SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

  • FACEBOOK
  • TWITTER
  • INSTAGRAM
  • Line
  • Twitter
  • Facebook

2025.02.01 ON AIR
今週は、シンガーソングライターの
崎山蒼志さんをお迎えしました。
ライブにもよく足を運ぶという崎山さん。
印象に残っている
アクトとして最初に挙げたのは...

静岡県浜松市出身の崎山さん。
父親がブラックミュージックやロック、
母親がヴィジュアル系の音楽を好んでいたということで、
小さい頃から音楽に触れる機会が多かったとのこと。
崎山さんは母親の影響でヴィジュアル系バンドの
ミュージックビデオをよく見ており、
特にThe GazettEというバンドに魅了されたそうです。
「4歳くらいの頃でした。
 お母さんのDNAを引き継いでいたんですかね。
 The GazettEにハマって、
『ギターを弾きたい』と言っていたら、
 おばあちゃんがギター教室に
 通わせてくれることになりました。」
4歳でギター教室に通い、
最初はクラシックギターで童謡などを弾いて
練習をしていたと話しました。

ギター教室では後にバンドを組み、
NUMBER GIRLなどをコピーしていたそうですが、
他のメンバーとの予定が合わなくなってきた中学生の頃、
路上で弾き語りを始めたとのこと。
その路上ライブが注目を集め、
インターネット番組「日村がゆく」の企画、
『高校生フォークソングGP』に出演し、優勝をします。
「バナナマンの日村さんが大好きだったんですけど、
 急だったんで最初は
 スパムメールだと思ったんですよ。
 でもどうやら本当らしいぞと思って出てみたら、
 放送後に面白いと思ってもらえたみたいで、
 デビューに至りました。」と経緯を話しました。
ちなみに作詞作曲は
小学校6年生の頃から始めていたそうです。

そんな崎山さんが初めて買ったCDは
KANA-BOONの『盛者必衰の理、お断り』
「小学校5年生くらいの時で、
 ヴィジュアル系から邦楽ロックが好きになっていて、
 KANA-BOONにビビッときたんです。
 歌声とか歌詞、あとはメロディが
 キャッチーなところが新鮮でしたね。
 この後くらいから自分で曲を作り始めたので、
 ここがスタートっていう感じです。」
ヴィジュアル系から邦楽ロックを聴くようになったのは、
SEKAI NO OWARIがテレビに出ているのを観て、
「メイクしていない自然な人たちもカッコ良い」と
思ったのがきっかけだったそう。
この時期に他に聴いていた音楽として、
クリープハイプの「社会の窓」という曲も挙げました。

尊敬するミュージシャンとして
名前を挙げたのは向井秀徳さん。
「めっちゃ好きですね。
 NUMBER GIRLは僕が生まれた年に
 解散しているんですが、
 きのこ帝国というバンドが
 NUMBER GIRLを好きだと言っていて、
 聴いてみたらハマったんです。
 あとは同時期にテレビで椎名林檎さんと
 向井さんが共演しているのを観て、
 この人カッコ良いなって思いました。
 向井さんのデンジャラスさ、
 あとは楽曲のオリジナリティに惹かれます。
 NUMBER GIRLの焦燥感もカッコ良いですけど、
 ZAZEN BOYSはシュールでソリッド。
 なんというか、向井さんの
 噺家のようなところも好きですね。」

向井さんと共演した際のエピソードも。
「アンコールで一緒に曲をやろうって言ってくれて、
 楽屋でリハーサルをしたんですけど、
 向井さんが『ちょっと湿らせとくか』って言って
 ビールを飲んでたんですよ。
『湿らせとくか』っていう表現初めて聞いたと思って、
 向井さんイズムを感じて嬉しかったですね。」
と語りました。

ライブにもよく足を運ぶという崎山さん。
印象に残っているアクトとして最初に挙げたのは、
SONICMANIA 2024で観たというアンダーワールド。
「始まった瞬間からカッコよくて、
 最後に「Born Slippy (Nuxx)」が流れた時に、
 無形文化遺産とか絶景を見ているような
 気持ちになりましたね。
 みんなの盛り上がりも含めて、
 超食らいました。」

続けて挙げたのは、
こちらも昨年来日公演をおこなった
トム・ヨークのライブ。
「中学3年生くらいの時に
 レディオヘッドが好きになって、
 今回初めてトム・ヨークを観たんですよ。
『うわ、実在した!本物や!』って思いました。
 聴きたい曲も聴けましたし、
 なによりもトム・ヨーク自身が超楽しそうで、
 そのお茶目なところが衝撃でしたね。
 ライブが終わった後に涙するくらい良かったです。」
2月に来日するバンド、
フォンテインズD.C.のライブも楽しみにしているそうです。

