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SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

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2020.10.02 ON AIR
フレデリックの三原健司さんをお迎えしました。
親と姉の影響で音楽を好きになった健司さん。
吉田拓郎さんを聴いていた健司さんの父は、
母へ向けたラブソングのようなものを書いていたと話しました。
クリス・ペプラーに「そのラブソング聞いたことあるの?」と聞かれると...

三原健司さん出演回(前半)をradikoタイムフリーでどうぞ
(10月9日まで聴取できます)


フレデリックの三原健司さんをお迎えしました。

双子の兄弟、三原健司さんと康司さんを中心に結成されたフレデリック。
弟の康司さんは2016年10月にOTOAJITOにご出演いただきましたが、
健司さんは今回が初登場。

親と姉の影響で音楽を好きになった健司さん。
吉田拓郎さんを聴いていた健司さんの父は、
母へ向けたラブソングのようなものを書いていたと話しました。
クリス・ペプラーに「そのラブソング聞いたことあるの?」と聞かれると、
「曲名しか聞いてないんですよ。
『夾竹桃(きょうちくとう)の並木道』っていう曲なんです。」と答えました。
聴いてしまうと親の全てを知ってしまいそうな気がすると感じているそうです。
将来、フレデリックでその曲をカバーすることを勧められると、
「弟もいるし、それなんか泣きそうやな。」と話しました。
 
中学校の時に弟の康司さんと一緒に陸上競技を始めた健司さん。
先に音楽にハマり始めた弟の康司さんは、
いつしか文化祭などで演奏するようになっていったそうです。
子供の頃からどんな遊びも一緒にやってきた弟が、
一人だけ面白いものを見つけてしまった、という嫉妬のような感覚があり、
自分は陸上競技だけやっていていいのかと考えるようになったとか。
軽音楽部では、ベースをやっていたのが康司さんしかおらず、
多くのバンドを掛け持ちし、学校で話題になる弟に健司さんは悔しさを感じたそう。
そんな弟の康司さんは当時、
Nine Inch NailsやDeerhoofなどを聴いていたそうです。

高校生の時に康司さんとバンドを始めた健司さん。
当時はサディスティック・ミカ・バンドや
90年代のJ-POPなどをカバーしていたそうです。
その時を振り返り、「俺にはこれしかないんだろうなって感じたんです。
歌っている瞬間が一番楽しいし、
人に認められているって感じることが多かった。」と語りました。
歌を通して自分が形成されていく人生に楽しさを見出し、
プロになることを決意し、音楽の専門学校に入ることにしたそうです。

健司さんがよく聴いていたのは、たま。
ある時、「イカ天」の特集番組を目にした健司さんは、
たまを見て「この人たちなんや!?」と思ったそうです。
クリス・ペプラーに「たまの何に惹かれたんだろうね?」と尋ねられると、
「ドラムじゃなくて風呂桶を叩くんだ!とか、
自分の中のバンドのスタンダードを叩き壊してくれたんです。」と話しました。
フレデリックとたまの音楽性は違うけれど、音楽の考え方やスタンス、
柔軟性はたまの影響を受けている、
とフレデリックの音楽性への影響を話しました。

後半はミュージシャン仲間の話へ。
音楽フェスに出演して話す機会も多いことから、
同世代のミュージシャン仲間が多いそう。
go!go!vanillasやsumika、Official髭男dismを挙げた健司さん。
ヒゲダンの藤原聡さんとは、
歌唱法についてなどボーカル談義もしているそうです。
「歌う時に息継ぎは口でするのか、鼻でするのかとか、
ボーカルについて入り組んだ話をしています。
そういうのを共有出来る人たちが多いですね。」
と同世代のミュージシャンを語りました。

2009年に結成したフレデリック。
バンド名はレオ・レオニ作の絵本
「フレデリック」から取られているそうです。
野ネズミのフレデリックが、
冬眠のために働く他の野ネズミ達に芸術の役割を語っていく物語。
食料や住処ではなく、
芸術で他の野ネズミの心を満たすフレデリックの物語に共感したんだそうです。

さて、フレデリックは9月22日にEP「ASOVIVA」をリリースしました。
タイトルは「遊び」をテーマにしたいというところから生まれ、
そこにVIVA(=万歳などの意味)を付け加えたとのこと。

その後は、バンド結成からの10年を振り返りました。
初期はライブハウスでの活動をメインにしていましたが、
ライブハウスでやり続けて何が残るのかと疑問に思い、
全国で勝負したいと考え、2012年にオーディションを受け始めたんだそうです。
しかし、なかなかオーディションに受からず、
応募の封筒自体にバンドの概要を書いたり、
アーティスト写真を載せたりするなど、
注目をしてもらう工夫を続けていく中、
現在の事務所のオーディションに参加しました。
これで結果が出なければ解散しようと話をしていたところ、
グランプリは別のミュージシャンへ。
しかし、審査員が「どうしても残したいバンドがいる。」と言い、
フレデリックは特別賞を受賞し、解散を逃れたんだそうです。
少し煮え切らない部分もあったそうですが、
「今となれば特別賞ってフレデリックらしくていいな。」と。
クリス・ペプラーも「よく分からない魅力があるってことだし、
分かる魅力ってそんなに面白くないじゃん。
なんか分からないんだけど魅力があるってそそるじゃん。」と話しました。

三原健司さんとのトークは次週:10月9日に続きます。
三原さんが見て印象に残っているライブは?
最近気になっているミュージシャンは?
そして、リスナーからいただいた質問にも答えていただきます!
黒ラベルを飲みながらのDEEPなトーク、お聴き逃しなく!

フレデリックに関する情報はこちらから

OMIYA

「たこ家 道頓堀くくる」のたこ焼き
大阪の音楽専門学校に通っていた三原健司さんの青春の味。
「くくる」のたこ焼きは粉に独特の味があって美味しい!
ビールと合わないわけがありません!

MUSIC

  • 今日までそして明日から
    / 吉田拓郎

  • オンリーワンダー / フレデリック

  • The Perfect Me / Deerhoof

  • タイムマシンにおねがい
    / サディスティック・ミカ・バンド

  • あっけにとられた時のうた / たま

  • さよなら人類 / たま

  • オワラセナイト / フレデリック

  • パラノーマルワンダーワールド / go!go!vanillas

  • Pretender / Official髭男dism

  • SENTIMENTAL SUMMER
    / フレデレリック
    Wake Me Up / フレデレリック
    されどBGM / フレデレリック

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