、運転も全部
 自分でしていたので大変でした。」
と振り返りました。コンサートでは
お客さんの反応も良く、大盛況で嬉しかったと
語りました。イタリアではアコーディオンを用いた
ジャズ、スロベニアでは民族音楽に
感銘を受けたと話しました。

1991年にCDデビューし、そこから数えると
30年以上のキャリアを誇るcobaさん。
デビュー当時に聴いていた音楽についても
伺いました。
「バッハ、スカルラッティ、ダカンとかね、
 クラシックを一生懸命聴いていました。
 ジョン・ケージやシュトックハウゼンのような
 前衛音楽もですね。
 あとはエドアルド・ベンナートなど、
 当時流行っていたイタリアのポップスも
 聴いていましたよ。」

加えてプログレッシブ・ロックも
cobaさんのルーツの一つだそう。
「キング・クリムゾンやイエス、ELPなど、
 プログレはずっと聴いていました。高校の学園祭では、
 イエスの『危機』というアルバムを
 アコーディオンで完コピしたこともありましたね。
 そもそも僕のアコーディオン人生は、
 アコーディオンのイメージを
 変えたいっていうところから始まったので、
 何かきっかけになる音楽が欲しかったんですよ。
 ジャズとかクラシックでアコーディオンのイメージが
 変わると思っていなかったから、
 やっぱりロックだなと思ってずっと聴いていました。」

番組後半はcobaさんが最初に観た
ライブについてのトークからスタート。
「幼稚園の頃、新潟に住んでいまして、
 新潟の公会堂っていうホールに
 坂本九さんが来たんです。
 オーケストラもバンドもなし、
 マイク1本だけでステージに立って、
 カラオケで歌っていました。
 僕は坂本九さんが大好きだったから、
『どうしても行きたい!』って
 母にねだったのを覚えています。」

cobaさんは90年代、ビョークのワールドツアー、
およびアルバム『ホモジェニック』に参加されました。
ビョークとの共演はcobaさんの人生を
変えたとのことです。
「彼女の音楽はいつも新しいし、
 絶えず新しい発見を求めているし、
 新しい物を発信していますよね。
 ツアーでは音楽の内容以外もこだわっていました。
 僕が一緒に回っていた時は、
 花火師の方もいたんですが、
 テルアビブの公演で彼女が、
『音の無い花火が最後に見たい』
 って言ったんですよ(笑)あり得ないじゃない?
 でも花火師も負けず嫌いで作ったわけ。
 後ろがインド洋、そこから音のない花火が上がったの。
 お客さんはもとより、僕らも大感激しちゃいましたね。
 いまだにあのシーンは忘れられませんよ。」
と語りました。

最近注目しているアーティストについても伺いました。
名前が挙がったのは、2人ともギタリスト、
Marcin(マーシン)と
Giacomo Turra(ジャコモ・トゥーラ)でした。
「マーシンはこの間、
 クアトロでライブもやってましたが、
 バカテクで良かったですね。
 ジャコモ・トゥーラは…
 あ、この人アメリカ人じゃないんだ!
 イタリア人なんですね、知らないで聴いていました。
 この人上手いんだよ!ギターフレーズも
 本当に出来上がっているんだよね。」と話しました。

さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
で乾杯していることにちなんで、ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でcobaさんが選んだ1曲は、
“ブラジルの声”ミルトン・ナシメントの
「Travessia」でした。
「僕はこれまでいろんなツアーをやってきましたが、
 やはり3年間のビョークとのツアーでは
 かなり日本が恋しくなった、
 ホームシックになったんです。
 その時に支えになったのが、
 たまご料理とこの曲なんですね。
 たまご料理は世界のどこに行ってもあるので、
 例えばホテルの朝ごはんとかで食べると
 安心したんです。たまご料理とこの曲があったから、
 あの3年間、日本語が全く喋れない環境でも
 耐えられたのかな。歌詞は全く分からないけど、
 故郷のことを思い出す曲なんですよね。
 今も不安なことがあっても
 この曲に支えられています。
 そこが大人になった、
 ということかもしれないです。」

cobaさんは先月47枚目となるニューアルバム
『ACCORDION MONSTER』をリリースしました。
「僕の中にアコーディオンモンスターが
 住み着いているんだろうなと。
 住みつかれた人はアコーディオンから離れられない。
 アコーディオンモンスターに憑依された人間として、
 作ったのがこのアルバムです。」と紹介しました。
ボーナストラックにはcobaさんが25歳の時に作った
デモ音源「TAKE OFF」も収録されています。
「シンセアコーダーといって、
 世界初のMIDIアコーディオンを僕が
 イタリアで作ったんですよ。
 それを日本に持って帰って来たんですが、
 当時は音の遅れ、ラグがあったんです。
 そこから発展させなかったんですが、
 KORGさんというメーカーが
 シンセのアコーディオンを今年開発したんですね。
 実はその相談を受けていた時に、
 僕が昔に作ったシンセアコーダーのデモテープを
 皆さんに聴いてもらったら、驚いてました。
 じゃあせっかくなので、ボーナストラックとして
 収録しようかなと思ったのがきっかけですね。」
と経緯を話しました。

『ACCORDION MONSTER』を提げて、
2年ぶりの全国ツアーも開催中です。
ツアーファイナルは4月29日に
東京・イイノホールでおこなわれます。
「アコーディオン、ギター、パーカッションという
 シンプルなトリオで、『ACCORDION MONSTER』の
 曲も全然違うアレンジでお届けします。
 あとは今までの作品の中でも、ライブで
 ほとんど演奏したことがない曲もあるんですよ。
 そんな曲にもスポットを当ててみようと思っています。」

cobaさんの情報はこちらから

さて来週、今年最後にお届けするのは、
2024年の総集編!
俳優の山田裕貴さんや大塚愛さんなど、
今年お迎えした豪華ゲストとの
音楽トークを振り返ります。ぜひ、お聴きください!

OMIYA

ビーバー
金沢市にある北陸製菓が手掛けるお菓子
最近は全国的にも広がっていて
多くの人に愛されているようです!
もちろん黒ラベルにもピッタリです!

MUSIC

  • SARA / coba

  • Otchi Tchornye
    / Roby Lakatos

  • Close to the Edge / Yes

  • Celebration
    / Premiata Forneria Marconi

  • 上を向いて歩こう / 坂本九

  • Hunter / Björk

  • Carmen / Marcin

  • Get into the Groove (feat. Mikey Jose)
    / Giacomo Turra

  • Travessia / Milton Nascimento

  • 光る草原
    誘惑レインボー
    TAKE OF
    ACCORDION HEAVEN
    ?Accordion Lovers Night Theme
    / coba

  • Jingle Bell Rock / Bobby Helms

    cobaさんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが選んだ1曲はこちら

    (cobaさんからクリスマスソングの
     リクエストがあって)
    『じゃあ、cobaさんから
     1番かけ離れた曲にしよう。
     まあかけ離れてないか...
     でもいいんじゃない?』

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