崎山さんは音楽の情報をSNSや、
音楽サブスクリプションサービスで
収集しているとのことですが、
最近注目しているミュージシャンについても語りました。
「めっちゃハマっているのは、
 マイクっていうラッパーです。
 トラックがアブストラクトで、
 サンプリングをそのまま
 持ってきちゃっているような感じ。
 超斬新なんですよ。アートワークもカッコよくて、
 今すごく聴いています。
 あとは改めて、岡村靖幸さん。
 超カッコ良いですね。
 歌詞もサウンドもオリジナリティがあって、
 ハイパーポップを聴いた後に流しても
 違和感がなくて面白い。
 この2人が今の自分のアイドルっていう感じです。」

音楽以外で影響を受けている人として
この日名前を挙げたのは、
群馬県出身の詩人・画家、山田かまちさん。
「17歳の頃に亡くなっている方なんですが、
 詩が純粋で、パンチがあるんです。
 10代の葛藤や矛盾したことを秘めていて、
 稲妻のような人。
 最近本を再度読んで感化されました。」

さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で崎山さんが選んだ1曲は、
大江千里さんの「MAN ON THE EARTH」でした。
「大事な人に大事なことを言えずにいる、
 そんな詩を書かれていて、
 それはこれまで自分であまり
 思ったことがない視点だったんです。
 あとは“アパートも決めたし
 さ来月きみと暮らし始めよう”
 という歌詞には自立というか、
 自分として生きていくっていう考えが感じられて
 自分にフィットしましたね。」

さて、崎山さんは先月、
初となるエッセイ集
『ふと、新世界と繫がって』を
新潮社より刊行されました。
こちらは雑誌「波」に連載されていた
エッセイと書き下ろし1編を含む、
全25編からなる作品となっています。
「例えば自分が歩いていて、
 "あの扉はどこに
 つながっているんだろうか?"とか、
そういう空想をするのが好きで、
この本もエッセイなんですけど、
たまに空想にいくこともある、
割と自由に書けた本です。
ゆるっと読めるんじゃないかなと思うので、
電車とか寝る前に少しとか、
気軽に読んでいただければと思います。」

放送の翌日には崎山さんが
ベスト選曲で巡るツアー
『The Best Tour 2018-2025』が
Zepp Shinjukuにて最終日を迎えました。
「今はいろんな音楽を聴いて
 影響を受けながら、
 次の制作に向かっている雰囲気です。
 この公演では弾き語りからバンド、
 いろいろやりますので、
 皆さんに楽しんでいただけるように頑張ります。
 あとはゴールデン街も好きなので、
 新宿でやれるのは嬉しいですね。
 ファイナルなんで、
 終わったらそのまま飲みに行きたいです。」

このツアー後の目標や展望について伺うと、
「今までサウンドは統一感が無いことを
 やってきているんですけど、
 自分のなかで一つテーマというか
 スタイルが生まれるのかなって思います。
 崎山蒼志の活動以外にも
 バンドとかもやってみたいとも
 思っていますね。」と答え、
この日を締め括りました。

崎山蒼志さんの情報はこちらから

さて、来週2月8日は
昨年デビュー15周年を迎えたバンド、
OKAMOTO'Sからボーカルの
オカモトショウさんをお迎えします。
この番組には初登場となりますが、
オカモトショウさんはこれまで
どんな音楽に影響を受けてきたのでしょうか?
じっくりお話を伺います。
次回もぜひ、お聴きください。

OMIYA

クラッツ
幼い頃に新幹線に乗って
隣の大人がビールとクラッツを嗜む様子に
憧れを持っていたという崎山さん。
香ばしさと程よい塩味が
黒ラベルとバッチリ合わさります!

MUSIC

  • REGRET / the GazettE

  • 五月雨 / 崎山蒼志

  • 盛者必衰の理、お断り
    / KANA-BOON

  • 社会の窓 / クリープハイプ

  • ZEGEN VS UNDERCOVER
    / NUMBER GIRL

  • KIMOCHI / ZAZEN BOYS

  • Born Slippy (Nuxx)
    / Underworld

  • Idioteque / Radiohead

  • Here's The Thing
    / Fontaines D.C.

  • no, no / MIKE

  • どぉなっちゃってんだよ
    / 岡村靖幸

  • MAN ON THE EARTH
    / 大江千里

  • 燈 / 崎山蒼志

  • A Case of You
    (from 『Both Sides Now』)
    / Joni Mitchell

    崎山さんとのトークを受けて
    クリス・ペプラーが選んだ1曲はこちら!

SAPPORO 毎週3名にサッポロ生ビール黒ラベル1ケース350ml×24本入りとステレンス真空サーモタンブラーをプレゼント 毎週3名にサッポロ生ビール黒ラベル1ケース350ml×24本入りとステレンス真空サーモタンブラーをプレゼント SAPPORO