SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2020.11.13 ON AIR
キーボーディスト/プロデューサーの
Kan Sanoさんをお迎えしました。
ボストンのバークリー音楽大学を
卒業しているKan Sanoさん。
高校生の頃にピアノがもっと上手くなりたいと思い、
その流れでジャズを聴き始めたそうです。
そんなKan Sanoさんが
衝撃を受けたジャズアルバムは...

Kan Sanoさん出演回(前半)をradikoタイムフリーでどうぞ
(11月20日まで聴取できます)


いつもはゲストの方と「サッポロ生ビール黒ラベル」を飲みながら
トークをしているこの番組ですが、
この日は11/4に発売されたばかりの限定品
「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」で乾杯しました。
「いつもの黒ラベルよりホップのキレがきてますね!」とクリス・ペプラー。
Kan Sanoさんも
「美味しいです!本当に飲みながら収録するんですね!」と話しました。

金沢出身のKan Sanoさん。
クリス・ペプラーは昨年、金沢でのKan Sanoさんのライブに行っていたそうで、
「俺、Sanoくんの音楽好きだし、前のアルバムも良かったから
 ライブで聴きたいなと思ったんだよ。金沢いい街だよね。」と話すと、
「今年はコロナで観光客も減ったらしいんですけど、
 この間久しぶりに行ったら、人も戻り始めてましたね。」と答えました。

そんなKan Sanoさんが初めて買ったCDは
Mr.Childrenの『innocent world』。11歳くらいの時に買ったとのこと。
その後、Mr.Childrenを聴いていると、
親から「じゃあ、ビートルズも聴いたら?」と勧められ、
The Beatlesにもハマるようになったんだそうです。
「最初はよく分かんなかったですけどね。初めての洋楽だったんですよ。
 でも他にCDも無かったので、ずっと聴いてたら
 めちゃめちゃカッコいいなって思ってきて、
 そこから中学校の3年間はひたすらビートルズでした。」と話しました。
ピアノを弾き始めたのも、ちょうどこの頃だったそうです。

ボストンのバークリー音楽大学を卒業しているKan Sanoさん。
高校生の頃にピアノがもっと上手くなりたいと思い、
その流れでジャズを聴き始めたそうです。
そこからソウル、ファンクや当時流行っていたネオソウルなど、
ブラックミュージックを一気に聴きだし、
留学したいと思ったのがバークリーへ行くきっかけだったんだそうです。
Miles DavisやJohn Coltrane、Bill Evansなどは近所のCDショップに置いてあった、
ジャズの名盤を紹介するフリーペーパーから知ったんだとか。
そんなKan Sanoさんが
衝撃を受けたジャズアルバムはMiles Davisの『Bitches Brew』。
クリス・ペプラーは、
「俺も高校の時に『Bitches Brew』を聴いて、
 こんなの聴いてる俺カッコいいみたいに思ってたけど、本当は全然分かんなくてさ。
 Sanoくんはその時聴いてすぐに良いと思ったんだ?」と聞くと、
Kan Sanoさんは
「思いましたね!高校一年の夏に部屋でヘッドホンで聞いて、
 なんだこの音楽は!?ってなって、
 訳わかんないけどカッコいいってなりましたね。」と話しました。

「『Bitches Brew』が運命の分かれ道だったかもしれない」と話すKan Sanoさん。
高校1年生でJohn Cage、武満徹やJohn Zornなど、
現代音楽からアヴァンギャルドなものまで、とにかく何でも聴いていたため、
周りに音楽を話せる人がいなかったそうです。
「インターネットもやってなかったし、
 (音楽の趣味を共有出来ず)すごい孤独でしたよ。」と話しました。
しかし、高校2年か3年の頃に地元の大学のジャズ研の人とバンドをやり始め、
趣味の近い人と知り合うことによって、
ようやく話を共有出来るようになったんだそうです。

