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2021.05.28 ON AIR
先週に引き続き、
映像ディレクターの関和亮さんをお迎えしました。
この度、映画初監督作品である
『地獄の花園』が公開されました。
クリス・ペプラーに
ミュージックビデオと映画の違いを尋ねられると...

Perfumeやサカナクションなど、
数多くのミュージックビデオを制作されている関さん。
この度、映画初監督作品である『地獄の花園』が公開されました。
クリス・ペプラーにミュージックビデオと映画の違いを尋ねられると、
関さんは
「単純に尺が長いですよね。
　ミュージックビデオの撮影って1日とか2日なんですよ。
　やっぱり映画はそれの何倍にもなってくるので、
　撮っても撮ってもまだここか、って感じだったので体力勝負でしたね。」
と答えました。
アクションシーンの撮影もあまり経験が
なかったとのことで苦労したとも話しました。
クリス・ペプラーは
「とても旬な女優さんたちが出演されていて、
　その方々がヤンキー口調で演技されていると、
　男性はキュンとなりますよね。最高、最高。」と感想を述べました。

関さんにはリスナーから寄せられた質問にもお答えいただきました。

『関さんにとって映像で感動させるのに必要な事ってなんですか？
　知識や演出のコツなどを教えてください。』

「僕は一応映像の学校に行ったんですけど、
　あんまり知識や理論みたいなことが分からなくて、
　やっぱり感動とか心が動く基準は自分しかないんです。
　自分が面白いと思うかどうかが一番の基準だし、
　自分が面白いと思えば、
　見た人も感動してくれると思うので、そこに尽きると思いますね。」

『ミュージックビデオを撮影する機会が多いと思いますが、
　アーティストの撮りたい画と関さんが撮りたい画、どちらを優先しますか？』

「まずはアーティストさんのやりたいことを優先しますね。
　ただ、僕がやりたいこともやります。
「それもいいね！じゃあこっちもやってみようか！」みたいな感じで。
　ミュージックビデオだと編集のポイントは音楽に合わせていくので、
　その部分はどうしても意見がぶつかることもありますね。
　お互いに意見を尊重しながら進めていく感じです。」

番組後半は、
音楽と映像のコラボレーションにまつわる話からスタートしました。
「音楽を映像で表現する面白いテクニックって最近ありますか？」
とクリス・ペプラーが質問すると、関さんは
「最近はネット配信で、自宅でライブを楽しむ環境になってきているから、
　ネットだからこそ出来る楽しみ方が
　これから出てくるんじゃないかなって思います。
　リモートならではの価値が出てくると面白いのかな。」と述べました。
クリス・ペプラーはSIRUPさんの配信ライブを例に挙げ、
「ライブハウスなんだけど、セットを作ってやったんですよ。
　曲ごとにセットを変えたりしていて、インスタレーションっぽくて、
　すごい面白いなって思いました。」と配信のあり方についても語りました。

「最近注目しているアーティストは？」という番組のアンケートで
関さんが挙げたのは、VaundyさんとYaffleさんのお二人。
若い世代の才能にびっくりしていると話した関さん。
Yaffleさんには以前から注目していたそうで、
今回の映画『秘密の花園』のオープニング曲の制作もお願いしたんだそう。
Vaundyさんに関しては
「単純にファンで、新曲の「しわあわせ」は
　ミュージックビデオも含めて感動ですよね。」と話しました。

映画『地獄の花園』が公開となりましたが、
ここで関さんに今後やっていきたいことをお聞きしました。
「今回映画を撮らせていただいたので、
　続けて2作、3作と作っていきたいですね。
　ヒーロー物とか撮ってみたいなって思います。
　わかりやすく言うとスーパーマンみたいな。
　オリジナルのヒーローを作ってみたいです。
　あ、でも今ビール飲んでるから
　こんなこと言ってるのかもしれないですね。」

番組の最後には、いつもクリス・ペプラーが選曲をするのですが、
この日は関さんが思い入れのある曲を選ぶという流れに。
関さんが選んだのはColdplayの「Yellow」。
この曲をFUJI ROCK FESTIVALで初めて聴いたという関さん。
「昼間のグリーンステージで聴いたんです。
　聴いた時に本当に自然に涙が流れてきたんですよ。
　歌詞とか全然分からないですけど、
　希望の光みたいなのを感じるサウンドですし、
　今の時代もあるので、これを聴いて締められたらと。」
と選曲理由を話し、お開きとなりました。

関和亮さんに関する情報はこちらから

さて、次週：6月4日&11日は、日本のHIP HOPシーンを代表するグループ
スチャダラパーのANIさんをお迎えします。
クリス・ペプラー×ANIさんのDEEPな音楽トーク。
黒ラベルを用意してお楽しみください。