2002年生まれ、東京都出身の冨岡さん。
4歳から15歳までの間を
オーストラリアで過ごし、
帰国後は大阪の高校へ進学、
オーディション企画で
優勝したことをきっかけに
2022年にデビューされました。
オーディションに参加する前から
SNSへ楽曲投稿をしており、
そこで視聴者からオーディションの
存在を教えてもらったとのこと。
「インスタライブをしていた時にコメントで、
『シンガーソングライターの優里さんが
オーディションをするよ』って教えてくれたんです。
それで応募したのが
デビューのきっかけですね。」と振り返りました。
オーストラリア・ゴールドコーストでの
生活についても教えていただきました。
「私の中ではのんびりした街。
家の目の前が海だったので、
よく友達と行っていましたね。
冬でもカーディガン一枚で過ごせましたし、
海も入れたんですよ。
なので、日本に帰ってきてから、
寒さに慣れなくて、
今でも得意じゃないです。」と話しました。
そんな冨岡さんが初めて買ったCDは、
テイラー・スウィフトの
『We Are Never Ever Getting Back Together』と、
ケイティ・ペリーの『California Gurls』の2枚。
「オーストラリアにいた時期ですね。
初めてCDショップに行って、
同じ日に2枚買いました。
ラジオでもよく流れていて、
大好きな曲でした。」
冨岡さんは子どもの頃から
音楽が好きだったそうですが、
きっかけとなったのは
ディズニー・チャンネルだったそう。
「飛び抜けて大好きだったのが、
『ハンナ・モンタナ』でした。
マイリー・サイラスが大好きで、
彼女がきっかけで自分も歌いたいって思いました。」
その後、テイラー・スウィフトの
ライブ映像を観たことでギターを手にし、
高校2年生の頃から
オリジナル楽曲を作るようになったそうです。
日本に帰国後、友人に向けて書かれた
冨岡さんの初のオリジナルソングは、
日本語の歌詞だったとのこと。
「邦楽の歌詞の魅力に惹かれて
作詞を始めたところもあるので、
英語を使わずに日本語を
意識していた時期もあったんですが、
最近はその縛りをやめて
ミックスして書くようになりました。」
そんな冨岡さんが歌詞を聴いて
衝撃を受けた楽曲は、
中島みゆきさんの「ファイト!」だったそう。
「リアルな内容かつ、か弱いのに力強い。
こんな表現が出来る邦楽の歌詞って
素敵だなって思いました。
自分で歌詞を書く上で勉強になるし、
私の人生を変えた1曲だとも思います。」
YouTubeで知ったこの曲は、
路上ライブをしていた時期に
よくカバーもしていたと明かしました。
冨岡さんは他にも、
テイラー・スウィフトやaikoさん、
石崎ひゅーいさんの歌詞にも
影響を受けているそう。
「石崎ひゅーいさんの歌詞は、
ファンタジーとリアルが
ミックスされているのが特徴ですね。
あとは人の強いところよりも、
弱いところに着目していて、
その感情の揺れを描く天才だと思います。
心にグサッとくる歌詞が多いです。」と語りました。
日本語にこだわって
作詞をしていた冨岡さんが、
英語を取り入れるようになったのは
「グッバイバイ」という楽曲からだそう。
「この曲をリリースする前、
実は曲が書けない時期が
1年くらいあったんです。
自分の音楽の方向性が分からなくなって、
迷子になっちゃったんですよね。
自由に音楽を楽しむことが
出来なくなっていたんだと思います。
その時に、自分の原点というか
英語を使わないみたいなルールを捨てて、
本当に歌いたいことを書いてみたのが
「グッバイバイ」でした。
言葉遊びや韻を踏むことが好きなので、
英語を入れることで
歌詞の幅が広がったと思います。」
ライブにもよく足を運ぶという冨岡さん。
昨年もたくさん観に行ったそうで、
印象に残っているライブについても
教えていただきました。
「まずはテイラー・スウィフト。
オーラがスゴかったですね!
