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2020.08.07 ON AIR
森山直太朗さんをお迎えしました。
8/14は森山直太朗さんを迎えての後半をお届けします

森山直太朗さん出演回（前半）をradikoタイムフリーでどうぞ
（8月14日まで聴取できます）

森山直太朗さんをお迎えしました。

クリスペプラーとは、3月20日に放送した『J-WAVE HOLIDAY SPECIAL TOKYO GUITAR JAMBOREE 2020 ?ROPPONGI BASHO』以来。
あれからは、過去の楽曲の整理をしたり　ちょうど始めたインスタでライブをやったり、新しい曲もできて・・という日々。ある意味で原点回帰になったそうです。

そんな直太朗さんが最近よく聴いているのはAOKI hayato と haruka nakamura の「FOLKLORE」というアルバム。所有している山小屋でこのアルバムを聴きながら窓から見える森の景色を眺めることも多かったそうです。個人として立ち止まって過去を振り返りどんな未来をビジョンできるのか…などこれまで後回しにしてきたことを見つめ直すにはメッセージ性の強いものよりも。能動的に自分が思考できるようなこのようなサウンドが合っているとか。

その山小屋には今はなかなか行けないそうですが、基本的には少し時間が空くと身を置いて今いる環境から物理的に離れるということをルーティーンにしているそうです。都会で生活しているときは曲のモチーフ・断片はふわっと浮かんでくるそうですが場所を離れて客観視した時に点と点が線になって曲がどっと生まれるような感じだそうで、それは山小屋だけでなくツアーの道中などでも同じで旅に出るということは曲を作る上でとても大事なことなんだそうです。
「こんなことクリスさんに訴えてもしょうがないんですけど・・旅したいです！」
でも作品を作る上で作品の中で旅をするようなことも求められていることなのかな、とも思っているそうです。ちなみに心の中で旅をしたいと思っているのが反映されたのか、最近作った曲はなぜかレゲエ調だったそうですよ。

直太朗さんがライブを見て印象的だったアーティストは友部正人さん。好きなシンガー3人にも挙げています。とにかく大尊敬しているフォークシンガーだそうで“和製ボブ・ディラン”とも言われる人でもあります。森山さんは友部さんについてこんな風に語っていました。
「言葉で伝えられることは限られているけれど、その限界を分かった上で友部さんは詩という手段で言葉にできない部分を表現している人。言葉で伝えきれていないことはたくさんあるけれど、音楽は答えのないもので形にこだわってはいけないものなので、友部さんは多くを語らないけれどそれをギター1本で歌い続けている・・スナフキンみたいな人。自分もそうあれたらいいな、という、自分にとってはスーパーマンみたいな人です。」

そこから話はハナレグミ：永積タカシさんの話へ。
「僕にないものを全部持っている人。たまに飲むと馬鹿話しかしないんだけど、ふと言ってくれる一言が自分の中で糧になるというか…数少ない友達のような感じです。」
森山さんによれば永積さんは悩み上手。一番自分を信じているし一番自分を疑っている。あんなに人を楽しませて癒しているのに、いつも悩んでいて、悩み抜いた向こうにあるものを探しているというか・・遠い目をしているそうです。

5月に番組に来たBiSHのセントチヒロ・チッチさんが森山直太朗さんを好きだと話していたところから、話は直太朗さんの背景にあるパンクの話に。お姉さんの影響で中学の頃からラモーンズやピストルズを聴いていたそうです。ご自身でも根っこにパンク的なものがあると感じるそうで、誰も歌わないような題材やテーマも厭わずチャレンジできるとか。
そんな直太朗さんにクリスペプラーは「直太朗さんはパンクだよね。どこかで安全ピン刺してますよね。ちょっと血も出てるみたいな」と。

そんな森山直太朗さん、5月に「最悪な春」をリリース。
このコロナ禍で自粛生活を過ごしていた時に、平常心でいようと思いながらも力んだりもしていた時に、一緒に楽曲制作をしている御徒町凧さんからこの詞が届いたそうです。「え、それ言っちゃうの？」と思ったそうですが、言い切ったことで楽になれたし、本当に最悪な状況だったら「最悪」とは言えない。でも自分たちは今まだ「最悪」と言える。「やってられないよ！いやんなっちゃうね」と言える豊かさもあるよね、と。
詳しくは森山直太朗さんのオフィシャルサイトをチェックしてください。

森山直太朗さんとのトークは次週：8月14日に続きます。
朝ドラ出演、無観客配信ライブ…森山直太朗さんは何を感じたのか？　たりの楽しい「リモート飲み」でのDEEPなトーク、お聞き逃しなく。

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