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2020.06.12 ON AIR
向井太一さんをお迎えしました。
6/19は向井太一さんとのトーク後半戦をお届けします

向井太一さん出演回（前半）をradikoタイムフリーでどうぞ
（6月19日まで聴取できます）

シンガーソングライターの向井太一さんをお迎えしました。

福岡出身の向井太一さん。小さな頃から音楽好きで「自分の聴いている音楽がサイコー！」という少し尖った少年だったとか。６歳離れたお兄さんのCDをよく聴いていたそうですが自分で最初に買ったCDはCrystal Kayの「637 -always and forever-」。お母さんがHiphop/R&B好きで家の中でもずっとHiphop/R&Bが流れていたそうです。
そんな太一さん、漫画家になりたくてずっと絵を描いている子どもだったそうですが描いていた漫画は「恋愛漫画」だそうで…クリスペプラーは思わず「マセてるな！」と。

音楽高校に進学し、そこで改めて「シンガーになりたい」という夢が固まったそうですが、バンド活動は高校卒業後上京してから。mixiのコミュニティでのメンバー募集をきっかけに1年ほどジャズやソウルをベースとしたインストバンドにVocalとして加入していたそうです。オリジナル中心だったそうですが「Fly Me To The Moon」などJazzのスタンダードも歌っていたそうです。
高校時代はオケでオーディションを受けたりしていたので生演奏で歌うのは貴重な経験だったそうで、オケと生バンドの違いは「自分も楽器にテンションが乗るのでその時にしかできない一体感、その時ならではの熱量」とのこと。だからバンド加入はとてもいい経験だったそうで、そこから話は「カラオケで歌って来た人とライブで歌って来た人の違い」に広がりました。

音楽を始めるきっかけは？との問いで出て来たのはHI-Dの「Be With You」。音楽高校入学前、その高校の文化祭で「中学生カラオケ選手権」があり中３の時に参加。そこでこの曲を歌ったそうです。初めて人前で歌ったそうですが、芸能コースのある音楽高校だけあって照明や音響もプロが担当、スモークを焚いたりしていたので毛穴が全部開く感覚・人前で歌う気持ち良さを感じてしまったとか。
本当はもっと早くプロとしてデビューできると思っていたそうですがなかなかオーディションに受からず「それから10年くらい経ってしまいました」と語る太一さん。自分は他の人にないものを持っているという自信があって「なんで受からないんだろう」って思っていたそうですが、今思えば自分がどういう音楽をやればいいかがわかっていなかったから、バンド活動や自分で音楽を作っていくうちに「向井太一という音楽はどういう音楽なんだろう」ということをデビュー前に自分で提示できるようになったのは良かったと思う、と。
「アーティスト本人が何をやりたいかということはとても重要だと思います」

よく聴いたアルバムとして挙げたのは　Amy Winehouse「Back To Black」、宇多田ヒカル「Deep River」、Crystal Kay 「almost seventeen」、GIANT SWING 「GIANT SWING DELI」。
Amy Winehouseは初めて自分の好きなアーティストが亡くなって泣いたアーティスト。そのニュースを知った日にカラオケボックスに行ってAmyの曲を歌いながら号泣したそうです。Amyの魅力は「人生をかけて歌っているところ」。どちらかというと人間の弱い部分を見せている人が好きとのことで「ライブを見てみたかったです」と。
宇多田ヒカルはジャンルを超えた音楽が好きで、R&Bと違う要素が入った曲の多いこのアルバムが自由でかっこいいと思ったそうです。彼女の歌詞が好きで洋楽的な直接的な表現と日本語詞の比喩表現のバランスが素晴らしい、と。当時はJ-R&B、J-HIPHOP、J-Reggae、J-Popなどジャンルがもっと細かく分かれていたのように思うけれどその垣根を全部壊したところ、そして自分のプライベートが音楽に反映されているところも魅力的に感じるそうです。
GIANT SWINGは、T.Kura・michicoペアが大好きで好きな要素が全部詰まっているということで…このふたりに楽曲をやってほしいというのが夢のひとつだそうです。

さて、向井太一さんは6/17に　ライブアルバム「SAVAGE TOUR 2019」を配信リリースします。去年2019年に開催した全国6都市ツアーより、ツアーファイナルとなったZepp Tokyoでのライブ音源です。詳しくは向井太一さんのオフィシャルサイトをチェックしてください。

向井太一さんとのトークは次週：6月19日に続きます。
太一さんが好きな意外なアーティストとは？　ライブを観に行って本人登場から泣いたアーティストとは？ふたりの楽しい「リモート飲み」でのDEEPなトーク、お聞き逃しなく。

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