SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2020.12.04 ON AIR
先週に引き続き、
ミュージカル女優/歌手の
昆夏美さんをお迎えしました。
大学2年の時にオーディションに合格し、
東宝芸能へ進んだ昆さん。
オーディションついて、
「課題曲があって、後はダンスがありました。
 歌って踊ってというオーディションでまさかの合格。
 実はその時私、髪の毛が...

昆夏美さん出演回(後半)をradikoタイムフリーでどうぞ
(12月11日まで聴取できます)


冒頭は昆さんの友人の話から。
ミュージカルの現場で一緒になり仲良くなった友人が多いようですが、
高校生の頃、3年間ずっと同じクラスだったという、
ジャズピアニストの桑原あいさんとも仲が良いそうです。
「桑原あいと昆夏美で出席番号も前後で、
 あいがピアノを即興で弾いてくれて、
 私が歌うみたいなことを休み時間にやってましたね。」と話しました。
いつか2人で共演する夢を語り合った高校時代。
「私がコンサートをやった時に、バンド編成、編曲と演奏を
 あいにやってもらって夢が叶ったんですよ。」と話しました。
高校時代は、いわゆる”青春”のようなものは無く、
音楽だけに没頭した時間だったと振り返りました。

大学2年の時にオーディションに合格し、東宝芸能へ進んだ昆さん。
「どんなオーディションだったの?」というクリス・ペプラーの質問には、
「課題曲があって、後はダンス。
 歌って踊ってというオーディションで、まさかの合格でした。
 実はその時私、髪の毛が左が金髪、右が真っ黒っていう
 ツートーンだったんですよ。」と話しました。
「パンクですね!」というクリス・ペプラーに、
「大学の先生達にも「その髪でオーディション行くのか。」
 って言われたんですけど、染めたばっかりで気に入ってたし、
 オーディションも落ちるかもしれないので、
 金髪の部分を黒髪で覆いかぶしてオーディションに参加しました。
 それも印象に残ったのかな?」と当時を振り返りました。
合格後、後日行われた面接では、
他の合格者が花柄の服を着ていたのに対し、
昆さんはライダースを着て参加したそうで、意外な一面を覗かせました。
そんな昆さんに、
「別にロックとかを聴いていたわけじゃないんでしょ?」とクリス・ペプラー。
昆さんは
「そうなんですよ。父がロックではなく、
 Ray CharlesとかジャズとかR&Bが好きだったので、
 そういう曲は家とか車ではよく流れていましたけど、
 なんですかね。ロッカーみたいですよね。」
とライダースの金髪&黒髪時代を回想しました。

自分の性格について昆さんは、
「結構竹を割ったような性格だったりしますね。
 相談しても物事は変わらないじゃないですか。
 その人が何かをしてくれるわけでもないし。
 だから、あまり人にも相談せずに
 なんとかなると思ってましたね。」と分析しました。
しかし最近は、たくさん物事を考えた人の方が深いのでは、
と感じるようにもなったそう。
これに対し、クリス・ペプラーは
「考えすぎもどうかと思いますよ。
 石橋を叩きすぎると割れちゃうみたいなさ。」と返答。
昆さんは
「それ、先日マネージャーさんに同じことを言われて、
 何事も慎重にしすぎるのも
 良くないんだなって思う部分もあるんですけど、
 もう少し物事を深く考えることも良いと思うし、
 今は自分の中でどっちがいいのかなっていうせめぎ合いです。」
と考えを述べました。

そんな昆さんが感銘を受けたアーティストは、
女優でシンガーのCynthia Erivo。
ミュージカルでの活動や、
シンガーとしてアルバムも発表している方ですが、
昆さんは来日した際に歌を聴いて、
「全身を使って声で勝負するっていうのはこういうことなのか!」と驚いたそう。
身体の大きさは昆さんと同じくらいだったそうで、
歌う時に意識していることを質問すると、
“足を地面に押し付けるように歌う”と言われたそうです。
「声は上から出ているんだけど、
 下にも重りがあるように引っ張り合って歌うっていうことだと思うんですね。
 小柄な女性って不利だと思われるかもしれないんですけど、
 そんなことは通用しないんだなって思いました。」と話しました。

