ARCHIVE | SAPPORO BEER OTOAJITO | Every Sat. 18:00-18:54

2021.07.30 ON AIR
今週は、ユニコーンの奥田民生さんをお迎えしました。
奥田さんが普段聴きたいと感じる音楽は、
自身が昔聴いて盛り上がっていた曲なんだそうです。
今でも盛り上がるバンドとして挙げたのは...

奥田さんが前回OTOAJITOに出演したのは2017年。
2012年にはサッポロ生ビール黒ラベルのコマーシャル
「大人エレベーター」に登場し、最近では、
同じくサッポロ生ビール黒ラベルのライブ配信イベント
「the PERFECT LIVE -丸くなるな、星になれ。-」に出演するなど、
サッポロビールとは関わりの多い奥田さん。
クリス・ペプラーにライブの感想を訊かれた奥田さんは
「弾き語り出たんです。Zepp Hanedaだったんですけど、いい空間でした。
　3000人キャパの空間が無観客だとガランとしてるんですけど、
　カメラスタッフの人達もいるし、一緒に出たサンボマスターと
　石崎ひゅーい君とかがライブを見てくれたりして、
　寂しくはなかったですね。」と当日を振り返りました。

話は変わり、クリス・ペプラーは奥田さんに、
昨年子供が誕生したことを報告しました。
クリス・ペプラーは
「長生きせんといかんなという感じ。30代、40代だったら
　いいパパじゃなかったかもしれないけど、
　今、俺すごい良いパパなんですよ。」と話すと、
奥田さんは驚きつつも、「おめでとうございます！」と述べました。

奥田さんは2015年に自主レーベル
「ラーメンカレーミュージックレコード」を立ち上げ、
同じ頃にYouTubeチャンネルを開設し、
レコーディングの様子など様々なコンテンツをアップしています。
奥田さんはYouTubeでの活動について、
「始めた頃は、他のこともやりながら、思ったことをすぐに
　配信出来たりするスピード感が良いと思ってたんですけど、
　コロナ禍になって、ツアーやレコーディングが制限されたので、
　今はYouTubeに力入れてやるしかないのかなって感じになりましたね。
　YouTubeは誰でも出来るっていうのが
　面白いところだなって思います。」と話しました。

「ミュージシャンはコロナ禍で創作意欲が湧いた人と、
　やる気が無くなった人とだいたい2タイプいるみたいなんだけど、
　奥田さんはどうでした？」というクリス・ペプラーの質問に、奥田さんは
「作詞・作曲だけで言うと、少しだけやる気が無くなったんですよ。」と答えました。
コロナ禍のことを考えながら曲を作るということに気が乗らなかったそう。
続けて、
「コロナだから皆頑張ろう！みたいな曲を作るのも、
　俺じゃないなとか思ったり、制作意欲がヘコんでいましたね。」とも明かしました。

そんな奥田さんが普段聴きたいと感じる音楽は、
自身が昔聴いて盛り上がっていた曲なんだそうです。
今でも盛り上がるバンドとして挙げたのはキッス。
初めて聴いたのは中学生の頃で、ギターリフやギターソロがシンプルで、
コピーするのに合っていたんだとか。
今でもリハーサルで
「デトロイト・ロック・シティ」などを演奏することもあると話しました。
他にもフェイセズをフェイバリットバンドとして挙げ、
「とにかく録音状態が良いと思っていて、例えばキッスとかだと
　ハードロック寄りの歪んだ音が多いですけど、
　フェイセズはクリーンでもない中間の音で、
　そういうのがやっぱり歳を取っていくと、
　さらに好きになっていくんですね。」と魅力を語りました。

続けて、YMOの魅力を語った奥田さん。
「中学校の頃は何も考えずに聴いてたんですけど、
　最近になってやっぱりすごいんだなって、改めて思うようになったんです。
　最初はデジタル音楽だと思って聴いていたじゃないですか、
　でもめちゃめちゃアナログですよね。
　もちろんデジタルで同期している部分もありますけど、ほぼアナログだなって思って。
　膨よかで良い音してますよ。」と話すと、クリス・ペプラーは
「過去10年くらいのYMOだと、細野さんはヘフナーのベースを弾いてるんですよね。
　あれがまたアナログ感を出していて良いですよね。」と反応しました。
ちなみに奥田さんが初めて聴いたYMOの作品は
ライブ盤の『パブリック・プレッシャー』だったそうです。

ユニコーンは8月18日にニューアルバム『ツイス島&シャウ島』をリリースします。
（初回生産版はレコーディングドキュメンタリーDVDが付いた
　『ツイス島&シャウ島＆ドキュメン島』）。
そして、8月28日からはライブツアー『ドライブしようよ』もスタートします。
『ツイス島&シャウ島』収録曲で、7月24日に配信リリースされた
新曲「ミレー」は奥田さんが作詞・作曲、ABEDONさんがメインボーカルを務める
ロックンロールナンバーとなっています。この曲について奥田さんは
「リトル・リチャードスタイルの曲で、
　最初は僕が自分で歌おうと思ってたんですけど、阿部の方が声が高くて、
　リトル・リチャード顔負けのシャウトが出るので、
　阿部にボーカルをお願いしたんです。」と新曲の制作裏話を話しました。

さて、ユニコーンの奥田民生さんとのトークは次週：8月6日に続きます。
引き続き、OTOAJITOでしか聞けない、濃厚な音楽談義をお届けします。
皆さんも黒ラベルをご用意して、来週金曜夜11時をお待ちください！

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