いろんな時代の曲を演奏していて、
自分が好きなカントリー時代の
曲が始まった時は、『ワーッ!!』ってなりました。
テイラーは3時間のライブをするために、
ランニングマシンに乗って、
歌う練習をしていたみたいなんですが、
それに影響されて
私も同じことをやっています(笑)
あとはデュア・リパですね。
カッコいいの一言!ダンスもスゴくて、
声もブレないのがビックリでした。
本当にカッコいい!そしてデュア・リパと
近い時期に観に行った、あいみょんさん。
暖かい人間性が伝わってくる
ライブで毎回勉強になります。
(マリーゴールドの歌詞にある)
『でんぐり返しの日々』っていう表現なんて、
なかなか出てこないと思うんです。」と語りました。
最近気になっているアーティストのお話も。
冨岡さんが挙げたのは、
BLACKPINKのロゼと
グレイシー・エイブラムスでした。
「BLACKPINKもキャッチーで
聴いていたんですが、英語で書かれた
ロゼのソロ曲のリリックが面白いですね。
あとはK-POPアーティストで、
英語で歌われた曲が世界中で
聴かれているのがリスペクト!
「toxic till the end」という曲は
テイラー節がスゴいですよね。
同じような香りがして好きです。
グレイシー・エイブラムスは最初に
「That’s So True」という曲の
パフォーマンスを映像で観て、
力強くギターを演奏する姿にやられちゃいました。」
冨岡さんは音楽作りにおいて、
映画や本からも大きく
影響を受けているとのこと。
「ウォン・カーウァイの
『恋する惑星』の広告から
「恋する惑星「アナタ」という曲を作ったり、
例えば村上春樹さんの
小説に出てくる面白い表現は
ノートに書いて、
歌詞の一部に変換して
入れたりすることもあります。
他にも『ゴースト』や『羊たちの沈黙』の
世界観にも影響を受けています。」と語りました。
さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」を
飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに「大人になった1曲」を伺っています。
この質問で冨岡さんが選んだ1曲は、
Mr.Childrenの「HANABI」でした。
「名曲なので幼い頃から
聴く機会はたくさんあったのですが、
この曲が理解できるようになったのは
大人になったっていうことなのかなと思いました。
『もう一回、もう一回』って繰り返して歌うんですが、
子供の頃は「もう一回」っていう
気持ちにならないと思うんです。
大人になるにつれて、
「もう一回」という気持ちが
理解できるようになりました。」
そんな冨岡さんは2月26日に
新曲「かろやかに」をリリースされました。
こちらは4ヶ月連続配信リリースの第2弾で、
吉高由里子さんが出演する
「GLOBAL WORK」の
TVCMタイアップソングとなっています。
「書き下ろしをずっとやってみたかったので、
とても良い経験になりました。
何事もかろやかに、考えすぎずに
毎日を生きてみてもいいんじゃないか、
そんな気持ちを込めて書きました。」
3/2(日)には、
J-WAVEがお届けする音楽花見
『トーキョーギタージャンボリー』に初出演。
こちらもぜひチェックしてください。
さらに4月には
東名阪ツアーの開催も決定しています。
『冨岡 愛 ライブツアー2025』
東京公演は4月23日、
恵比寿LIQUIDROOMにておこなわれます。
初の東名阪ツアーは
バンド編成で楽曲が披露されるとのことです!
詳しい情報は冨岡愛さんのSNSをご覧ください。
冨岡愛さんの情報はこちらから
さて来週3月8日は、
J-WAVE平日のワイド番組
『STEP ONE』のナビゲーターでもある
ノイハウス萌菜さんをお迎えします。
OTOAJITOには初出演となりますが、
どんな音楽ヒストリーをお持ちなんでしょうか?
詳しくお話を伺います!
次回もぜひ、お聴きください。
チータラ
冨岡愛さんがお気に入りなのは
こちら”なとり”のチータラ
濃厚な味わいが黒ラベルとピッタリです!
California Gurls (feat. Snoop Dogg)
/ Katy Perry
The Best of Both Worlds
/ Hannah Montana
You Belong With Me
/ Taylor Swift
ファイト! / 中島みゆき
ブラックスター / 石崎ひゅーい
Love Story (Taylor's Version)
/ Taylor Swift
Dance The Night / Dua Lipa
マリーゴールド / あいみょん
Toxic Till the End / ROSÉ
That’s So True (Live From Radio City Music Hall)
/ Gracie Abrams
恋する惑星「アナタ」 / 冨岡愛
HANABI / Mr.Children
かろやかに / 冨岡愛
Sweet Dreams (Are Made Of This)
/ Eurythmics
冨岡さんとのトークを受けて
クリス・ペプラーが選んだ1曲はこちら!