SAPPORO BEER OTOAJITO

SATURADAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!! メッセージを送る ARCHIVE FACEBOOK TWITTER INSTAGRAM

SAPPORO BEER OTOAJITO SATURDAY 18:00-18:54 ON AIR クリス・ペプラーがミュージシャンをゲストに迎え、おいしいお酒を片手に音楽ヒストリーを紐解く54分!!

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2021.04.30 ON AIR
先週に引き続き、
声優の緒方恵美さんをお迎えしました。
緒方さんは芝居やラジオのトーク、
歌など様々な分野で、
自らが放つ言葉の強さを
周りから言われることがあるそうで...

緒方さんは芝居やラジオのトーク、歌など様々な分野で、
自らが放つ言葉の強さを周りから言われることがあるそう。
特に歌に関しては、楽しいことを曲にすれば楽しいことが起き、
失恋の曲を書けば失恋するなど、その想いが現実と
リンクしてしまうことが多いと自らも感じていたそうです。
そして、2011年に「再生-rebuild-」という曲を作った後に、
東日本大震災が発生し、緒方さんは被災された方々から、
「この曲を聴いて励まされた。」というメッセージを
たくさん受け取ったんだそうです。緒方さんはこれに関して
「もし言葉が人の背中を押すことが出来るなら、
 そういう曲を書いた方がいいんじゃないかって思ったんです。
 それ以降は応援するような曲だけを作るようにしています。
 チームでは"エールロック"って呼んでいます。」と語りました。
ライブでもお客さんにエールの言葉を
届けようと意識するようになったことで、
お客さんにも元気になってもらえ、
自分の気持ちも良くなるという好循環が起きているとも話しました。

クリス・ペプラーが
「緒方さんの音楽を聴くと、
 緒方さんの人となりとか考えている事が
 分かるように作られているんですかね?」と質問。
緒方さんはこれに対し
「そうだと思います。若い頃に作ったものは全然稚拙で
 アッパラパーな感じだったんですけど、年齢を重ねてきて、
 いろんな事が分かるようになったので。
 周りの人を応援する曲を書く事で、
 自分も応援してもらっている気がしますし、
 音楽で繋がっている感じを大事にして、みんなで元気になっていく、
 そういうことをしたいなって思います。」と話しました。

緒方さんは、4月21日にニューアルバム
『劇薬 -Dramatic Medicine-』をリリースしました。
今回の制作では、いつものメンバーに加え、
新たに若いスタッフに参加してもらったそうで、
アルバムカバーを手がけたのも、
初めてタッグを組んだデザイナーさんだったと話しました。
クリス・ペプラーはこのデザインを絶賛し、
「こういうヴィジュアル面も音楽を聴く上で絶対にプラスになりますよね。
 配信だとそうはいかないですもんね。」と述べました。
緒方さんは
「CDはそろそろグッズ化していますよね。
 だから今回は、アーティスティックで手元に残して、
 飾っていただけるような作品を作りました。」と語りました。 

番組後半は緒方さんが見て感銘を受けたドラマの話から。
「『六畳間のピアノマン』というドラマがやっていたんです。
 自宅からピアノを弾いて配信している人がいて、
 彼とその周りの人達の物語なんですけど、劇中で何度も
 ビリー・ジョエルの「ピアノマン」が流れるんですね。
 主人公が「ピアノマンの歌声は明日の力になるって歌っている。
 僕の演奏を明日の力にしてくれる人が
 いればいいなって思って配信しているんだ。」って言うんですね。
 改めて素敵な曲だなって思って、自分のライブでも歌ったし、
 自分もそんな歌を歌うために
 やっているんだなって思えたのも良かったですね。」と話しました。

そんな緒方さんの初の自伝エッセイ『再生(仮)』が4月28日に発売されました。
これまでも自伝エッセイを書くことを依頼されていた緒方さんでしたが、
自分が何者でもないという理由で見送っていたそうで、
今回は『エヴァンゲリオン』が
終わりを迎えたことをきっかけに執筆に取り組んだんだとか。
内容について緒方さんは
「自分がやってきたトライ&エラーの主だったものがほとんど入っています。
 作品の裏話もありますし、業界のセクハラやパワハラ、ジェンダーのこととか、
 自分がキツかった頃の話とかも全部入れています。
 要は皆さんに自分のトライ&エラーを見ていただいて、
 元気を出していただき、挑戦することは
 そんなに怖くないっていうことをお伝えする、
 「俺の屍を越えてゆけ」がテーマの本になっています。」と解説しました。

番組後半回の最後には
毎回クリス・ペプラーが選曲をしていますが、
この日の選んだ曲はJoni Mitchellの「A Case Of You」。

1971年リリースの『Blue』に収録された
オリジナルバージョンと2000年リリースの
『Both Sides Now』に収録されたバージョンでは
Joni Mitchellの声が全く違うこの曲。

変わらぬ美声を保ってきた緒方さんとの
対比で選曲したこの曲はクリス・ペプラーの
好きな10曲のうちに必ず入るそうです。

緒方恵美さんに関する情報はこちらから

さて、次週:5月7日&14日は、詩人の御徒町凧さんをお迎えします。
森山直太朗さんの楽曲共作者として知られる御徒町さんは
これまで、どんな音楽を聴いてきたんでしょうか?
クリス・ペプラー×御徒町凧さんのディープな音楽トーク。お聴き逃しなく!

OMIYA

カズチー
燻製された数の子とチーズが合わさった
プチプチとした歯ごたえがやみつきになる
黒ラベルにぴったりのおつまみ

MUSIC

  • Beautiful World (Da Capo Version)
    / 宇多田ヒカル

  • 再生-rebuild- / 緒方恵美

  • Never, ever
    祈り
    / 緒方恵美

  • Piano Man / Billy Joel

  • One Last Kiss
    / 宇多田ヒカル

  • A Case of You / Joni Mitchell

  • A Case of You / Joni Mitchell

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