番組後半は、ミュージカルシンガーと
他ジャンルのシンガーの違いについての話から。
「ポップスとかクラシック、ジャズ、オペラとかいろいろあるけど、
 ミュージカルに携わる人の独特な部分はなんですかね?」
というクリス・ペプラの問いに昆さんは、
「歌詞の意味をちゃんと伝えるという所ですかね。
 例えばグルーヴとかそういう音楽性よりも、
 セリフが音楽になった感覚で歌っているので、
 単に上手く歌うだけではあんまり響かないんですよね。」と。
演技の途中でいきなり歌い出す
ミュージカルを苦手とする人がいることを理解しつつ、
その境目をどう無くすか、自然な形で
セリフや歌を届けることが一番重要で難しいことだとも話しました。

今注目しているアーティストとして昆さんが挙げたのは、
イギリスのミュージカル俳優、John Owen-Jones。
昆さんは
「声の深みがすごい。私が好みを測るのは声なんですよね。
 真っ直ぐに力強い歌を歌う人が好きで、
 先ほどのシンシア・エリヴォさんと
 このジョン・オーウェン-ジョーンズさんは共通しています。」
と惹かれる理由について語りました。
自身の歌声もストレートな方だと分析する昆さん。
「逆に味のあるジャズな曲とかを歌ってもしっくりこないというか、
 もっとかっこよく歌えたらなって思います。だから、自分の声は
 ミュージカルに合う声なのかなって思います。」と話しました。

リスナーからいただいた質問にも答えていただきました。

『テレビやラジオにもっともっと露出してほしいのですが、
 昆ちゃんが目指しているのは舞台ですか、映像ですか?』
「ずっと舞台を目指して役者になったので、
 舞台しか知らなかったんですけど、
『美女と野獣』を機に、テレビに出させて頂いて、
 舞台というホームから少し出た時に、すごく興味が湧いたんです。
 もっといろんな世界を知りたいという気持ちが強くなったので、
 映像の世界にもすごく興味があります。」

今年の8月からYoutubeチャンネルを開設した昆さん。
「役ではなく、私自身を知ってもらう機会を持つために始めました。
 LiSAさんの「紅蓮華」とか
 YOASOBIさんの「夜に駆ける」をカバーしてみたりとか、
 あとは自分のパーソナルな部分が見える
 コンテンツになったらなと思ってます。」

昆夏美さんは、1月から始まるミュージカル
『マリー・アントワネット』にマルグリット・アルノー役で出演予定です。

『マリー・アントワネット』について昆さんは、
「マリー・アントワネットと私が演じるマルグリット・アルノーは
 相反するキャラクターなんですが、
 イニシャルのM・Aということなど共通点もあって、
 その2人の視点を描いた作品になっています。」と話しました。

ミュージカル『マリー・アントワネット』や
昆夏美さんのYoutubeチャンネルなどの詳しい情報はこちらから


さて、次週12月11日&12月18日は
ラッパーの環ROYさんをお迎えします。
国内外の様々な音楽フェスに出演するほか、
舞台芸術や映画音楽など、多彩な作品制作を行なう環ROYさんは
これまで、どんな音楽を聴いてきたんでしょうか?
クリス・ペプラー×環ROYさんの30分の大人な音楽談義。
黒ラベルを用意してお待ちください!

OMIYA

昆夏美さん手作りのウフマヨ
昆さんがこだわって茹でた半熟のたまごに
マヨネーズに醤油を混ぜたソースをかけ、
その上にブラックペッパー、パセリ、
パプリカパウダーを振っていただきました。
黒ラベルとの相性も間違いなし!

MUSIC

  • 919 / 桑原あい

  • 美女と野獣 /
    昆夏美&山崎育三郎

  • I Got A Woman / Ray Charles

  • I'm here / Cynthia Erivo

  • A Whole New World
    / Peabo Bryson & Regina Bell

  • Seasons Of Love / Rent

  • Rise Like a Phoenix
    / John Owen-Jones

  • STORY STARTS TODAY
    (feat. Nao Kawamura)
    / Wouter Hamel

    昆夏美さんとの
    トークを受けて
    クリスさんが選んだ1曲!

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