とにかくMiles Davisを尊敬しているというKan Sanoさん。
「自伝とか読むと、女性関係とか相当だらしないし、ダメ人間なんですけど、
 やっぱりアーティストとしては超一流ですから、音楽に向かう姿勢とか含めて、
 めちゃくちゃ影響を受けましたね。」と話しました。
クリス・ペプラーは、
「マイルスが『Bitches Brew』を作るときの話も面白いんだよ。
 ロックがすごい流行っていて、
 音楽知らない奴が金儲けやがってみたいになったってさ。
 それが、ジャズとロックとのフュージョンみたいになったんだよね。
 そういうところが面白いよね。」と話しました。
Kan Sanoさんも
「新しい音楽をクリエイトしたとか、アーティストなら誰でも思いますけど、
 そのヒントはマイルスとかにあると思うんですよね。」と語りました。

その流れから、Miles DavisがHerbie Hancockに
「Don't play the butter notes(バターノーツを弾くな)」
と言ったとされる逸話についての話に。
「バターノーツってなんだと思う?」というクリス・ペプラーに対し、
Kan Sanoさんは、
「なんかで読んだんですけど、
 本人はバターノーツって言ってないって言ってて、でもハービーは、
 “今まで当たり前に弾いていた音を省くこと”だと解釈したんですよね。
 そしたら、ハービーのプレイが凄くなったっていう。」と話しました。

クリス・ペプラーはMiles Davisに近いアーティストとして
Cassandra Wilsonを挙げました。
「彼女も自分より若手のミュージシャンを集めて、
 歌いながらソロを回していく感じとか、
 ライブでの緊張感とかが似ていて、面白いなって思う。」と話しました。

さて、Kan Sanoさんは11月25日アルバム『Susanna』をリリースします。
アルバムタイトルについてKan Sanoさんは、
「僕の大好きな写真家にSusanna Majuriさんという方がいたんですけど、
 その方が今年の3月に亡くなってしまって、直接接点は無かったんですけど、
 彼女が写真集を出した時に、日本で買えなかったので、
 ホームページから連絡したら返事をくれて、
 いつか会えたら良いねって言ってたんです。
 なので、亡くなった時にかなりショックだったんです。
 他にも身内でも数名亡くなった方がいて、
 その人たちの事を考えて作った曲が自然に増えていったのがあって、
 それでSusannaにしました。」と話しました。

新型コロナウイルスが流行してからの
さまざまな出来事にショックが多かったと話すKan Sanoさん。
「こういう時代に音楽は何が出来るかって考えると、
 僕はちょっと何か分からないですけど、音を止めたくないっていうのはあって。
 だから、アルバムを出していこうっていうのは、
 すごく思ってますね。」と語りました。
アメリカやシンガポールなど海外のアーティストも参加している『Susanna』。
SNSを通してコンタクトが取りやすくなっているので、
それが自然に反映されているのだそう。
「もう本当、海外とか国内とか関係なくなってきてますね。」とも話しました。

Kan Sanoさんとのトークは次週:11月20日に続きます。
Kan Sanoさんがこれまでに見て印象的だったライブの話や、
仲良くしているミュージシャンの話などをお聞きしますよ!
クリス・ペプラー×Kan SanoさんのDEEPなトーク、
黒ラベルを用意してお待ちください!

OMIYA

Kan Sanoさんが地元・金沢で購入したおつまみ

よく見ると金沢ゆかりのものはありませんでした笑
しかし、どれもビールとの相性はバッチリ!
限定品の黒ラベルエクストラモルトもすすみます!

MUSIC

  • My Girl / Kan Sano

  • Come Together / The Beatles

  • Bitches Brew / Miles Davis

  • Snagglepuss / John Zorn

  • 夏の妹 / 武満徹

  • Blue in Green / Miles Davis

  • A Love Supreme / John Coltrane

  • John McLaughlin / Miles Davis

  • Chameleon / Herbie Hancock

  • Harvest Moon
    / Cassandra Wilson

  • Good Luck / Kan Sano

  • On My Way Home / Kan Sano

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