SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2025.03.29 ON AIR
今週は5人組オルタナティヴ・ロックバンド、
Luby Sparksからベース/ヴォーカルと
作詞・作曲を担当するリーダー、
Natsukiさんをお迎えしました。
Natsukiさんが
自分の意思で初めて買ったCDは...

Natsukiさんは音楽家でありながら、
自らもインタビュアーとして、
海外アーティストとコンタクトを取るなど、
幅広い活動をされています。
大学は英文学科に通っていたそうですが、
バンド活動にのめり込んだことにより、
英語は身に付かなかったとのこと。
それでも歌詞を英語で書くことや、
海外アーティストとの交流を図るため、
英語は自然に習得していったと話しました。

服飾関係の学校を出た両親の影響で、
早いうちからファッションが
好きになったというNatsukiさん。
最初に触れた音楽も両親が
聴いていたものだったそう。
「家にレコードとかCDの
 コレクションがありました。
 印象的なのは、
 母親がベースをやっていたからか、
 ジャミロクワイを勧めてきたんです。
 こんなにオシャレな音楽ってあるんだ!
 と思った記憶があります。
 ジャミロクワイはベースが
 すごく聴こえるじゃないですか。
 そこからなんとなく、
 自分もベースを
 やってみたいなと思いましたね。」

ジャミロクワイのベーシストを務めていた、
スチュアート・ゼンダーがきっかけで
ベースを始めたNatsukiさんですが、
もう1名強く影響を受けたベーシストとして
名前を挙げたのは、
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリー。
「中高生だったら誰でも聴いちゃう
 レッチリのサウンド。
 いまだにバンドを始めるきっかけが
 レッチリっていう人も多いと思うんですけど、
 4人が出す音の住み分けがハッキリしていて、
 耳コピもしやすいからだと思うんです。
 でもベーシストからすると悪影響も多くて(笑)  
 僕も最初は(フリーにならって)指弾きとか、
 スラップをやっていたんですよ。
 結局、今のバンドのスタイルだと使わないし、
 むしろ要らないんです。」と語りました。

Luby Sparksではリッケンバッカーの
ベースをピックで弾いており、
最近の好きなベーシストとして、
スマッシング・パンプキンズで活動した
ダーシー・レッキーや
メリッサ・オフ・ダ・マーなどを挙げました。

そんなNatsukiさんが
自分の意思で初めて買ったCDは、
スガシカオさんの「フォノスコープ」だったそう。
「テレビか何かで聴いたのが
 きっかけだったと思います。
 ファンクなんですよね。
 J-POPとして聴いていなかったというか、
 ジャミロクワイとかと
 同じような感覚だったと思います。
 今聴くと、このグルーヴと
 オシャレな感じが
 気に入ったのかもしれないですね。」

いつかベースを弾いてみたいと
思っていたNatsukiさんですが、
通っていた中学・高校には軽音楽部がなく、
仕方なく吹奏楽部に入り、
サックスを吹いていたそう。
そのうち自分でメンバーを集めて
バンドをスタートし、
アークティック・モンキーズや
フランツ・フェルディナンドの曲などを
カバーするようになったとのこと。
「学園祭で披露する機会があったんですが、
 周りの生徒たちは全然こういった曲を
 知らないんですよ。だから披露する前に、
 みんなに『元の曲を聴いてくれ!』って
 勧めていました(笑)みんなも
 アプローチする機会がないだけで、
 聴いたらハマるんですよね。
 なので、最終的にはこういった音楽が
 学年で少し流行っていました。」と話しました。

自身でベースを始める頃には、
アマチュアバンドをやっていた母は
ベースを持っておらず、初めて手にしたのは、
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの
フリーがプロデュースした
『Flea Bass』というものだったそう。
「さかのぼるとフリーの話ばかりに
 なってしまいますね(笑)
 確か日本には卸されていなくて、
 海外から購入しました。
 そんな人、自分だけだと思っていたら、
 YouTubeを見ると、
 当時同じように買った
 日本人が結構いるんですよ。
 僕は完全にフリーから影響を受けて、
 最終的には全然違うジャンルで
 音楽をやっています。」

番組後半では、
人生を変えたと思う1曲についても伺いました。
Natsukiさんが挙げたのは、
ロンドンで結成され、
2021年に解散したバンド、
ヤックの「Get Away」という曲。
「高校生の時にたまたまYouTubeで
 ライブ映像を観て、『この音楽はなんだ!?』と
 驚きました。ボーカルが全然聴こえない、
 ギターの音がデカすぎる、
 みんなやる気がない感じで演奏している、
 これがインディーロック、
 オルタナティブロックなのかって
 その時に知りました。
 自分もこういう曲がやりたい、
 大学に入ってこんなバンドが
 組みたいと思いましたね。
 ここからLuby Sparksの
 全てが始まりました。」と紹介しました。

