ichikaさん出演回(後半)をradikoタイムフリーでどうぞ
(7月24日まで聴取できます)
先週に引き続きギタリストの ichikaさんをお迎えしました。
ゲスの極み乙女。の川谷絵音さんと一緒に ichikoroというバンドをやっているichikaさん。SNSにギター動画を上げ始めた最初の頃にtwitterのDMでメッセージが来たのがきっかけだそうです。「君のギターは素晴らしいね。今度一緒にお酒でも飲もう」みたいなメッセージだったそうですが、絶対にフェイクアカウントだろうと思って返信しなかったとか。1週間くらい経って本物だということに気づき、急いで返信して東京で絵音さん・休日課長さんと3人で会い、一緒にバンドをやろうと勧誘されたんだとか。
「突き動かされたものは何?」というクリスペプラーの質問に対し、「憧れの人に誘われたら受けないわけにはいかないだろうというのもありましたけど、ノリで“バンドやらない?”というのではなく、一大学生に対するアプローチではないだろうというくらい熱意のこもった勧誘だったんです。こんな気持ちを受け止めてないがしろにすることはできないだろう、と思って、真剣にやろうと思いました」と。
実は大学でウイルスの研究をしていたichikaさん。元々脳の神経を勉強し、そこからウイルス研究に転学。癌細胞をウイルスで殺す研究をしていたそうです。そちらの道に進むつもりが、絵音さんに誘われたりギタリストとしての知名度が上がったことで「どちらの道が自分には楽しいだろう?」と考え、迷わず音楽の道を選んだんだそうです。
そもそも脳の神経に興味があった理由は音楽を聴いた時の脳の反応を生態学的に学びたい、ということだったそうで、そのような探究心は今音楽の創作にも表れているそうです。
そしてここでちょっと意外な話が飛び出しました。
ギタリスト・ichikaとして名を広めていますが、本当はハープをメインにしたマルチ奏者として活動したかったそうなんです。ギターでハードルが上がっているので生半可なハーププレイを見せるわけにはいかず、今ハープを猛練習中だとか。来年くらいにはハープの音源を出そうとしているそうです。楽しみですね。
最近注目しているアーティストはkitri。「矛盾律」を聴いた時に、自分の中にしっかりとした芸術観念を持っているんだな、と感じて感動したそうです。
最後にリスナーからの質問にお答え。
「10年後、どんな自分になっていたいですか?」
ハープとギターをメインに自分の思った曲を自在に弾いて、バイオリンも弾いて・・今の自分が思う理想でいたいです。
ichikaさんの海外フォロワーからも質問が。
「What are some good exercises that you do to improve techniques such as legato, alternate picking, tapping etc?」
僕の曲をコピーすればできるようになるので僕の曲を練習してください。
「Where did you get your favorite guitar?」
メインで使っているのは白い六弦のタルマンで、廃盤になっているモデルなのですが在庫があったということでアイバニーズに送ってもらいました。
ichikaさんは誕生日の7月7日に Nito名義で「Branching Paths」という新曲を配信リリース。MVも公開となりました。詳しくはichikaさんのSNSをチェックしてください。
次週:7月24日& 7月31日は音楽プロデューサーの Yaffleさんをお迎えします。藤井風、iri、Syrup など 注目のアーティストをプロデュースする彼の音楽的背景とは?クリス・ペプラーとどんなトークが繰り広げられるのか?どうぞお楽しみに。
ichikaさんに関する情報はこちらから
6Pチーズ
お酒を飲むときはだいたいチーズをつまみにしているというichikaさん。
今回はスタンダードな6Pチーズをセレクト。安定の一品です。
クリスペプラーはお父様直伝:チーズにディジョンマスタードをつけて食べていました。ビールが進む!
I / ichika feat.川谷絵音
Wager / ichikoro
矛盾律 / Kitri
BranchingPaths / Nito
A Harp In New York [Live] / Hiromi & Edmar Castaneda
ichikaさんとのトークを受けてクリスさんが選んだ1曲