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2020.11.06 ON AIR
先週に引き続き、
Def TechのShenさんをお迎えしました。
Shenさんはこの日、
スタジオにウクレレを持ってきていました。
クリス・ペプラーの「なんか弾いてよ！」
というリクエストに答えて弾いた曲は...

Shenさん出演回（後半）をradikoタイムフリーでどうぞ
（11月13日まで聴取できます）

先週に引き続き、Def TechのShenさんをお迎えしました。

アロハ魂というプロジェクトを組んでいるShenさん。
冒頭では「アロハ」という言葉の意味について語りました。
「アロハは挨拶ですよね。でも五年前くらいに
　もっと深い意味があることを知ったんです。
「アロ」は二人の現在の意識。「ハ」は命の息。
　二人の意識を合わせて、息を交換するっていう意味なんだよね。」。
挨拶のパワーを感じ、意味を知ってから、ハワイアン達との繋がりが出来、
言葉の意味を伝えるために、アロハ魂というプロジェクトを始めたんだそうです。

そんなShenさんが最近仲良くしているのが、
沖縄出身のラッパーOZworldさん。
Def Techをよく聴いていたOZworldさんに、
「あなた達が僕たちにとって神様です。」と言われ、
お互いヴァイブスも合い、すぐに仲良くなったそう。
OZworldさんを始め、ビートメイカーのiCE KiDさんや
ラッパーのJP THE WAVYさんらと交流のあるShenさん。
「次の世代に色々教えられる事があることに気づいちゃって、音楽的な事じゃなくて、
　自分のオーセンティックさ。スタジオの中で楽しめる環境を作る
　プロデューサーワークを最近やっていて、
　そういう雰囲気作りを教えたくてしょうがない。」と話しました。

Shenさんはこの日、スタジオにウクレレを持ってきており、
「なんか弾いてよ！」というクリス・ペプラーのリクエストで、
Def Techの曲「Consolidation Song」を弾き語りしてくれました。
素晴らしい演奏の後、クリス・ペプラーは、
「なんかハッとするな。日本のポップスでもサビで英語が出てきたり、
　言葉が融合することがあるけど、Def Techの符割りってやっぱり独特だよね。
　日本語から生まれたっていうより、英語のセンスなのかなって。
　だから日本語の乗せ方が独特なんだよね。」と語りました。
これに対しShenさんは
「しかも、Microは独特のグルーヴを持っていて、
　俺はそこをすごくリスペクトしている。」と話しました。

英語と日本語を話すバイリンガルの環境で暮らす事に苦労したShenさんは、
クリス・ペプラーはどう育ってきたのか聞きたかったそう。
クリス・ペプラーは、
「俺は物心付いた時から、父親と母親はよく理解し合ってないなって思ったね。
　全然違うヴァイブだから。愛し合ってるかもしれないけど、
　深いレベルでは分かり合ってない。ハーフだから分かるんだよね。
　だからハーフは繊細な子が多い。
　文化を２つ理解しないといけないからさ。」と話しました。

後半はハワイにルーツがあるアーティストの話に。
Bruno Mars、The Pussy Cat Girlsのリードシンガー
Nicole Scherzingerや俳優のDwayne Johnson、Jason Momoaらを挙げ、
中でもShenさんが憧れるのがBruno Marsだそう。
「世界でトップじゃん！ハワイ出身でLAに行って、
　よく頑張っているなって。ウクレレにサイン貰いましたよ。」と話しました。

番組では『大人の☆生サッポロ生ビール黒ラベル』にちなんで、
ゲストの方に"大人"をテーマにした曲を選んでいただいていますが、
Shenさんが選んだのはDef Techの「Love, Peace and Harmony」。
この曲についてShenさんは、
「LoveやPeaceについての曲はよくあるけど、この3つが大事な組み合わせ。
　Harmonyが大事で、Peaceがあっても
　上手く調和が出来ていないとまた戦争が起きてしまう。
　お母さんから、この3つがすごく大事だって事を小さい頃から教えられてきて、
　どうやってこれらを調和できるかっていう内容の曲ですね。」と話しました。　

リスナーから寄せられた質問にも答えていただきました。

『新しいアルバム『Powers Of Ten』で一番苦労した曲はなんですか？
　また一番好きな曲はなんですか？』
「あー、これは聞かれると困る。なぜかというと、意外とスムーズに出来たから。
　そこまで苦労しなかったかな。大人になったからかな。
　あと、やっぱり俺とMicroの仲の良さだね。
　一番好きな曲は「Face 2 Face」。この曲のMicroのイントロはヤバイです。」

番組の最後はいつもクリス・ペプラーの選曲で締めくくりますが、
この日クリス・ペプラーが選んだのは、
ハワイ出身のシンガーIsrael Kamakawiwo'oleの「Hawai?i'78」。
選曲を受けてShenさんは、
「この曲はすごく重くて、ハワイ王国が無くなる内容なんですね。
　今ハワイでは、幼稚園から大学までハワイ語で勉強できるシステムが出来ていて、
　ハワイアンがハワイ語を話せるこの時代になって、
　いろんな背景を思い浮かべてこの曲を聴くと、
　もう泣くしかない。素敵な曲。」と感想を述べました。

さて、次週11月13日&11月20日は
キーボーディスト/プロデューサーのKan Sanoさんをお迎えします。
国内外から注目を集めるKan Sanoさんは
どんな音楽ヒストリーをお持ちなんでしょうか？
クリス・ペプラー×Kan Sanoさんの30分の大人な音楽トーク。お聞き逃しなく！