番組の事前アンケートで
「尊敬するミュージシャン」をお聞きすると
名前が挙がったのは、
ポール・ウェラーとボビー・ギレスビーの2人。
「この2人に共通するのは
 時代によって音楽スタイルを変えて、
 何にも縛られていないところ。
 そしてオシャレ。言い方はアレなんですが、
 才能があるというより、
 センスがあるっていう感じですよね。
 僕自身も才能のある
 シンガーソングライターっていうわけでもないし、
 感覚で音楽を作っているんですよね。
 自分の強みもそこなのかなって思っています。」

そんなNatsukiさん、
初めてライブを見たのはなんと
フジロックフェスティバルだったそう。
「2012年ですね。
 レディオヘッドがどうしても観たくて
 父親、友達と行ったんですけど、
 グリーンステージのトップバッターが
 ギャラクティックだったんですね。
 なので、初めて観たライブは
 ギャラクティックでした。
 でもこの年のレディオヘッドのライブは
 クオリティが高くて、
 ストイックさを感じました。」

これまでに観て
特に印象に残っているライブのお話も。
「高校の卒業式の後に行った
 ナイン・インチ・ネイルズですね。
 制服のままスタジオコーストまで行ったら、
 本当に今まで聴いたことがないような
 音を聴きました。音のクリアさが
 高校生にも伝わってきて、
 今でもこれを超えるようなライブは無いです。」

さて、番組では
「大人の☆生 サッポロ生ビール黒ラベル」
を飲みながら音楽トークをしていることにちなんで、
ゲストの皆さんに
「大人になった1曲」を伺っています。
この質問でNatsukiさんが選んだ1曲は、
トーキング・ヘッズの
「This Must Be The Place」でした。
「ショーン・ペンが主演の
『きっと ここが帰る場所』という映画で、
 デヴィッド・バーンが本人役で出ていて、
 この曲を演奏するんです。
 高校生くらいの時に父親に勧められて聴いて、
 家でもトーキング・ヘッズの映画
『ストップ・メイキング・センス』が
 よく流れていたんです。映画館で
『ストップ・メイキング・センス』の
 4K版を見た時に和訳が出ていたんです。
 それまであまり歌詞を聴いていなかったんですが、
 和訳を見た時に泣きそうになっちゃって。
 自分の人生の目標というか、
 テーマにも重なると思ってしまいました。
 この曲は自分の葬式で流して欲しいです。」

さて、Luby Sparksは2枚のEPをまとめた
アナログ盤をリリースしました。
「Songs for The Daydreamers/
 Songs of The Hazy Memories」
こちらは昨年5月にリリースされたEPと、
今年1月にリリースされたEPを収録した
LPとなっています。
「2作のEPを出しまして、
 僕の中では最初から
 A面とB面のように考えていました。
 この形で聴いて欲しかったんです。
 配信だと流れでは聴かないですが、
 LPならではの楽しみが
 出来るのではないかと思います。」 
Luby Sparksにとって
原点回帰となった作品だそうですので、
ぜひチェックしてみてください。

今後は音楽シーンの流れを汲みつつ、
Luby Sparksらしさを追求した
サウンドを鳴らしていきたいとのこと。
海外での活動も積極的におこなっていくと話し、
さらなる注目が期待されます。

 Luby Sparksの情報はこちらから

さて来週のゲストは13年ぶりのご登場!
シンガーソングライターのさかいゆうさんです。
最近の音楽事情や話題となっている
「Tiny Desk Concerts」への出演のお話など、
詳しく伺います。次回もお楽しみに。

OMIYA

白カビスナックサラミ(くるみ)
Natsukiさんがハマっているというサラミ
くるみ味は初めて食べたそうですが、
クリス・ペプラーとともに大絶賛!
黒ラベルとの相性もバッチリ!ぜひ。

MUSIC

  • Travelling Without Moving / Jamiroquai

  • Stone Cold Bush
    / Red Hot Chili Peppers

  • Celebrity Skin / Hole

  • フォノスコープ / スガシカオ

  • Do You Want To
    / Franz Ferdinand

  • Around the World
    / Red Hot Chili Peppers

  • Get Away / Yuck

  • Rocks / Primal Scream

  • My Ever Changing Moods
    / Style Council

  • Morning Mr Magpie / Radiohead

  • The Hand That Feeds
    / Nine Inch Nails

  • This Must Be the Place (Naive Melody)
    / Talking Heads

  • Somebody Else
    NOT Okay / Luby Sparks

  • Faith
    Broken Headphones
    / Luby Sparks

  • Trippin' On a Hole In a Paper Heart
    / Stone Temple Pilots

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