近田春夫さん出演回(後半)をradikoタイムフリーでどうぞ
(7月10日まで聴取できます)
先週に引き続き近田春夫さんをお迎えしました。
実は自粛生活期間中にショートメールなどで“文通”をしていたふたり。3月末にコロナで亡くなったアラン・メリルのこともその“文通”では語り合っていました。
ジャズシンガー:ヘレンメリルの息子であるアランメリル。Joan Jettのヒット曲「I Love Rock N’Roll」を書いた人なんです。1975年に自身のバンド:The Arrowsでリリース。その後Joan Jettがカバーして大ヒットとなったんですね。
アランはザ・リードという外国人バンドでデビューし、その後バンドが解散してソロになった時に近田さんがバックを務めたんだそうです。そこから仲良くなり、何より彼の音楽の才能に影響を受けたという近田さん。一緒にバンドをやったこともあり、年齢も近く、折につけ連絡を取り合っていたそうです。「彼がいなかったら今の音楽家としてのポジションはなかったかもしれない」と。
クリスペプラーはアランメリルに関し、「日本のロックがインターナショナルになる橋渡しというか、同胞感がすごくあった人」と。だからこそこのような亡くなり方をしたことがとても悔しいし、またメディアでの彼の訃報の報じ方も「え、これだけ?」と感じたそうです。
近田さん曰く、アランメリルは「ロックンロールとは何か、をすごく考えていた人」。近田さんはアランとよくそのような話をしたそうです。それによれば、ローリングストーンズはロックンロール、フリーもロックンロール。でもザ・フーはロックンロールではない。スティービー・ワンダーはロックンロール。コードにセブンスがある感じがロックとブルースを繋げるものなんじゃないか、と近田さんは分析していました。
近田さんがアランメリルとの思い出の曲として挙げたのはT.REXの「Get It On」。
近田さんがアランと「ゴジラ」というグループを作った時に、軽井沢のディスコでひと夏ハコバンをやったそうで、その時にアランがこのギターのリフを弾きマークボランの真似をしながら歌っていたんだとか。
また、ビザの関係で一度アメリカに戻りまた日本に帰ってきた日に有楽町で待ち合わせて映画「時計じかけのオレンジ」を一緒に観て、そのあと六本木でハンバーグを食べた…そんな思い出も語ってくれました。
次週:7月10日& 7月17日はギタリストのichikaさんをお迎えします。
バンド「ichikoro」でも活躍するichikaさん、ギターとの出会いは?彼のキャリアの背景にはどんな音楽が流れていたのか? どうぞお楽しみに。
近田春夫さんに関する情報はこちらから
鶏皮
福岡名物の「鶏皮」を食べてみたい…ということでお取り寄せ。
近田さんも初めての品だったわけですが…
鶏皮独特のぷよんとした感じがなく、カリッとしていてビールとの相性もバッチリです!
Teardrops / Alan Merrill
I Love Rock N' Roll / Joan Jett & The Blackhearts
アイ・ラヴ・ロックンロール / アロウズ
March From A Clockwork Orange / OST
Get It On / T.Rex
Rock And Roll Part Two /Gary Glitter
ラニーニャ 情熱のエルニーニョ / 近田春夫
I Love Rock N' Roll / Superfly
近田春夫さんとのトークを受けてクリスさんが選んだ1曲