8月18日にニューアルバム『ツイス島&シャウ島』をリリースするユニコーン。
「ツイス島とシャウ島はライバルなんですかね?」という
クリス・ペプラーに対し奥田さんは
「「ツイス島&シャウ島」っていうタイトルチューンがあるんですよ。
ストーリーがね、あるところに”ツイス島”っていう、
踊りが好きな人達がいる島があると。
それで、その近くに歌が好きな人達がいる”シャウ島”があって、
「それらが集まってロックンロールが出来たんじゃ。」
っておじいさんが言う、みたいな感じなんです。」と解説しました。
今作ではメンバー全員が作詞作曲を担当し、
ボーカルを含め、楽器パートが曲ごとに入れ替わる内容となっています。
バンドメンバー全員がどのパートも担当出来るということで、奥田さんは
「ドラムの川西っつあんは自分で曲を作って持ってきても、
ドラム叩く気ゼロですからね。民生よろしく!みたいな。」と話していました。
そしてこの日は、ニューアルバム『ツイス島&シャウ島』の収録曲から、
奥田さんが作詞作曲を担当した
「スペースカーボーイズ」がこの番組で初解禁となりました!!!
疾走感のある素晴らしいロックンロールナンバーになっていますので、
是非チェックしてください!
クリス・ペプラーは収録の前に、自宅のバルコニーでひなたぼっこをしながら、
アイズレー・ブラザーズのベスト盤を聴いていたそう。
「ちょうど「ツイスト・アンド・シャウト」も聴いてたんですよ。
なんか最近すごいアイズレーにハマってて、「ビトゥイーン・ザ・シーツ」とか
「ザット・レイディ」とかも聴いてた。」と言うクリス・ペプラーに奥田さんは
「「ビトゥイーン・ザ・シーツ」でアイズレーを知ったんですけど、
これがアイズレーなの?みたいな印象がありました。
ソウル・ファンクっぽいのかなって思ったら、
もう少し土着なロックンロールみたいな感じもあって
曲調がそれぞれ違いますよね。」と話しました。
この流れから、最近はアメリカのヒットチャートの音楽が
日本でヒットするとは限らなくなっているという話題に。
「もう別物になってますよね。昔、ニューヨークに行った時に
ラジオで流れていた曲とか、日本に帰ってきたら一切聴かなかったりしていて、
面白いなって思いました。」と奥田さん。クリス・ペプラーは
「アンダーワールドのツアーマネージャーが、昔はイギリスとかアメリカの音楽は
世界中みんな聴いていて、例えばフェスのヘッドライナーはどこでも
英米のミュージシャンが務めてたんだけど、
今は地元のバンドがやっているって話していて。
まあ、それは当然かって感じなんだけど。」と話しました。奥田さんも
「まあ盛り上がればいいんですけど。」と言いながらも、やはり昔のように
アメリカがすごい場所であってほしいようで、
アメリカで流行っているものが日本に入ってきて、
みんながマネをしていくという状況が好きだったとも話しました。
「今でも許してもらえるなら、パクって生きていきたい。」
と笑いながら話した奥田さん。
近年、アメリカでは盗作にまつわる訴訟が多くなっているようですが、
裁く側が音楽を理解していないこともあるそうで、クリス・ペプラーは
「音楽の歴史が分かる人に言わせると、パクって変異していくのが音楽。
特にポップスはそうだ、みたいになってるんだよね。」と語りました。
続けて、レッド・ツェッペリンを挙げ、
「ちょっと前に「天国への階段」のパクり疑惑で裁判になったけど、
コード進行とかあの辺は、パクりじゃなくて
みんなの共有すべきところだみたいになってたんですよ。」と話しました。
奥田さんは
「僕が好きなアーティストはそういうのが得意な人なんですよ。
いろんなものを取り入れてオリジナルを出す。
やっぱり最初からオリジナルな人は旨味も無いですよ。
まだこれからミュージシャンとして生きていく中で、
こういう発言をしないとやりづらい。パクリ方を見てねって感じ。
だってバレたいんですもん。でも上手く違うところにいったねとか、
そういう技術を評価してほしい。」と語りました。
ニューアルバム『ツイス島&シャウ島』も文字通り、
「ツイスト・アンド・シャウト」をオマージュしたタイトルとなっていますが、
こちらはシンプルなロックンロールアルバムを作ろうというところから端を発し、
メンバーそれぞれのロックンロールの解釈を反映した作品になっているそうです。
そんな奥田さんは今年FUJI ROCK FESTIVALにて、
クリス・ペプラーがMCを務める
ROUTE 17 Rock''n''Roll ORCHESTRAのメンバーとして出演します。
こちらもお楽しみに。
番組の最後はクリス・ペプラーが選んだ曲を聴きながらお開きとなっていますが、
この日は奥田さんのYouTubeチャンネルでアップされている動画
「『カンタンテレタビレ』第23回 WAO!演奏の回」にて、
奥田さんが「カウベルが割れた」という話をされている事にインスパイアされ、
カウベルのサウンドが特徴的なMountainの「Mississippi Queen」を選曲しました。
ユニコーンに関する情報はこちらから
さて、次週:8月13日&8月20日は、
シンガーソングライター・トラックメイカーのAAAMYYYさんをお迎えします。
Tempalayのメンバーとしての活動や、
国内外のアーティストとのコラボレーションなど、
幅広い音楽表現を行うAAAMYYYさんは、
これまでどんな音楽に影響を受けてきたんでしょうか?
次回もお聴き逃しなく!
うずらのたまご
クリス・ペプラーが用意したおつまみは
かつお風味でコクのある"うずらのたまご"
黒ラベルとも相性バッチリ!
ミレー / ユニコーン
スペースカーボーイズ / ユニコーン
Twist and Shout / The Isley Brothers
Between the Sheets
/ The Isley Brothers
That Lady / The Isley Brothers
Skate
/ Bruno Mars, Anderson .Paak, Silk Sonic
Taurus / Spirit
田舎へ行こう! Going Up The Country
/ 忌野清志郎
Mississippi Queen / Mountain
この日のトークを受けて
クリス・ペプラーが選んだ1曲!