中学生の頃からJ-WAVEを聴いていたという内田さん。
クリス・ペプラーとトークをするのを
とても楽しみにしていたと話しました。
内田さんは1月から放映されている
サッポロ生ビール黒ラベルのコマーシャル
「大人エレベーター」シリーズに初の女性大人代表として出演しています。
「10年も続いているCMに、
しかも初の女性として参加出来てとても嬉しかったです。」と話す内田さん。
クリス・ペプラーは
「内田さんが最初にメディアに出られたのって10代の頃ですよね。
びっくりです。僕が今年64歳になりますからね。」と話すと内田さんは
「えー!カッコ良すぎ。あと、ちょっと小耳に挟んだんですけど、
お子様が誕生されたんですよね?おめでとうございます。」と、
昨年夏に娘が生まれたクリス・ペプラーを祝福しました。
これに対しクリス・ペプラーは
「ありがとうございます。変な話ですけど、
晩年の子っていいかもしれないですね。
すごく懐いてくれて、
ジョン・レノンになった気分ですね。」と笑いました。
「大人エレベーター」のコマーシャルで、
“喧嘩が大好き”と語った内田さん。
「あれは7時間くらいあった収録のほんの一瞬ではあるんですけど、
遺伝子のせいにしてはいけないかもしれませんが、
私の両親共にマグマが沸々としていて、
会えばしょっちゅう喧嘩していたんです。
そういう中で育ったので、コミュニケーションの1つとして
喧嘩腰っていうことが多かったんですね。
私の旦那さんはすごく穏やかな人なので、
自分のファミリーを築いた時に、
すごく静かな淡々とした環境になったんですね。
それが少し物足りない時に、ちょっと突っかかってみて、
10回に1回くらいは返してくれるんですけど、ほとんど不発で、
喧嘩という喧嘩にはならないですね。」と話しました。
クリス・ペプラーは
「それはお父さんイズムなんですか?お母さんイズムなんですかね?」と尋ねると、
内田さんは
「両方ですね。でもあまりにも破壊しすぎると歪みが出るのでね。
私の今の新しい内田ファミリーはみんな物静かで穏やかなので、
長い人生の中で、
陰と陽でバランスを取っている感じですね。」と話しました。
クリス・ペプラーが
「お父様がロックミュージシャンですが、
小さい頃は家ではどんな音楽が流れていたんですか?」と質問。
内田さんは
「小さい頃は父親と一緒に住んでなくて、
母はロックが全く好きじゃなかったので
クラシックばっかり流れていました。
その中でも、裕也がプロデュースした中で
母が好きだと言ったものがあって、
それはFlower Travellin' Bandというグループの
「Satori」っていう曲なんです。
ショーン・レノン君がカバーしてくれたり、
Jay-Zがサンプリングしたりしている曲なんですけど、
父が関わっていたもので、
家で流れていたのはこれくらいでしたかね。」と話しました。
そんな内田さんが最初に買ったアルバムは、
Beastie Boysの『Licensed To Ill』のカセットテープ。
「好きだった男の子がBeastie BoysとかRun-D.M.C.を聴いていて、
こんな音楽があるんだ!って思いました。私の原点にありますね。
流れると無条件にノリたくなります。」と内田さんが話すと、
クリス・ペプラーは
「でも、やっぱりビースティはロックですよね。
彼らは元々パンクロッカーで、そこからラップ始めた感じですからね。
パンクとヒップホップが混在していた時代ですよね。」と解説しました。
内田さんがBeastie Boysを聴いたのは小学生の頃だったそうです。
他に内田さんが聴いていた音楽で挙げたのはRadiohead。
「高校生の頃だったんですけど、
とにかくThom Yorkeの歌声と存在感、世界観にすっかり魅了されました。
ライブはSummer Sonicで見ました。」と話しました。
アンコールで名曲「Creep」を演奏した2003年に見たそうで、
「花火がドカーンって上がって、もう涙でしたね。」と当時を振り返りました。
同じステージを見ていたクリス・ペプラーは
「「Creep」はあまりにもビックヒットしちゃって、演奏してなかったんですよね。
Thom Yorkeもご機嫌で、
手を広げて飛行機のような格好をしていましたよね。」とその時の印象を語りました。
3年ほど前、モデルとして活動する内田さんの長男が参加した
パリのファッションショーにThom Yorkeが来ており、
話をした内田さんは只者ではないオーラを感じたそうです。
たくさんの出版物の発売がある内田さん。
ポプラ社『ピン! あなたの こころの つたえかた』
(2020/10発刊) 翻訳
早川書房『こぐまとブランケット 愛されたおもちゃのものがたり』
(2021/1発刊) 翻訳
パイインターナショナル『ママン-世界中の母のきもち-』
(2021/4/13発刊予定) 翻訳
文春新書『なんで家族を続けるの?』
(2021/3/18発刊予定)/内田也哉子・中野信子
『なんで家族を続けるの?』は脳科学者・中野信子さんとの対談集。
こちらの本について内田さんは
「両親が亡くなって、2人の事を聞かれる機会が増えたんですけど、
それに対してただただ答える自分に、
虚しさのようなものを覚えるようになってきたんです。
内田家という変わった家族を1つの標本にして、
もっといろんな種類の家族が見えてこないかなって。
脳科学の視点から家族の多様性が見えてくる
面白い話の展開になっています。私の中である意味悶々としていた、
「家族ってなんだろう?」「自分の人生ってなんだろう?」っていう疑問が、
中野さんの学術的な意見によって気持ちが楽になっていく、
そんなセラピューティックな感じがありました。」と話しました。
ここまでを振り返り内田さんは
「私は男の子っぽい音楽が好きなんですかね。少年っぽいって言うか。
でも「Under The Bridge」とか聴くと切なくなります。」
とRed Hot Chili Peppersの曲を挙げるとクリス・ペプラーは
「でも、あれも結構”野郎”な音楽ですよ。男のセンチな感じがするかな」と笑いました。
さて、内田也哉子さんとのトークは次週:2月19日に続きます。
初めて海外で見た印象に残っているライブの話など盛りだくさんでお届けします。
クリス・ペプラー×内田也哉子さんの”大人”な音楽談義、来週もお楽しみに!
ルークスオーガニック
トリュフ&シーソルト ポテトチップス
内田さんがよく行く
オーガニックスーパーで売っているポテトチップス
レジ付近に置いてあり、ついつい買ってしまうんだとか。
内田さん曰く”危険な美味しさ”。黒ラベルと一緒に楽しみたい!
Beautiful Boy (Darling Boy)
/ John Lennon
Satori Part I
/ Flower Travellin' Band
Satori Part I
/ The Claypool Lennon Delirium
No Sleep till Brooklyn
/ Beastie Boys
Airbag / Radiohead
Creep / Radiohead
Traffic / Thom Yorke
Everything in Its Right Place
/ Radiohead
Under The Bridge
/ Red Hot Chili Peppers