松居大悟さん出演回(後半)をradikoタイムフリーでどうぞ
(5月29日まで聴取できます)
先週に引き続き
劇団ゴジゲン主宰、映画監督の松居大悟さんをお迎えしました。
芝居や映画などの作品作りに音楽は影響するのか?との問いに松居さんはこう話しました。
「悔しいんですよね、音楽って。ずるいなと思ってて…全部持っていくんですよ。例えば映画でいうと僕らが何年もかけて作ったストーリーでも最後の5分で主題歌が感情を全部持って行ったりするじゃないですか。だから僕は絶対に音楽に負けないようにしようという意識が強いですね」
だから、信用している人に主題歌などを作ってもらって「絶対それに負けない」という想いで芝居や映画を作るということは意識的にやるそうです。
過去に印象的だったのは大森靖子さん。「ミッドナイト清純異性交遊」のMVを作り、「ワンダフルワールドエンド」という映画を大森靖子さんと作るという企画だったんですが、一番自分にとって理解のできない人で、きっと寄り添ったほうが楽なんだけど寄り添いたくなくてできるだけこの人に捕まえられないように作ろうと映像を作ったんだそうです。「自分は世界を閉じれば閉じるほどいいと思っていて、大森靖子さんは世界は広いということをちゃんと分かっている人で、思いもみないものができて面白かったです」。
今まで仕事をして印象的だった人の中で「この人には絶対勝てない」と思ったのは蒼井優さん。人間的なんだけど演技が人知を超えていて、役者をやるために生まれてきた人だと思ったそうで「この人をもっと撮りたいと演出家に思わせる力を持っていますね」と。
話は、松居さんがナビゲーターを務めている「JUMP OVER」で THE BOYS&GIRLSのボーカル・ワタナベシンゴさんが歌う「カーテンコール」の在宅MVを制作したエピソードに。
リスナーやTHE BOYS&GIRLSのファンから家の景色や外の景色を募って、それを編集してMVを仕上げました。「誰も人が映っていないのにこんなに人を感じるんだな、と思った」という松居さんに対し、クリスペプラーは「すごく東京・日本っぽい」という印象を持ったそうで、どんなにデジタルテクノロジーが進んでも日本人の根っこは変わっていない、と感じたようです。
最後にリスナーからの質問にお答え。
「松居さんは芝居や映画の仕事をしていなかったら、何になっていたと思いますか?」
憧れるのは喫茶店のマスター。ちょっと田舎のロッヂのような場所でカレーの美味しい喫茶店をやるのが夢だそうですが(カレーも松居さんが作るらしいです)、「でもそれは20代でやるわけにはいかないので・・現実的には福岡で兄貴の会社を手伝っているんじゃないですかね」とのこと。「この仕事をしていなかったら…というか、今でももし干されたら兄貴の会社手伝います」だそうです。
さて、松居大悟さんはこのたび小説デビュー。
初の小説「またね家族」が発売になります。
そして松居さんの監督最新作映画 『#ハンド全力』も、公開延期にはなりましたが近日公開予定!詳しくは松居大悟さんのtwitterをチェックしてください。
ガチのリモート飲み会だった(※褒めてます)とクリスペプラーに言わしめた
松居大悟さんとのトーク、いかがでしたか?
5月29日&6月5日は BiSHのセントチヒロ・チッチさんをお迎えします。クリス・ペプラーとどんなトークが繰り広げられるのか?お楽しみに。
松居大悟さんに関する情報はこちらから
いかめんたい
「これがあればビールを永遠に飲めます」といういかめんたい。
松居さんの故郷・福岡の逸品です。
特にお気に入りという福さ屋のものをセレクトしてくれました。
辛子めんたい 福さ屋
わすれもの / クリープハイプ
ミッドナイト清純異性交遊 / 大森靖子
花瓶の花 / 石崎ひゅーい
カーテンコール / The Boys & Girls
カーテンコール / 小山田壮平
Don't Stand So Close To Me / The Police
松居大悟さんとのトークを受けてクリスさんが選んだ1曲