ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2020.10.23 ON AIR
先週に引き続き、
銀杏BOYZの峯田和伸さんをお迎えしました。
OTOAJITOでは、ゲストの皆さんに
事前にアンケートに答えていただいていますが、
「意外にもこんなアーティストが好き」
という項目に対して峯田さんが挙げたのは...

峯田和伸さん出演回（後半）をradikoタイムフリーでどうぞ
（10月30日まで聴取できます）

先週に引き続き、銀杏BOYZの峯田和伸さんをお迎えしました。

冒頭は女性とのデートの話に。
当時、俳優として初めて出た映画で共演した女優さんと
撮影後に食事をすることになりましたが、
峯田さん良いお店が思いつかず、結局ファミレスに行くことに。
しかし、その方は嫌な顔せずに、
「たまにはこういう所もいいね。」と受け入れてくれたそう。
峯田さんは、「あの人と一緒に映画に出られてよかった。」と振り返りました。
のちに再度共演した際も、「元気にしてた？」と
当時と変わらない雰囲気で声をかけてくれるその方に対して、
「最高ですよね。昔のままで嬉しかった。」と話しました。

番組では、ゲストの皆さんに事前にアンケートに答えていただいていますが、
「意外にもこんなアーティストが好き」という項目に対して
峯田さんが挙げたのは、John ColtraneとMiles Davisでした。
昔はジャズはどれも一緒に聞こえていたそうですが、
真空管のアンプを使ってレコードで聴くようになり、
演奏が目の前で鳴っているように聴こえ、印象が変わったそうです。
「ロックを聴くのも好きですけど、家で真空管使って窓開けながら
　ジャズを聴くのがすごい気持ちいいですね。」と話しました。
NetflixでMiles DavisとJohn Coltraneのドキュメントを見たクリス・ペプラーが、
「マイルスとコルトレーンの対比が面白かった。」と話すと、
峯田さんは「実験精神はマイルスに惹かれますし、
コルトレーンの聴いていると召されるような感じも良い。」
と両者に惹かれる理由を語りました。

ジャズの話から、甲本ヒロトさんと上原ひろみさんが仲が良いという話に。
クリス・ペプラーは「音楽のベクトルは違うけどすごく仲が良いんですよ。
たぶんパッションとかエモーショナルな部分で共通しているんだと思います。」
と分析しました。
峯田さんは「ジャンルとしてパンクって言うと
ピストルズとかラモーンズって言うことも出来るけど、
ヒップホップにも映画にもパンクはあるし、
ジャズにもあるんでしょうね。面白いですね。」と話しました。

電器屋を営んでいた峯田さんの父親も音楽が好きだったそうで、
若い頃はグループサウンズのバンドをやっていて、レコードを出しているんだとか。
公民館でレコーディングしたそのレコードを
峯田さんは一度も聴かせてもらったことがないそう。
バンド名は「田吾作エコーズ」。
「銀杏BOYZと似てますね。」というクリス・ペプラーに、
峯田さんは「やっぱり血は争えないですね。」と話しました。

父親もバンドをやっていたから、自分が音楽をやることも
そこまで反対されなかったのかと振り返る峯田さん。
実は峯田電器の初代である祖父も、
若い頃の写真を見るとエレキギターを持って写っていて、
峯田さん曰く、Robert Johnsonのようだったそうです。
「古賀メロディーとかをエレキギターでやってたみたいなんですよ。
　ハイカラな人だったみたいですよ。」と峯田さんは祖父のことを語りました。
峯田さんの祖父は10代の頃に出稼ぎで東京に出て、自動車工場で働き、
技術を身につけた後、山形で電器屋を開業したんだとか。
クリス・ペプラーは「峯田家の業みたいなものを感じますね」と話しました。

15年ほど前に、甲本ヒロトさんと対談をした峯田さん。対談後、甲本さんに
「峯田くん、Robert Johnson聴いたことある？聴かないとダメだよ。最高だよ。」
と言われたそうです。峯田さんはその足でレコード屋に行って
Robert Johnsonの『King of Delta Blues Singers』を買ったそうです。
峯田さんは今でもRobert Johnsonを聴くと、
甲本さんの「Robert Johnson最高だよ。」という声を思い出すそうです。

番組の終盤には、リスナーからいただいた質問にも答えていただきました。

『峯田さんのインスタを見て、
　最近レコードプレイヤーを買いました。オススメのレコードを教えてください。』
「手っ取り早く、ビートルズとかがいいですかね。
　オリジナル盤は高いですけど。今までCDとかデータで聴いていたものを、
　レコードで聴いた時の違いってやっぱりいいと思うんですよ。
　当時はレコード用にレコーディングしていますから、
　当時のものはレコードで聴くのが一番良い気がするんですよね。」

10月21日にリリースされた
銀杏BOYZのニューアルバム「ねえみんな大好きだよ」。
収録曲「恋は永遠 feat.YUKI」で
YUKIさんと15年ぶりの共演を果たした峯田さん。
「僕がもし映画を撮るとしたら、ヒロインはYUKIさんって決めてます。
　僕の中ではミューズっていうか、そういう存在です。」
とYUKIさんの印象を語りました。

さて、次週10月30日&11月6日は
Def TechのShenさんをお迎えします。
今年で結成20周年のDef Tech。
Shenさんはこれまでどんな音楽を聴いてきたんでしょうか？
黒ラベルを飲みながら、
Shenさんの音楽ヒストリーに迫る30分。お楽しみに